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男のおしゃれ&キャリア・コンサルタント

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産業カウンセラーの活躍場所はあるのか?

2006年04月05日 | キャリア・コンサルタント
産業カウンセラーの活躍場所はあるのか?

産業カウンセラーの資格を取っても、果たして活躍の場があるのかというのは、産業カウンセラーを目指す人にとっては、気になるところです。

長野県内で、産業カウンセラーの資格を持っている人は、500人ぐらいかと思いますが、この資格を活用している人はそれほど多くはありません。

ハローワークの非常勤で勤める人、人材派遣会社に勤める人、リクルート関係の会社に勤める人、NPOで活躍する人、などですが、同じ会社に勤める人でも、産業カウンセラーの資格を持っていない人も同じ位います。産業カウンセラーの資格は必ずしも必須ではありません。

こんなホームページを見つけました。参考にしてください。
東京のハローワークで働くキャリア・コンサルタントの皆さんの持っている資格です。

産業カウンセラーとキャリア・コンサルタントの資格を中心に所有していることが分かります。

東京のハローワークで働くキャリア・コンサルタント


キャリア研究会の4月研究会

2006年04月04日 | キャリア・コンサルタント
キャリア研究会の4月の研究会の日程が決まりました。

テーマ1 「業務フロー型自己棚卸しによる再就職支援状況について」
発表者   青戸ワークプラザ再就職プランナー  永田 望氏 
テーマ2 「若年者への就労支援の実践」
発表者   元ヤングジョブスポットアテンダント  田中秀幸氏

日 程  2006年4月22日(土曜日)

です。詳しく下記のホームページを参照ください。



<キャリア研究会のホームページ>

キャリア研究会のホームページ


<キャリア研究会の4月の研究会日程>

キャリア研究会の4月の研究会日程


生産過剰で生乳1千トン廃棄

2006年03月26日 | キャリア・コンサルタント
牛乳100万本廃棄 「太る」印象、消費者敬遠 牧草スクスク、生産過剰

 高カロリー・高脂肪のイメージで健康ブームに乗り遅れた形の牛乳が大量に余り、廃棄処分される異例の事態になっている。「ホクレン農業協同組合連合会」では十八日から、千トン(一リットルパック百万本相当)の廃棄を始めた。昨夏の猛暑で牧草の生育が良好で生産過剰になり、飲料として余った牛乳を加工処理する工場がフル稼働しても追いつかない状況だ。さらに今後は春休みで給食がなくなり消費が激減、合計一万トン以上が廃棄処分される可能性が高い。

 ホクレンは北海道内三カ所の工場で、月内をメドに約二千万円かけて千トンの廃棄処分を始めた。「こんなことは初めて。もったいないし、残念」と板東寛之酪農部長。農水省によると、ホクレンのような大規模生産者団体の廃棄は初めて。

 乳牛四百五十頭を抱える北海道豊頃町の「Jリード」(井下英透代表)では今月初め、二十八トンを廃棄した。一リットルパック二万八千本に相当する量だ。二月まで一日十二トンだった出荷量を今月から五トンに減らされた。「それでも廃棄処分せざるを得なかった」と井下代表は話す。ほかの農家も同様という。

 牛乳の消費量は平成十六年から、前年比3%を超える減少が続いている。栄養豊富=太るという誤ったイメージが先行、他の健康飲料に押されている。百世帯当たりの対前年同期比で、豆乳108%、茶系飲料104%、スポーツドリンク111%、ミネラルドリンク106%と他の飲料が伸びているのに対し、牛乳だけが93%と大きく落ち込んだ。

 日本酪農乳業協会では「対策が遅れたのは確か。イソフラボンやカテキンのように、大人に飲んでもらえるように健康に直結するイメージ作りで消費を拡大したい」とPR活動の必要性を訴えている。

 これに対し、生産は昨年九月から前年比増に転じた。牛乳は飲料として消費されなかった場合、脱脂粉乳やバターに加工される。現在、北海道などで一日五百トン以上の牛乳を全国の工場に分散させ、フル稼働で処理している。

