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ケミカルエンジニアの絶対音感

No music No Life!
No TV-game No Life!
シナプスの閃光 海馬のエクスプロージョン

学習の記録 その59

2009-09-21 18:13:31 | Record of learning
 豆乳をまた飲みました。今度は、抹茶豆乳です。バナナ、抹茶、フルーツミックスが売ってましたので、来週はフルーツミックスを飲んでみようかと・・・。

 新政権ですが、目新しいことをいろいろと言ってくれて期待が持てます。けれど、やはり不慣れなのかボロが色々なところで出ているようですね。ま、慣例と照らし合わせてのボロが殆どなので、真に合理的なやり方、国民目線のやり方、国益に沿ったやり方を、ここは腰をすえて間違えながらでも模索していくのが良いのかもしれませんね。 

 おっと試験まであと3週間となりました。気合入れてイキマスヨ。

 
 ★技術士一次試験 専門科目

 ちょっとためになったと思ったことのまとめ。

 ・二次転移温度(ガラス転移温度)
   ゴム弾性領域からガラス弾性領域に変化する温度=二次転移温度
   
   なぜ二次転移温度なのでしょう?

   自由エネルギーの二次微分で表される熱力学的状態量がある温度、圧力で
   不連続に変化することを"二次転移"と言うそうです。
   
   自由エネルギーの一次微分 = 体積、エンタルピー、エントロピー
   エンタルピーの一次微分 = 体積膨張率、比熱容量

   ガラス転移点では、この体積膨張率と比熱容量が温度プロットした場合に
   不連続な動きをみせるようです。というわけで、二次転移点と言うそうな。

 ・強磁性体

   自発磁化を持つ常磁性体は、磁気モーメントが一定方向に揃っている。
   遷移金属原子(Fe,Co,Ni)、希土類原子(La,Ce,Nd)のようにd電子軌道、
   f電子軌道が不完全殻になっている原子は、恒久的な磁気モーメントを持つ
   ので強磁性体になる。ex 鉄磁石、フェライト磁石、ネオジウム磁石

 ・炭化水素類の着火温度(発火温度)

   メタン=632℃ 水素=571℃ エチレン=490℃ メタノール=470℃
   エタン=472℃ エタノール=392℃ 一酸化炭素=609℃

   分子が大きいほど分解しやすいので燃えやすい。
   CH4<C2H6<C3H8<C4H10

   なんとなくメタンが一番燃えやすそうだと思ってましたが、自己発火点と
   いう観点からいえば、もっともメタンが安定なのですねぇ

学習の記録 その58

2009-09-12 14:38:11 | Record of learning
★技術士一次試験 専門科目

 さてさて、H18~20年度の問題を2週間かけてチョビチョビやってましたが、正答率は60~70%くらいでした・・・。
 ま、本番いけるかなぁぁぁと思ってます。

 その中でも、各年度で理解不足のものを挙げてみました。復習の足しにします。

 しかし、有機分野と高分子分野は結構知識範囲が広いなぁと思いました。

 逆に、物理化学や化学工学、無機化学の計算問題や、高分子関連の計算問題は結構得点源になりそう
 ですね。計算は面倒だけど。。。


有機化学
 H18
 アミン類と亜硝酸の反応、カルボニル化合物とリンイリド(Wittig反応)、化合物の物性
 配向性、クライゼン縮合
 H19
 一般的法則(マルコフニコフ則、ザイツェフ則)
 H20
 光学異性体、E1&E2脱離、オキシム、ベックマン転移

分析化学
 H20
 核磁気共鳴分光法

石油化学 石炭化学
 H19
 原油の蒸留、石油製品のJIS規格、各種石炭の発熱量
 H20
 石油精製プロセス、接触改質法、脱硫法

環境問題
 H18
 再生可能エネルギーについての基礎知識
 H19
 オイルサンド、メタンメタンハイドレード、太陽エネルギー、バイオマス

 潤滑&摩擦
 H18
 基本的な原理、潤滑油、潤滑油中の添加剤

 高分子
 H18
 高分子化合物の分類、構造式、分子量分布測定法&計算法、
 金属やセラミックとの物性の比較
 H19
 結晶化度の計算
 H20
 ポリアセタール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーカーボネート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂

化学工学
 H18
 粘度について、伝熱について、吸着について、
 実験式(ファニングの式、コゼニー・カルマンの式、ハーゲンポアズイユの式、連続の式、ベルヌーイの式)
 反応速度論的計算
 H20
 押し出し流れ、完全混合槽

物理化学
 H18
 平衡について、熱化学方程式、気体の状態方程式
 H19
 ラウールの法則

無機化学
 H18
 金属酸化物について、セメント、硫黄化合物について、電気分解、
 製品製造法(フロート法、チョクラルスキー法、ドクターブレード法、ホットプレス法
 PVD法)
 H19
 窯業(炭素質耐火物、ムライト磁器、結晶化ガラス、フライアッシュセメント、
   ポルトランドセメント、シリカアルミナ系耐火物)
 H20
 ハロゲン化合物、鉛ガラス、板ガラス、シリコン系半導体、炭素繊維

