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VPI職業興味検査(8)=年齢制限あり、20歳から35歳位まで

2006年04月25日 | 実践VPI職業興味検査ノウハウ
また、検査をする人の検証も必要になります。どんな検査対象に対して有効な検査になるのか、20代の人と、30代の人と、40代の人と、50代の人と、同じ検査を受けても、当然同じ職業を目指す人でも、数値は変わってきます。

そこで、問題になるのが、VPI職業興味検査はどんな層に対して標準化されているかです。

これは余り書かれていませんが、日本の場合

 大学生3000人の被験者

で標準化されています。それぞれのデータは、3000人の大学生の傾向をバックデータとして、解説されています。つまり、

  → 職業経験はないが、ある程度職業に対する知識は持っている大学生

というのが一番厳しく見た場合の対象者ということになります。

幅を広げても、VPI職業興味検査は、「大学生・大学院生・短大生・専門学校生」が検査を受ける場合は、いちばん信頼性が保証されます。

中学生、小学生は、職業理解が進んでいないということで、検査対象からはずれるのです。→職業レディネステストが用意されています。

社会人も、余り年を経ると数値がはずれてきますので、使いにくくなります。概ね35歳ぐらいまでという制約は、こんな理由から出てくるのです。

VPI職業興味検査は、概ね20歳から35歳位の人を対象としているのです。

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私は、実際は35歳以上の人にも受検してもらっています。時には60歳超の人も。

理由は、他に適切な「職業興味検査」がないからです。完全にはずれるわけでもないので、傾向を大雑把にとらえるには、十分使えるという判断です。

この場合は、今まで経験してきた職業が、適職として出てくるケースが多くなります。

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しかし、何も考慮せずにただ機械的に、誰にでも実施しているケースも多いかと思います。


この制約をを解決するために、つまり年齢制限をはずした職業適性検査が今年度から使えるようになります。

それは、『キャリアマトリックス』です。現時点では、まだ試験的に使われていますが、今年度中(18年度中)には実用化される予定です。

『キャリアマトリックス』は完全にWeb対応になっています。インターネット上で、誰でも利用できます。

期待してください。

『キャリアマトリックス』は現時点では、それぞれのハローワークで試験的に利用できるようになっています。しかし、どこでもできるかというと、対応できないところもあると思いますので、予め確認してからにしてください。

ハローワーク長野では、『キャリア形成相談コーナー』で検査を受けることが可能です。お問い合わせください。




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