Intense Rock

エレキギター関連の機材の自作

DIY Guitar Preamp TEST

2012年12月26日 | DIY Effector


その後、さらにセッティングを煮詰めてみました。

まず、Power Ampとして使用している22caliberのBright Switchが入ったまんまでしたのでoff。ちなみにonにすると耳障りなPresenseではなく、10khzくらいが持ち上がるみたいです。Hi Midの部分なので、状況によってはスカスカな感じがでてしまうかも知れませんが、耳障りにならずにCleanやCrunchだと抜けの良さに繋がるかも知れないので一概に悪いとは言えないですね。

今回のClean Channelは、Dirty channel,Lead channelとの音量差を解消するため、通常のClean preamp circuitよりもGain Upしてます。どちらかというとCrunchという感じです。
Humbuckerクラスだと歪んでしまいます。Single Coilでも強くPickingすると歪むので、Input Trimが必要かも。Neck Pickupで弾くと良い感じです。

Dirty Channelは、Boost Circuitのおかげで歪みは十分だと思いますが、低域と中域がもう少し欲しい感じです。
Lead Channelは、前回の動画からかなり苦労したので、大分よくなったと思うのですが・・・こちらは前回の動画では、Boost CircuitをOffにしてましたが、今回はOnです。歪みは十分な感じです。
段間の減衰に470kと470kの抵抗を組み合わせますが、通常470pFと470kの組み合わせで一種のHigh-pass filterを形成するのですが、ここを0.0068uFを付けてます。結構良い感じにGainがUpしてくれるのですが、Wahの半踏みっぽい不自然なMidにもなります。このため、Controle KnobのMiddelを下げ気味にする必要があります。

撮影は今回もSonyのハンディカムの2mくらいのOff Micです。SM57も持っているのですが、Mixerをsetするのが面倒くさくて・・・
また演奏がへたくそなのもご容赦ください。後半のリフはwebでtab入手してちょびっとだけ練習しただけなので、そもそもちゃんとした演奏になっていないし・・・

さて、前回の動画の最後でもネタばらししましたが、このPreampは真空管ではなく、J201を使ったTransistorのPreampです。回路の細かい解説は後日にアップしますが、J201の歪みモノはこれまでもいくつか作成しましたが、特徴を簡単にいうと、

○高域の歪みは、真空管の歪みに近くすることは何とか可能(かな?)
○低域の歪みは、ぶちぶちと汚い歪みになってしまう。

という感じでしょうか。
歪みに対して余裕のあるCleanならば大きな問題はないですが、Crunch以上のToneの場合、低域が歪み始める直前までGainを調整する必要はあります。結果、Transistorの場合は、どうしてもEdgeが強調された抜けが良い、が低音の迫力があまり感じられないサウンドになるのでしょうか。ズンズンした感じを出すのは難しいというのが正直なところ。

今回のSetupは、自作TransistorPreamp→TC.electronics G-major2→22 caliberという直列の流れなので、G-major2で低域をBoostという最終手段があるので、まぁ最後は出音がよければいいかな、気もしてます。
現時点では、Preamp,Multi Effector,Power Ampと4U Rackで収まり、しかも片手で持ち運び可能となってます。Preampはやろうと思えばStomp Sizeも可能なので、Nova System+22caliberにすればPedal Boardでの運用も可能でしょう。ただし、音のショボさをごまかすためにはstereo/2wayは合った方が良いかも。

さて、実はまだ、Relay Switch Circuitに着手してません。LEDとの連動もあり、面倒くさくてなかなか半田ごてを握る気になりません(泣)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