 こんな感じです

学習の記録 その57

2009-09-06 23:08:08 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 平成18年度の過去問題を解いてみました。
 
 35問中21問正解でした。本番は、25問選択ですから、自信のある問題だけ選んで解答すれば
 8割の得点率となりそうです。あくまで自分の感触が当たってればの話ですけど。

 しかし、本当に範囲が広いですねぇ。

 ・o-クロロアニソールのナトリウムアミドとの付加反応でアミノ基付加位置は? A.メタ
 ・風力発電のエネルギーが風速の何乗に比例するか? A.3乗
 ・高分子のZ平均分子量の測定法は? A.超遠心法
 ・CVD法とPVD法。
   Chemical Vapor Deposition(化学蒸着法)
   Physical Vapor Deposition(物理蒸着法)

 そして、平成19年度も半分くらい解いてみたが、結局正答率6割程度・・・。
 うーん、もうひと頑張りですね

学習の記録 その56

2009-09-02 23:57:41 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 ・理論空燃比
   空気量を計算する時、酸素:窒素=21:71 を重量と勘違いして計算・・・。
   いつまでたっても終わらないのでしたっ

 ・化学プラントの配管設計
   給水配管は、1インチで4m3/hrが基本だそうです。
   化学プラントで配管設計をした人には常識だそうです・・・。したことあるけど
   知らなかった

   危険物配管(特に2石以上のもの)は、管内流速1m/s以内が良いそうです。
   アメリカ石油学会のなんかの本で見ました。静電気発生しないレベルかつ
   経済的な流速なんだそうです。

   水配管でも、決まってたなんてねぇ。センスで適当に設計しましたけどね。


   最近は、問題集の復習なので、書くまでも無い内容の学習が多いです。

   良いことです♪

学習の記録 その55

2009-09-02 00:29:47 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 ・ラウールの法則:溶媒に溶質を溶解して生ずる蒸気圧降下は、溶質のモル分率に比例する。

 ・ファントホッフの法則:固定された半透膜をはさんで溶液とその溶媒がある場合、浸透圧は溶液の
               濃度と絶対温度によって決まる。

 ・メソ多孔体: 孔の径が2nm~50nm
 ・ゼオライトの孔径: 0.13nm~1.5nm

 ・RAMAN ラマン分光法: 物質に単色光を当て、散乱してくる物質特有の光を分光して、分子の振動エネルギー
                 準位の情報を得ることができる。赤外分光法とは相補的な情報が得られる。

 ・TG-DTA: Thermo-Gravimetric-Differential Thermal Analysis 試料の熱分解特性、相変化の測定に有効

 ・熱力学第一法則: ΔH=ΔE-PdV
 ・ギブスの自由エネルギー: ΔG=ΔH-TΔS

 問題集も終えて、2週目を開始しましたが、内容が薄い問題にちょっと飽きてきました・・・。

 はっ だめだだめだっ。油断大敵ですよ

 気を引き締めていきマウス

学習の記録 その51~54

2009-08-29 17:19:37 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 ・マイケル付加反応
  α、β-不飽和カルボニル化合物に対して、求核剤が1、4-付加する反応
  Michaelの読みは、ミカエル、ミハエル、マイケル・・・? たぶんアメリカ人だったから、マイケルが正解なんでしょう

 ・パーキン反応
  芳香族アルデヒドと、酸無水物、脂肪酸のナトリウム塩が反応して、芳香族不飽和酸を生成する反応
  桂皮酸を合成するのに用いられる方法。

 ・カニッツァロ反応
  アルデヒドに強塩基を作用させると、カルボン酸とアルコールが生成する。

 ・クライゼン縮合
  エステルのカルボニル基のα位炭素に塩基が作用して、エノラートになり、別のエステル分子に求核付加、
  脱離反応により、β-ケトエステルが生成する反応

 ・ジアゾカップリング反応

 ・結合エネルギー
  H-H = 104.2kcal/mol   N≡N = 226.8  CH≡CH = 230  O=CO = 127  
  O=O = 118.9          H-OH = 119   水素結合 = 5

 ・石油の流動床接触分解法
  石油精製プラントでの常圧残油から、オレフィン、ガソリン、灯油などを得る手法。
  FCC(Fluid Catalytic Cracking)=流動接触分解装置を使用。40~80μmの粒子状合成ゼオライト触媒を使用。

 ・シリコーン
  silico-ketoneの略称。分子骨格は、-Si-O-Si-O-Si-O- のシロキサン結合で、ケイ素には、
  フェニル基、アリル基、メチル基などが結合している。環状シロキサンの開環重合で合成される。