 しかし、脱脂粉乳からの加工品のうち56%を占める加工乳が十二年の雪印食中毒事件以降、急減し、昨年は事件当時の七割以下。バターも用途の30%に当たるパンの需要が十三年から前年割れを続け、在庫が積み上がっている。脱脂粉乳とバターを合わせた在庫は、一月現在で十一万トンと適正の二・五カ月分を上回る六カ月分に膨らんだ。

 今後はさらに深刻だ。暖かくなるにつれ、一頭当たりの乳量が増加。北海道では三月から四月にかけ、過去最高の生産が予想され、そこに小中学校の春休みも重なる。消費量全体の10%を占める給食が二週間以上なくなり、その時期だけで四万トン以上の牛乳が余ることが予想されている。

 生産者団体のJAなどは急遽(きゅうきょ)、余った牛乳を子牛に与えたり、高齢の牛を食用に回すことなどを呼びかけたりしているが、「減産といっても、工場と違い搾乳は休むわけにはいかない。乳房炎などの病気になってしまう。牛は生き物で蛇口じゃない」(井下代表)との反発は強い。

 ホクレンでは春休み中、道内のスーパーなどで一リットルパックに二百ミリリットルパックのサービスを行う。板東部長は「厳しいのは分かっているが、これ以上の廃棄はしないよう最大限の努力をする」と話す。

 農水省生産局畜産部では「現在でも加工工場が手いっぱいで綱渡りの状態だ。今後、減産がうまくいくかは不透明で危機的状況」としている。

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実は牛乳に関しては、これ以外にも多くの問題点がある。

小中学校の学校給食の場では、牛乳は毎日全員に提供されている。この牛乳が余っているのである。その量が半端ではない。特に冬の季節はとんでもない量が余っている。

比較的保存がきかないので、その日の分はその日に処分してしまわなければならない。

その結果どういうことが起こるかというと、昼休みが終わると、何十本・何百本もの牛乳瓶の中身がじゃぶじゃぶ捨てられることになる。

こんな異常な光景が、すべての小中学校、全国の小中学校で行われている。ごく日常的な光景でもある。多少の心の痛みを感じながらも、たいして異状であるとは思わずに行われているのである。



東京3日目

2006年03月19日 | キャリア・コンサルタント
朝9時40分から午後5時までセミナーに参加しました。
第2回キャリアコンサルタントセミナーです。
宮城まり子さんの講演を始め分科会等もりだくさんの内容でした。
このてのセミナーでいつも感じることですが、導入で終わってしまい本論に進む前に時間切れでもやもやが残ってしまうことです。今回も少々欲求不満気味です。
入門編ではなく、もう少し上の話題が欲しいと思った次第です。

東京2日目です

2006年03月18日 | キャリア・コンサルタント
今、池袋のジュンク堂書店でコーヒーを飲んでいます。東京に来ると池袋での仕事が中心なので、いつもジュンク堂書店には立ち寄ります。
ジュンク堂という名前の由来は工藤淳さんつまりクドウ ジュン→ジュン クドウ→ジュンク ドウ→ジュンク堂というわけです。
ここに来るといつも本を買いすぎてしまいます。 

東京に出張です。

2006年03月17日 | キャリア・コンサルタント
1か月ぶりに東京に出張です。
1年間の総括と、来年度へ向けての英気を養おうという趣旨の、会議および懇親会です。
相変わらず、形式だけの会議とただで飲める飲み会の組み合わせという古典的なものです。でもまあケジメを付けて次に進むためには、一番手っ取り早い方法ではありますが。

筋トレ介護予防1割延期

2006年03月14日 | キャリア・コンサルタント
介護予防 1割延期 県内は4村

厚生労働省は13日、市町村や広域連合など介護保険を運営している保険者の1割が、4月から始まる筋力向上トレーニングなど新たな介護予防事業を2007年4月以降に延期するとの見解を明らかにした。長野県内でも下高井郡野沢温泉村、同郡木島平村、下水内郡栄村、南佐久郡北相木村の4村が延期する。

