横須賀市 米川歯科医院の米川です。
熊本地震から2週間以上が経ちました。
以前にもお話しした通り、震災に備えて日頃から入れ歯は枕元に置くように習慣付けることが大切ですが、2週間ほど経ちますと新たに注意しないといけない問題が出てきます。
それは肺炎(特に誤嚥性肺炎)です!!
避難所生活が続くと、正直お口のお手入れは後回しになってしまいがち。また自由に水も使えない、そもそも歯ブラシがない、などさまざま理由でお口の中の細菌は増える傾向にあります。
そのお口の中の細菌を飲み込むことで発症するのが誤嚥性肺炎です。
ご存知の通り肺炎は日本の死亡原因第3位(最近脳血管疾患を抜きました)の疾病ですし、特に震災後の避難所では突出しています。
実際東日本大震災のある調査では、震災関連死(建物の倒壊や火災、津波など直接的な被害ではなく、避難所生活での体調悪化や疲労など間接的な原因での死亡)922人のうち223人が肺炎で亡くなったとのこと。
特に高齢者は喉の機能が衰えていることが多く誤嚥性肺炎には注意が必要です。
お口の中のケアにも十分注意されてください。
サンスターさんはこんな防災ポスターで呼びかけしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます