【勇払基点】空港に用事あり帰路散策三角点(基線)ウオッチング最終章は苫小牧市勇払むかわ町田浦を結ぶ全長約14㎞の測量基線の「勇払基点」北海道開拓と北方警備のための地図を作製する目的で、明治6年に測量を開始し、勇払と鵡川に基点を設けた。勇払基点は昭和37年に地中から発見された。鵡川基点はいまだ見つかってない現代のテクノロジーで簡単に見つかりそうな気もするが鵡川基点が発見されれば土木遺産の意味が増し、地域資源の一つになる。伊能忠敬や間宮林蔵などの調査により、北海道のほぼ正確な地形が把握されていたが、主に海岸部分だったため、開拓使は内陸部の地図の必要に迫られていた。開拓使は明治6年に、外国人技術者ワッソンに命じ、三角測量を開始した。ワッソンは石狩川上流に基点を求めたが、適地が見つからず変更して勇払原野の苫小牧市勇払と鵡川町間の直線約14㎞に基線を設定し、区間の両端に石柱を建てて基点とした。【旧大野町の標石が参考】昭和42年、勇払基点は日本の測量史や北海道開拓史に欠かせない遺産として北海道文化財に指定。
この勇払基点で珍しい野鳥・カササギがいた。白と黒の色合いが特徴のカラス科。あの豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮半島から持ち帰り、出兵の拠点だった九州・佐賀平野で野生化した外来種だ。現在は生息域が拡大。道内では苫小牧周辺や札幌周辺の一部で定着している。苫小牧市勇武津資料館職員の二階堂さんは「DNA鑑定でロシア極東がルーツの可能性が高まっている。ここらへんでは通年姿が見られます」と語っていた。【苫小牧市勇武津資料館・無料】【この徳利で宴会したいものだ】千歳空港が近いのでいろいろな飛行機が見られるがうるさい 参考:三角点ウォッチング 札幌基線 三角点ウォッチング 函館助基線
久し振りに白老町内萩野の「萩の里自然公園」を散策。環境省「生物多様性保全上重要な里地里山(重要里地里山)」に選定されている。三角点の標識がリニューアルしたとの情報があり低山徘徊。二等三角点「宇無別(うなしべつ)61.24m」。この公園は以前白老に住んでいたときよく散策したものだ。エゾシカをあちこちで見かけた。鹿の食害が多く花の種類も減ったような気がする【センターハウス(ケネルハウス)】次回は、ウヨロ川フットパス14キロ周回コースを楽しみたい