同省は、新介護予防の中核となる地域包括支援センターの設置が社会福祉士などの専門職を確保できずに間に合わないことや、介護予防事業者の不足などが要因と見ている。事業開始の延期が認められているのは07年度末までで、それまでにセンター設置などを進めなければならない。県内4村によると、いずれもセンター設置に必要な専門職が間に合わないといい、07年4月の事業開始を目指している。

厚労省は、今年1月末、すべての保険者(05年4月現在で2140)の準備状況について、都道府県を通じて調査。北海道は3割近くが延期を予定しているという。

介護予防は、介護の必要性が比較的軽い要支援1,2の人が対象。ケアプランは保健師、社会福祉士、一定の経験を積んだケアマネジャーの配置を義務付けた地域包括支援センターが決めることになっており、センターの設置は必須要件となる。

ただ小規模な市町村ではこれらの専門家の確保が難しい情勢。また、今までのサービスより報酬が低い介護予防事業への参入が見込めず、準備が整わないケースもあるという。

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予防介護は、介護保険見直しの目玉である。老人に筋トレが、適切であるかどうかを含めて、これからどう展開されるのか、見ものではある。

また、試験の難しさの割には、実用性がないといわれていた、社会福祉士が登場するのも驚きである。

筋肉向上トレーニングの効果などについては

高齢者筋肉向上トレーニングの効果

を参照。

また、トレーニングを指導するのが、介護予防運動指導員である。
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介護予防主任運動指導員養成事業
介護サービスやフィットネス事業所などに勤務する、理学療法士やホームヘルパーなど一定の資格者に老人研が研修を実施し、新たに介護予防主任運動指導員資格を認定。平成17年度末までに約200人を養成します。(開始時期については調整中です)
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この介護予防運動指導員については、

介護予防主任運動指導員養成事業

に詳しい。





心理検査ガイドブック3部作(雇用問題研究会)

2006年03月12日 | キャリア・コンサルタント
雇用問題研究会が発行する、心理検査ガイドブック3部作については、次のようになっています。


■キャリア教育のための心理検査活用のガイドブック(学校・教育機関向け)
 
『キャリア・インサイトによる個性理解』室山晴美 著
       2006年2月 初版発行
       A4判 154ページ カラー
       定価 1,470円(本体1,400円)

「キャリア・インサイトVer.2.10」の使い方と解釈についての手引き------------

「キャリア・インサイト」は利用者自身がコンピュータを使ってセルフヘルプで使える手軽なシステムとして、発売以来多くの教育機関や相談機関で活用されています。その反面、「キャリア・インサイト」を活用する相談機関等の担当者は、システムがどういうものなのかを理解し、利用者からの質問にも適切に答えられるだけの準備が必要です。この解説書では、検査の内容、実施、取り扱いに対する正確な知識が得られるよう豊富な事例をもとに詳しく解説しています。

<目次>
第Ⅰ部:利用のための基礎知識
第Ⅱ部:各機能の使い方と解釈のポイント
第Ⅲ部:プロフィール解釈の実際
第Ⅳ部:キャリア・インサイトの理論的背景
付録:システム利用に関するQ & A



■キャリア教育のための心理検査活用のガイドブック(学校・教育機関向け)



『働くためのキャリア教育カリキュラム
――働くことを知り、見つけ、職業につき、その中で成長する――』
    キャリア教育カリキュラム研究会 編
       2005年9月 初版発行
       A4判 114ページ
       ワークシート(生徒用別冊)48ページ
    定価 1セット(ワークシート付き)1,000円
    ワークシートのみ200円

厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)、職業レディネス・テスト(VRT)、職業ハンドブックOHBY、職業データベースなどのキャリア形成支援ツールを系統的・段階的に配列し、関連づけながら実施できるように構成したキャリア教育のカリキュラムです。具体的な学校教育の授業の中で展開でき、進路学習の授業計画に実践的に役立ちます。
各生徒用に別冊ワークシートをご用意しています。

