VPI職業興味検査は160種類の職業名が命です。
この160種類の職業は著作権に守られていますので、そのまま表記したり、転載することもできませんし、自分で印刷して利用することも禁止されています。
かつて5年ほど前、VPI職業興味検査のコンピュータ版がありましたが、著作権の関係で、今では使用されていません。
この160種類の職業も時代に合わせて、日本の状況に合わせて替えてあります。VPI職業興味検査第2版と、VPI職業興味検査第3版の違いは
RIASECの順番を変えたのと、
一部の職業名を差し替えたことです。
この改訂作業だけでも大変ですが、最初に160の職業を選定したときには膨大な作業量と時間がかかりました。
職業名はなんでも良いわけではなく、ある条件を満たす必要があります。
誰もが好む職業名は不可(誰もがYに○なので意味がない)
誰もが嫌う職業名は不可(誰もがNに○なので意味がない)
好きと嫌いが適度に分布し、傾向の違うグループ同士では、違うカーブを描く
という職業を、統計的に検証しながら、選んでいくという気の遠くなるような作業が不可欠なのです。
たとえば、最終的に160種類の職業に絞るためには、候補として、300種類ピックアップしたとします。
それぞれの仕事に携わっている人の傾向を探るために、一つの職業に携わっている人を3000人集めて、その職業の持つ傾向を判定します。そして、どの職業に対する興味がその集団は全体として持つか、300の中から適切な160の組み合わせはどれか、を選び出します。
これを、それぞれの候補職業について検証します。
300種類×3000人=900,000人分のデータ処理が必要。
これが、何回か繰り返されながら、6つの分野、職業を割り振る、明らかな傾向が出るように調整する、といったことが行われているのです。
また、いったん160種類の職業が決まり、検査の結果が蓄積していくと、継続性を保証するためには、簡単に職業名の組み合わせを変えることは、できません。信頼性が疑われることになりますので。
ということで、VPI職業興味検査に採用されている職業名は、やや古いイメージを受けますが、簡単に最近の職業名に差し替えるわけにはいかないのです。
このVPI職業興味検査に記されている、著作権の年代は、1965年になっています。これは日本語版ですから、アメリカの元の版はそれ以前になり、すでに50年以上が経過しています。この間に職業に対する考え方は大きく変化し、特に家業というイメージはなくなり、サラリーマンという働き方が、定着した時代でもあります。親の仕事を次ぐという考え方が大きく変化した時代でもあります。
それでは、VPI職業興味検査以外に、最新の信頼のおける『職業適性検査』が有るかというと、無いのが現状です。民間等で実施されている『職業適性検査』も、ホランドの考え方を踏襲しているものが大部分です。
そんな中で、コンピュータで実施が可能な方式にしたものが、JIL(独立行政法人労働政策研究・研修機構)で開発した、キャリアインサイトがあり、キャリアマトリックス(今年度配布予定)があります。
JIL(通称ジル 独立行政法人労働政策研究・研修機構)はVPI職業興味検査の日本語版の開発元(日本版著者)でもあります。
JIL(独立行政法人労働政策研究・研修機構)
※2002年4月改訂[第3版]の主な内容
【問題・回答用紙】
● 問題項目である職業名について再調査し,再標準化することにより,信頼性・妥当性を改良しました。
● データ分析に基づき,新たに11の職業名を差し替えました。
● 採点要領についての解説を簡略化し,受検者による自己実施をしやすくしました。
● 問題・回答用紙と採点用紙の接合部分を糊付けに変えて,判型をA3判にしました。
この160種類の職業は著作権に守られていますので、そのまま表記したり、転載することもできませんし、自分で印刷して利用することも禁止されています。
かつて5年ほど前、VPI職業興味検査のコンピュータ版がありましたが、著作権の関係で、今では使用されていません。
この160種類の職業も時代に合わせて、日本の状況に合わせて替えてあります。VPI職業興味検査第2版と、VPI職業興味検査第3版の違いは
RIASECの順番を変えたのと、
一部の職業名を差し替えたことです。
この改訂作業だけでも大変ですが、最初に160の職業を選定したときには膨大な作業量と時間がかかりました。
職業名はなんでも良いわけではなく、ある条件を満たす必要があります。
誰もが好む職業名は不可(誰もがYに○なので意味がない)
誰もが嫌う職業名は不可(誰もがNに○なので意味がない)
好きと嫌いが適度に分布し、傾向の違うグループ同士では、違うカーブを描く
という職業を、統計的に検証しながら、選んでいくという気の遠くなるような作業が不可欠なのです。
たとえば、最終的に160種類の職業に絞るためには、候補として、300種類ピックアップしたとします。
それぞれの仕事に携わっている人の傾向を探るために、一つの職業に携わっている人を3000人集めて、その職業の持つ傾向を判定します。そして、どの職業に対する興味がその集団は全体として持つか、300の中から適切な160の組み合わせはどれか、を選び出します。
これを、それぞれの候補職業について検証します。
300種類×3000人=900,000人分のデータ処理が必要。
これが、何回か繰り返されながら、6つの分野、職業を割り振る、明らかな傾向が出るように調整する、といったことが行われているのです。
また、いったん160種類の職業が決まり、検査の結果が蓄積していくと、継続性を保証するためには、簡単に職業名の組み合わせを変えることは、できません。信頼性が疑われることになりますので。
ということで、VPI職業興味検査に採用されている職業名は、やや古いイメージを受けますが、簡単に最近の職業名に差し替えるわけにはいかないのです。
このVPI職業興味検査に記されている、著作権の年代は、1965年になっています。これは日本語版ですから、アメリカの元の版はそれ以前になり、すでに50年以上が経過しています。この間に職業に対する考え方は大きく変化し、特に家業というイメージはなくなり、サラリーマンという働き方が、定着した時代でもあります。親の仕事を次ぐという考え方が大きく変化した時代でもあります。
それでは、VPI職業興味検査以外に、最新の信頼のおける『職業適性検査』が有るかというと、無いのが現状です。民間等で実施されている『職業適性検査』も、ホランドの考え方を踏襲しているものが大部分です。
そんな中で、コンピュータで実施が可能な方式にしたものが、JIL(独立行政法人労働政策研究・研修機構)で開発した、キャリアインサイトがあり、キャリアマトリックス(今年度配布予定)があります。
JIL(通称ジル 独立行政法人労働政策研究・研修機構)はVPI職業興味検査の日本語版の開発元(日本版著者)でもあります。
JIL(独立行政法人労働政策研究・研修機構)
※2002年4月改訂[第3版]の主な内容
【問題・回答用紙】
● 問題項目である職業名について再調査し,再標準化することにより,信頼性・妥当性を改良しました。
● データ分析に基づき,新たに11の職業名を差し替えました。
● 採点要領についての解説を簡略化し,受検者による自己実施をしやすくしました。
● 問題・回答用紙と採点用紙の接合部分を糊付けに変えて,判型をA3判にしました。