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夢の傑作映画館・高島与一

ドラマ・映画のシナリオ、ルポ、ドキュメンタリー、構成台本、小説、エッセーなどの執筆とドラマ論、脚本指導

イイネ! 言い値? 「維新屋! お主、ワルよの~!」

2013-05-09 04:07:09 | 東北大震災


「犬の糞は飼い主の責任」→「ガレキ焼却の灰は橋下の責任」


☆以下引用~無理して読まなくてもイインヨ~!

*******

クロムとひ素は発がん性があり、有害性の高い元素ですが、CCA化合物は木材成分と強く結びつき不溶化するといわれていたため、木材用の防蟻・防腐剤として広く使用されてきました。しかし、最近では環境基準を上回る濃度が溶出してくることが実証され、不用意に処分すると水源汚染の恐れがあると指摘されるようになりました。



>「焼却処分は適正に行わないと環境中に有害なクロムやひ素を含む灰やガスなどを放出する恐れがあります」という部分からして、{今回のがれきの焼却処分は適正に行なわれていない}のではないでしょうか?

よって、「また、がれきにはCCA木材も含まれていますが、がれき焼却によって、そこに含まれるクロムやヒ素(元素なので分解できない)が気化し、広範囲な土地を汚染することは避けられません。」という要請書の表現が別段おかしいとも思えないのですが・・・。いかがでしょう?

→私自身は、細かな事実などについて学習する暇がありません。様々な情報を聴いて、本質的な問題把握をすることにしています。あまり細部に拘る暇がないのです。

今回のガレキ広域処理は、明らかに既成の法律を踏みにじって行われていると思います。ガレキの中には、人家だけでなく、有害重金属・科学物質を製造したり扱っていた工場・事業所などが全て含まれます。魚網には防カビ剤が塗られていると読んだ記憶もあります。魚網の手入れが大変だからです。各省庁間で施策がバラバラに行われて来たことも確かです。各省令・通達も含めて、一貫性などありません。政府も各大臣も、高級官僚任せ。官僚は省益拡大のために動く。だから被災地復興への一貫性のある統一施策など無い。ガレキ広域処理も同様でしょう。

古い建物からはアスベストが出るし、新建材からはダイオキシンが出るでしょう。

そもそも、震災ガレキは本来、産廃の性質を持った物なのに、一般廃棄物を焼却する自治体の焼却工場で処理すること自体に問題がありますし、「何でも焼却」の日本のゴミ行政の本質的問題にまで行き着きます。

ですから、「恐れがある」のは確かなことで、法律さえ無視して来たのは歴代政府だし高給・高級官僚たちです。「法治国家」と言うのは、建前に過ぎません。

建築リサイクル法って以下ですね。建築物の解体において、再利用を推めているという法律の主旨だと、ザッと見ました。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO104.html


>「8月30日の説明会は回答を求める市民に対し警察を導入して強制排除し、市民側にけが人がでるなど暴力的なものでした。果たしてこれが民主国家における公共事業の説明会でしょうか。」 の部分は、Yさんが加筆されたものなんですが、私は最初読んだ時、正直抵抗があったことは否めません。 削除した方がいいのか・・・。土曜日にみなさんで話しあってみます。

→私は、基本的に、間違った表現だとは思いません。むしろ正しいと思います。それぞれの市民側・運動側の実感は10人10色なのが当たり前です。実感まで含めて全て一致させることはできません。大阪市当局が、市民を警察を使って強制排除したのです。問われるべきは、大阪市当局の強権的姿勢なのです。

すでに、「ちょっと待って!」の全体ミィーティングで以下の抗議文を確認しています。文責は私です。

◎8・30ガレキ受け入れ大阪市民説明会での強制排除への抗議文

             ちょっと待って!放射能ガレキ 関西ネット

                          2012年9月1日

大阪橋下市政は、被災地の汚染ガレキの受け入れ、焼却・埋め立てを決め、大阪市民向けの1回きりの説明会を8月30日に中央公会堂で開きました。

橋下市長は、的確で鋭い質問にはまともに答えられず、はぐらかすような対応に終始しました。最後の質問に対しては、環境省役人に丸投げで回答すらせずに護衛に守られ会場を去ってしまいました。

広く市民の声に耳を傾け、真摯に対話してそれを政策に反映させたり、政策を修正・変更したりするのは、民主的地方自治の常識です。

10数人の市民が橋下市長の対応に納得できず、再度の説明会の開催を要求して会場に残り、大阪市の現場責任者と交渉しましたが、大阪市側はこれを拒否し、深夜0時前に機動隊を導入し、残っていた市民を強制排除するという暴挙に出たのです。

残った市民たちの怒りを惹起した責任は、市民との対話を拒否し「決定」を強権的に押し付けようとした橋下市政の側にすべてあります。

私たちは、橋下市長の権力者的対応、大阪府警を使った暴力的強制排除を糾弾し、当該市民への謝罪と再度の市民説明会の開催を要求します。

(以上)


>却って、マスコミに悪く書かれてしまうことはないでしょうか?  左翼、プロ市民のように見られ、印象が悪くなりそう。。。(Mさんの意見)


マスコミの構造への本質的認識が足りないと思います。スポンサーあって成り立っているのが大資本のマスコミ業界。また、読者・視聴率の取り合いでシノギを削る業界です。その時の「常識」「多数派」に迎合する方が得策なのです。大口スポンサー、時の権力者には弱い、人気者には媚びる、これがマスコミの本質。ほぼ確実に世論が変わったと思うまでは、なかなか動かないのがマスコミです。橋下だって落ち目になって来れば叩きにかかるでしょう。政権交代を礼賛したマスコミも、民主党が落ち目になれば叩いています。それの方が大衆に受けるから。常に模様眺め、それがマスコミ。