 ・ハーバーボッシュ法
  アンモニアの直接合成。空気中の窒素の固定、窒素と水素からアンモニアを合成。酸化鉄系の触媒を使用。
 
 30問くらいとその周辺領域を5日間かけて学習してましたが、、、 あまりの疲労っぷりに、夜、瞼が落ちてきて気が付けば朝日が昇っているという始末。
 ぜんぜん記録できてませんでしたが、復習代わりにカキコカキコ
 

学習の記録 その48&49

2009-08-23 00:54:33 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 ・石炭について
   無煙炭、瀝青炭、褐炭、亜炭、泥炭
   瀝青炭のみ粘結性あり

 ・エンジンオイルの役割

 ・熱硬化性樹脂
   エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂

 ・合成ゴムについて

 ・メタロセン触媒について
   触媒中心金属は、チタン、ジルコニウム、ハフニウム
   得られるポリマーの分子量分布が狭い
   メタロセン化合物と有機アルミニウム化合物とからなる

 ・イオン重合、カチオン重合、アニオン重合、付加重合、ラジカル重合
   ラジカル重合は開始剤としてパーオキサイドかアゾ化合物を使用。停止は連鎖移動剤
   カチオン重合はフリーデルクラフツ触媒により炭素陽イオンを形成
   アニオン重合は、電子吸引性置換基を持つ分子でおきる。有機金属化合物を使用(R-Li)

 ・高分子材料の性質
   クリープ、応力緩和、ダイラタンシー、弾性変形

 ・二次転移温度
   自由エネルギーの二次微分で表される熱力学的状態量がある温度、圧力で不連続に変化することから、その時の温度を指す

 ・ギブスの相律
   F:自由度 P:相の数 N:成分数
   F = N - P + 2

 ・イオン結晶構造
   ショットスキー欠陥:正イオンの原子空孔と負イオンの原子空孔
   フレンケル欠陥  :格子イオンが格子点からはじき出されて、格子間へ移動した状態

  入力途中にうたた寝をしてしまった・・・ 夜はだいぶ涼しくなってきましたね

学習の記録 その47

2009-08-21 00:28:08 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 ・芳香環の配向性
  電子吸引性置換基=メタ配向性 電子供与性置換基=オルト-パラ配向性
 
  ちなみに、電子吸引性=二重結合、三重結合をもつもの
             カルボキシル基、アルデヒド基、スルホニル基、ニトロ基
       電子供与性=非共有電子対をもつもの
             ヒドロキシル基、アミノ基、(ハロゲン)

 ・電気陰性度、フルオロカーボン、分子間相互作用

  フロン類は名称がややこしいので嫌ですね(、、

 ・オクタン価

   オクタン価は
    直鎖パラフィン<側鎖パラフィン<ナフテン<芳香族 の順に高くなる

 ・原油の定圧蒸留の留出順
    ブタン以下の軽いガス⇒軽質ナフサ⇒重質ナフサ(ガソリン)⇒灯油(ケロシン)⇒軽油(ガスオイル)⇒重油

    炭素数だと
     ~4⇒5~7⇒7~11⇒7~11⇒14~23⇒17~

 ・スイートな原油、サワーな原油

    硫黄分の含有量で、スイートかサワーか決まるらしい・・・ さてどちらがスイートなんでしょうね


 また石油業界の問題が出てきた

 まじで一般の化学屋さんはこんなの知らないと思うのですが。。。
 ま、気合で覚えよう

学習の記録 その45

2009-08-18 23:52:32 | Record of learning
 ★技術士一次試験 専門科目

 ・標準生成熱、燃焼熱の方程式
 ・共鳴エネルギー
 ・スチレンブタジエンゴムのハロゲン付加

 今日も、熱化学方程式っぽい問題を学習しました。
 標準生成熱や燃焼熱の正負の記号って混乱しやすいですよね(?)
 化学の世界は、あれ? これどっちだったかな? という事象が多いです。

 酸化還元の定義: 電子を受けとる事=還元 電子を放出(奪われる)事=酸化
             還元される=対象の物質が電子をもらう 酸化される=対象の物質が電子を取られる
             酸素と結合する 水素と結合する 酸素を奪われる、水素を奪われる・・・

 酸塩基の定義 : アレニウス酸=プロトン(H+)を出す物質 アレニウス塩基=(OH-)を出す物質
             ブレインステッド酸=プロトンを与える物質 ブレインステッド塩基=プロトンを得る物質
             ルイス酸=電子対を受け取る物質 ルイス塩基=電子対を与える物質

 電子供与性基と電気吸引性基、電気陰性度とイオン化傾向、陽極物質と陰極物質、エネルギー準位の安定・不安定、電子の流れと電流の流れ・・・などなどなどなど

 化学の分野には対になっている概念が沢山ありますねぇ。ほんといつもアタマを悩ましますこと