箱根と移動し、夜遅くに帰宅。
くたくたで、一夜明けても疲れがとれない。
でも午前中は関内にでなければならない仕事が
あったので外出。
相変わらず足が痛かったが、お昼にその用事を
終えると、せっかくここまで来たんだからと欲が出て、
開港資料館、ユーラシア博物館の展示を見て回る。
嬉しいことに開港資料館の研究員、Iさんと会い、
ランチを共にさせていただくことができた。
が、帰宅するとやっぱりダウン。
夜も外出の予定があったのだがキャンセル。
早々とお風呂に入り、パジャマに着替えて
ベッドでぼんやりテレビを観ていた。
そこへ友人のI氏から電話。
「あ、いた、良かった! いま大岡川で夜光虫が
大発生してるよ。出て来ない?」
私はまだ夜光虫を見たことがない。
しかしもうパジャマでベッドに入ってるし、
足が痛いし体調が悪いし……と80%あきらめたが
「もう今度はいつ見られるかわからないよ。
一生、機会がないかも」
というI氏の言葉で奮起した。
大急ぎで着替え、I氏の指示通り、水を満タンにした
大きなペットボトルを抱えて京急黄金町駅近くの橋へ。
黄金町バザールに「路上短歌」で参加するという
若い歌人(青木麦生さん)と一緒に、I氏は待っていてくれた。
ペットボトルの水を、川面に向かって大きく手を
振りながら撒く。
すると水面に、LEDのような淡い光が
青い妖精の群れのように浮かび上がる。
そして一瞬で消える。
夜光虫はプランクトンの一種だ。昼間は水面を
赤く染め、いわゆる「赤潮」になる。
そして群れが波で揺すられたりすると青い光を発する。
I氏は昼も夜も自転車で駆け回っているので、
海の状態を見逃さない。
以前にも夜光虫大発生を見つけ、夜通し、
山下公園やみなとみらいの潮入の池などで
眺めていたそうだ。
「波打ち際だと、たえず波に刺激されて光ってるから
青いベールみたいにきれいなんだよね。
浅いところに足を下ろすと、一瞬、足の形に
光が残るの。こういう川だとボートがいいね。
ボート全体が青く縁取られて、すごく幻想的なんだから」
黄金町の湧き水をペットボトルに汲み、
せっせと川面に撒きながら、I氏の話に耳を傾ける。
30分ほど楽しんで私は帰ったが、無理して
出てきて良かった。
生きてる限り、美しいもの、楽しいものを
なるべくたくさん見なきゃ損だもの。
ここに夜光虫の写真や動画がたくさん。
http://matome.naver.jp/odai/2133549460241973401
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冬桃

ひー
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