【写真】海から大飯原発のある大島半島を臨む。
4月27日に尼崎のメーデー集会があり、映画「渡されたバトン」のチラシ配布をした。
終わってから、阪神尼崎駅まで歩いて行って、駅前の中央公園の噴水の縁に座っていた。
6月の市会議員選挙に立候補予定の維新候補者がノボリを付けた自転車でやって来たので、映画のチラシを渡して「観に来てください」と声をかけた。「活動が忙しいんです」と応えて、受け取ろうとしなかったので、「選挙運動だけが活動じゃないでしょ。これも活動ですよ」と言うと、渋々チラシは受け取った。
13時から噴水の前で、大阪から2人の議員が応援に来て維新の熱い演説をするとハンドマイクで喋り出した。
私は「渡されたバトン~さよなら原発」のポスターをダンボールに貼り付けたのを首からぶら提げて、真正面に陣取った。
候補者はチラチラ私の方を見ている。13時まで5分ほどだ。彼は、その場を少し離れて、携帯電話で誰かと話していた。
もう13時だ。何と彼は自転車で立ち去ってしまった。逃げなくてもいいだろ! 「熱い演説」はどうなったのだ! 維新塾では、「都合が悪い時は逃げろ」と教えていたのか!
それで政治家が務まるのか!
橋下大阪市長は、大飯原発の再稼働に反対するかのようなポーズを取り、一転して夏場の限定再稼働容認に回った。もちろん、これもポーズで、本当に「限定再稼働」なら夏場が終わった段階で強力に関電に大飯原発をストップさせるよう動かなければならない。それは、政治家として発言したことに責任を果たすということだ。
原発政策は、維新にとっては触れられたくないウィーク・ポイント、スネの傷だ。ここを徹底的に追及しよう。
ドラキュラはニンニクが苦手で、ニンニクをかざすと逃げ出す。
維新は「渡されたバトン~さよなら原発」のポスターをかざすと逃げ出す。