グーグルが表計算ソフト MSの独占に挑戦 (共同通信) - goo ニュース
遂にやりましたね。
Sun(サンマイクロシステムズ)のオープンオフィス(別名スターオフィス)とGoogleのAjax(エイジャックス)テクノロジーの提携が発表された時から(2005年10月)、いつかいつかと待っていましたが、遂にやってくれました。本当は、ワードからやって欲しかったんですが。
提携に関わるいきさつについては
SunとGoogle、“対Microsoft”を匂わせる戦略的提携
が詳しい。
現在のワードが日本語ではあまりにも使いにくいのです。何とか別のワープロソフトが割り込んで欲しかったんです。その突破口として大いに期待していたので、エクセルからはいるのではなく、本当はワープロの方からはいればインパクがおおきい。
・・・私の本心としては、このどさくさに紛れて、一太郎にがんばって欲しいんですが。
ワードを使っていて不便なところは、山ほどあります。ところがはじめからワードを使っている人は、その不便さに気がつかない。不幸なことです。
その不便さは、全て一太郎ではいとも簡単に処理できるのに、ほとんどの人がそれに気づいていないというのはもったいない話です。日本語処理は日本生まれのワープロに限ります。
不自由さを忍んでアメリカ生まれのワードを使う必要は全くありません。ただ、それを知らないだけなんです。
だから、本当はGoogleには、Web版のワープロソフトとしては、ワードと、一太郎どちらでも使えるようにしてもらえれば理想的です。
そのためには両方のソフトが、ファイルレベルで完全な互換性が保証されることが必要なんですが、そうなれば、ワードを使う意味は全くなくなります。そうなって欲しい。
この辺の対抗策として、マイクロソフトでは、2007オフィスのベーター版では、互換性を敢えてはずしています。現在ベーター版は、マイクロソフト社のホームページからダウンロードが可能です。拡張子も変更になっています。
あまりに高くなったソフトの値段が、このあたりで、再検討されるきっかけになれば、それはそれで有り難いことです。
マイクロソフトの牙城はどうなるんでしょう? 本当に崩せるんでしょうか。
グーグルとサン・マイクロシステムズとの提携に関わる部分にについて
グーグル Google
既存のビジネスを破壊する
佐々木 俊尚 著
文春新書 501
本体760円+税
において、
『ひょっとしたら使いやすいオフィスソフト「グーグルオフィス」が登場して無料で、しかも気軽にインターネット上で使えるようになるかもしれないーーー人々は、そう期待したのである。
・・・・・・・
この戦いが今後どうなるかは、まだわからない。』
グーグルマップの驚異 p47~p48
「王国が崩壊する」p48~p50
と記されている。