水俣病公式確認から５０年記事

　初めて水俣病について勉強をしたのが今から３０年も前の小学４，５年生の頃だったと思う。当時地図を隅から隅まで見ていろいろな所の情景を思い浮かべるのが大好きだった自分には熊本県の水俣市八代海は恐ろしい海という印象が強く残った。

　「そこの海の魚を食べると病気になる」それは工業排水として海に流れ出た水銀が原因だということ・・・その程度の知識だと思うが当時小学生の自分には怖い所だなという印象の方が圧倒的に強かった。

　この事件からの教訓は産業廃水は１００％自然界に垂れ流してはいけないものだという教訓が頭に残っていますが、一生をだいなしにされた被害者の方々にとっては未だに怒りのおさまらない事件であり５０年経った今も記事のように取り上げられる大きな事件だったのでしょう。

　遠いいこの地で育った自分には被害者のご苦労を理解する事は難しい事ですが、同じ人間としてこのような重大な過ちを自分自身も犯しかねないということを肝に命じておきたい。

　それは色々なことが便利になる弊害として大切なものがおろそかになってゆく今の世の中にあらためて警笛を鳴らしているようにも聞こえるからです。