<目次>
1 オリエンテーション
進路学習ガイダンス
2 適性理解
自分についてもっと考えてみよう
3 適性理解
「新版職業レディネス・テスト」を使って自分の職業興味の世界を調べよう
4 適性理解
「新版職業レディネス・テスト」の結果を使って自己理解を深めよう
5 適性理解
「職業ハンドブックOHBY」を使って適職探索をしよう
6 情報
「職業ハンドブックOHBY」の『ジョブタウン探検』で職業を調べよう
7 適性理解
「職業ハンドブックOHBY」の『キーワード探索』から職業、興味・関心をチェックしよう
8 情報
「職業ハンドブックOHBY」にある職業を分類しよう
9 情報
「職業データベース」を使って職業の世界を研究しよう
10 情報
「職業ハンドブックOHBY」の『職業パノラマ』を使って職業の世界を探ろう
11 適性理解
「一般職業適性検査」を使って自分の個性の生かされる職業の世界を調べてみよう
12 進路設計
キャリアプランを考える
13 選択決定
選択基準としての職業観・勤労観
14 価値
就業体験を通して職業観を養おう



■キャリア教育のための心理検査活用のガイドブック(学校・教育機関向け)

『VPI利用者のための職業ガイド』VPI研究会 著
      2005年6月 初版発行
      A5判 40ページ
      定価 250円(本体239円)

自己理解・職業選択を支援するVPI職業興味検査の結果をさらに生かすための解説書。
受検者自身が、結果から学んだ自己のイメージを豊かにし、キャリア・プランニングや進路選択をする上で大切な自己理解や職業理解が深められるよう、利用者の立場に立った具体的な解説や豊富な職業情報を提供します。「結果の見方・生かし方」と併せてご利用ください。

<目次>
第1章 VPIで分かること・できること
1 興味から職業の世界へ
2 効果的な職業探索
3 相性のよい領域・職業
4 ホランドの研究を利用する
第2章 「結果の見方・生かし方」の活用法
1 プロフィールを作成する
2 ワークシートを使って整理する
第3章 結果の解釈で困ったら
1 興味領域尺度と傾向尺度の関係は?
2 興味パターンが判定できない!
(1)こうした結果からわかることは何か
(2)こうした結果を前提に、さらに新しい情報を得るにはどうしたらよいか
3 職業コードがない!
第4章 興味・職業調べからキャリア・プランニングへ
1 VPIの結果の確認
2 進路選択・職業選択に関する情報の収集
3 キャリア・プランニングのすすめ
第5章 職業コード集
1 掲載職業数の内訳
2 掲載情報の内容
3 掲載職業の選定基準
4 利用上の留意事項
5 文献
6 職業コード
・職業コード[ホランドコード別]
・職業名さくいん

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以上のような内容になっています。最初の「『キャリア・インサイトによる個性理解』室山晴美 著」は今年の2月に発売された最新版です。私もまだ見ていませんが、それ以外の2冊は、おもしろい内容になっています。興味のある方は、雇用問題研究会宛お問い合わせください。

雇用問題研究会のホームページ

雇用問題研究会

心理検査関係一覧のホームページ

雇用問題研究会心理検査一覧


です。









厚生労働省が編集協力する雑誌とは

2006年03月12日 | キャリア・コンサルタント
「厚生労働省が編集協力等を行っている」主な出版物としては

厚生労働    医療関係(月刊誌)
職業安定広報  職業安定所関係(月2回発行)
労働基準    労災など労働基準局関係(月刊誌)

があります。

この中で「職業安定広報」は職業安定所に関わる内容になっています。

厚生労働省

職業安定広報 バックナンバー案内

最新号は2月21日号ですが、内容は次のようになっています。

職業安定広報2/21号 目次

特集●利用者の視点に立ったハローワーク  
・ハローワークサービスの改善 総点検の実績と今後
職業安定局公共職業安定所運営企画室 2
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サービス改善に向けて 具体的な取組み事例  
・ハローワークサービス! きっかけはコンビニ!!
群馬労働局職業安定部 3
・自分に厳しく
石川労働局職業安定部 5
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しごとインタビュー 大江亜里朱氏 大江ありす行政書士事務所主宰 行政書士 6
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ある職業相談 引き継がれる相談記録票
ハローワーク菊池(熊本労働局)就職支援部門 雇用指導官 井上政実 8
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地域雇用対策レポート47 佐賀県 10
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ハロー通信 障害者雇用促進就職面接会を開催!! 千葉労働局職業安定部 15
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カタカナの市と面接会を開催 ハローワーク甲府(山梨労働局) 16
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「雇用推進行労使会議チャレンジしが」を開催 滋賀労働局職業安定部 17
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「高年齢者雇用確保措置」導入指導の加速化へ ハローワーク倉敷中央(岡山労働局) 18
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「労働者派遣・請負適正化キャンペーン」を終えて 大阪労働局 19
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キャリアカウンセリングの現場から 不安と向き合うキャリアOne 代表 水町真樹子 22
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職業安定行政速報 23
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リレーで綴るハローワーク紀行313 ハローワーク前橋(群馬労働局) 24

この雑誌は、定期的に職安の内部で回覧されています。そして、この雑誌の編集は、雇用問題研究会が担当しています。

雇用問題研究会


「キャリアカウンセリングの現場から」は隔月感の連載コラムですが、内容を読むことができますが、内容は雇用問題研究会のホームページで確認できます。

キャリアカウンセリングの現場から

雇用問題研究会は、GATB厚生労働省編一般職業適性検査 (General Aptitude Test Battery: GATB)やVPI職業興味検査などの各種心理検査の発行・発売元です。

※仕事の遂行能力や適性の有無を調べる
  厚生労働省編 一般職業適性検査 [進路指導・職業指導用]
※仕事に対する興味・関心や自信の程度を調べる
  新版 職業レディネス・テスト
※仕事ぶりや作業意欲の状態を調べる
  KN式クレペリン作業性格検査 [進路指導用]
※最新の職業選択理論に基づくキャリア・ガイダンス用検査
  VPI職業興味検査 [第3版]
※自己理解・職業選択を支援するコンピュータ・システム
  職業適性診断システム キャリア・インサイト

他にガイドブックとしては、キャリア教育のための心理検査活用のガイドブックとして

※キャリア・インサイトによる個性理解(最新刊 2006年2月 初版発行)
※働くためのキャリア教育カリキュラム(CECW) (2005年9月 初版発行)
※VPI利用者のための職業ガイド(2005年6月 初版発行)

が発行されています。
この3部作は結構利用度が高いものです。(つづく)


そば打ち達人を増やそう

2006年03月11日 | キャリア・コンサルタント
中南信のグループ 安曇野と諏訪で教室

中南信地方のそば打ち愛好家でつくる「信州そばアカデミー」(事務局・塩尻市)は3月から、安曇野市と諏訪市で、一般参加者を対象にしたそば打ち教室を始めた。そば打ちの「達人」を増やし、信州そばの振興につなげようと初めて企画。2007年から団塊の世代が退職することから、定年退職者の参加を念頭に、そば打ちのすそ野を広げたい考え。

アカデミーは、昨年11月に福井市で開いた「全日本素人そば打ち名人大会」に合わせて、県予選の主管団体として発足。約30人が所属している。

教室では、同大会優勝者の赤羽章司さん(57)=塩尻市=が指導。そば打ちのこつを学ぶ。同大会の予選突破か、全国麺(めん)類文化地域間交流推進協議会が認定する「素人そば打ち段位」取得のいずれかを目指すことが受講の条件だ。赤羽さんは「『信州そば』は全国的なブランド。そば店だけでなく、アマチュアのそば打ち技術も高めたい」と意気込む。

安曇野市金鳥川の農園でこのほど開いた第1回の教室には、松本地方から4人が参加。そば粉を練ったり、のし棒で延ばしたりするそば打ちの手順を一通り学んだ。4日には諏訪市内の製粉会社でも開いた。

教室は、両市でそれぞれ月2回開催。受講料は一人一回5千円で、定員は各回9人。アカデミーは今後、松本、塩尻や北安曇郡白馬村でも順次開講する計画だ。

申し込みは、電話かファックスで赤羽さん(0263-54-2943、ファックス兼用)へ。

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そば打ち素人名人の赤羽さん 飽くなき追求
2006年03月05日

 そば切り発祥の地ともいわれる塩尻市に、そば打ちの「素人名人」がいる。松本歯科大学職員の赤羽章司さん(57)。つなぎの小麦粉を一切使わない、そば粉100%の10割そばにこだわる。そばの実まで自ら栽培するなど、香りと味への飽くなき追求が続く。(鈴木拓也)
 1月半ば、安曇野市でそば打ち愛好者30人を集めた講習会が開かれた。講師として招かれた赤羽さんは、自宅から持参したそば粉を木鉢に移し、水をつぎ足しながら両手で八の字を描くように混ぜ始めた。
 「風味、食感、つながりに影響する一番のポイント」。10分以内に素早く、そば粉の水分を均一にさせるように心がける。手や腕に頼らず、全身を上下左右に揺らす。そば粉は、つやのいい玉状に変化した。
 粘りの出たそば玉をめん棒で薄く広げた後、生地の厚さと同じ1・5ミリ間隔で切る。「正方形が一番食べやすい」。細切りのそばのゆで時間はわずか30秒。風味豊かな腰のあるそばを口にした受講生から、拍手がわき起こった。
     □    
 信州育ちの赤羽さんだが、そばは「味気ない」と、ほとんど口にしなかった。転機は10年前。友人が打った10割そばを食べ、魅了された。
 自宅にあったステンレス製のボールや家庭用の包丁を使い、初めてそばを打った。「ぼろぼろに切れてしまったが、自分で作ったのでおいしかった」
 妻の実家にあった木鉢を譲り受け、木曽の漆器屋に漆塗りを頼んだ。そば切り包丁やめん棒も買いそろえ、本格的に打ち始めた。「また、そばを食べなければいけないの」と、あきれる妻をなだめながら週2、3回、そばを作った。休日には友人から紹介された群馬県のそば店に通い、打ち方を習った。
 2年後、そば打ちで生計を立てない愛好者が腕を競う「全日本素人そば打ち名人大会」に初出場した。しかし、全国の壁は厚く、「未熟さを思い知った」。
 東京の有名店に飛び込み、「弟子入り」を志願。休日を利用して2年間、塩尻市の自宅から通い続けた。8回目の挑戦となった昨年11月の第10回名人大会で、参加者600人の頂点に立った。10人目となる「名人位」の称号。長野県民では初めてという。
     □     
 「原料に熟知していれば、最善の打ち方が分かる」。6年前から、知り合いの農家に土地を借り、そばの実も栽培する。種まきから刈り取り、天日干し、脱穀まで自ら手がける。今では約1700平方メートルの農地を使う。「品種は山形県産の『でわかおり』。風味だけでなく粘りがあり、10割そばにぴったり」。自慢のそば粉は、きな粉のように甘い。
 実は石臼を使い、粉にする。電子顕微鏡を使い、機械でひいた粉と断面を見比べたところ、石臼の方が丸みを帯びており、「つるりとした口当たりになると確信した」。
 そばで有名な信州でも、味に疑問を感じる店は少なくないという。「プロは採算を考えるから仕方ない。素人の愛好者が力を合わせ、信州そばの名を高めていきたい」。観光客が集まるイベント会場などで、こだわりのそばを振る舞う機会を増やしていきたいという。

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身近でも蕎麦打ちを趣味にしている人が何人かいます。そのうち余裕が出てきたら、私もそば打ちに挑戦してみたいと思っています。