第一線の記者は多忙のために勉強不足になり勝ち。良心的な現場の記者は、社会的な問題意識を持って記事を書いても、上司に原稿を握りつぶされたり、不本意な添削をされることが多い。 さらに、マスコミ各社によって、社の方針が異なります。比較的リベラル層狙いの会社から、保守本流大好き層狙いの会社、ナショナリズム・民族排外主義大好き層狙いの会社まで。

なぜ、IWJなどの市民メディアが急激に動き出したかを考えてもらえば、どれだけ現状のマスコミが、本来の「言論機関、ジャーナリズム」からかけ離れてしまっているかということが理解できると思います。

だから、私たちは、どうマスコミを利用できるかの視点を持つしか仕方がない。新聞・テレビ記者と個人的に親しくなることが必要です。

Mさんとは何度も電話で話していますが、自分の正しさを主張されるばかりで、あまり私の意見を聴こうとなさいません。かなり思い込みが強い傾向があります。ご自分に柔軟性が少し欠けていることに気づいておられないようです。慎重に細心の注意を払おうとされるのは長所ですが、自分の実感・判断・認識などが、客観的に常に正しいとは限らないのですから、他人の意見を参考にして微修正・微調整をして行くことも必要です。

これは、ある意味で、ガレキに熱心に反対して活動しておられる人たちに、程度の差はあれ感じる点です。だからこそ、客観的な相対的にベストな戦略・戦術を調整しつつ打ち出して行くための役割を、私はやろうとずっと努めて来ました。「3人寄れば文殊の智恵」と言いますように、バランス感覚を持って相互補完関係を形成すれば、強力なチームになります。私は、不十分だとしても、そうなりつつあると見ています。ですから、少しのソゴやチョッとした対立など気にしないようにしています。「大事の前の小事」に心を奪われたら、大局を見失う危険性があります。「木を見て森を見ない」愚を犯しては、戦略が揺らぎます。

みんな生真面目なんですよね。真面目は、いいことですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」とも言いますからね。真面目過ぎたら、必要以上に疲れます。

そういう時には、私はバカ話をし、バカ笑いし、歌を歌います。たまに大泣きしてスカッともします(笑)。

スカッと爽やか、ココカ~ラ! ドコカラやッ? 「維新屋! お主、ワルよの~」

「ガレキにタカる利権屋どもメッ!」(必殺仕置き人) 

「黒塗り」と言っても公用車じゃありません

2013-04-06 02:57:10 | 東北大震災


〔写真説明〕高血圧気味の歌舞伎役者。政治の腐敗に怒ってまんねん。

【以下、転載します】

岩手県の住民が、ガレキの広域化関連の情報を岩手県に情報開示請求で求めたところ、ガレキの測量をした応用地質(株)からの「報告データ」の開示を行わず、また開示された「広域化必要量の一覧表」については、墨塗りにして提出するという隠ぺいが行われました。

広域処理を続けたいがために、環境省と岩手県が結託してガレキ量を実際より過大に発表しているのではないかという疑いが、ここにきて確信的なものになってきました。

もしそうであるなら、これは公文書偽造の刑事事件になる可能性があります。

この事実が表沙汰になれば、環境省は広域処理を打ち切ることで、責任から逃れようとすると思われます。

宮城県と同じパターンで終息することでしょう。

4月2日には、「市民オンブズマンいわて」代表の井上氏が岩手県に抗議文を提出しました。

私たちは、一日でも早く広域処理を中止させるためにも、この事実をネット上などで拡散し、世間に周知させることで、環境省と岩手県に圧力をかけていくことが必要だと思います。

HPやブログ、ツイッターやFBなど、あらゆる手段で、以下の青木泰さんのレポートの内容を、広く拡散していただきたく、お願いいたします。

また、報道関係者や議員らにも、この事実を届けていきましょう。

—驚愕する岩手県の違法対応—

がれき広域化の根拠データの墨塗り&非開示
(2013年4月1日 環境ジャーナリスト 青木泰)

http://savechildosaka.web.fc2.com/i/130401aoki.kuronuri.pdf

岩手県では、仮設住宅で暮らす人、事業が再開できない人、職に就けない人など、資金が足りなくて苦しんでいる人がたくさんいます。

なぜ広域処理という無駄な復興予算の使い方をするのかと、現地の人は怒っています。


大阪府・市の「被災地の一日でも早い復興のために・・・」という偽善は、いい加減にやめてもらいたいです。


11月29日、USJの近くで放射能・有害重金属汚染ガレキが燃やされます!

2012-11-26 17:10:03 | 東北大震災
【緊急】口コミで、ネットなどで広げて下さい! お願いします!

橋下大阪市当局が強行する放射能・アスベストなど有毒重金属を含む被災地の汚染ガレキの大阪市此花区舞洲清掃工場での試験焼却の日程が決まりました。29日朝から2日間です。

健康へ重大な影響が懸念されます。お子さん連れなどで絶対行かないことが身のためです。あなたの大切な友人・知人にも知らせてあげてください。若い親子、カップルなどに知らせてあげてください。

来年2月~3月6千トン、4月以降3万トンの焼却、北港処分場に海面埋め立てです。この大阪・近畿圏の空気・土壌・水など環境と住民の健康の重大な危機に対し、今からでも遅くありません、一緒に反対運動をやりませんか? 後になって後悔するくらいなら、今、市民が子どもたちの環境と未来を守るため声をあげましょう! 行動しましょう! 立ち上がりましょう!

東日本の放射能高濃度汚染地域から近畿へ逃げて来た方たちは、今度はどこへ逃げたらいいのでしょうか?

あなたは、ニッポンを捨てますか!?  


緊急アピール

2012-11-17 02:31:38 | 東北大震災

11月7日、「汚染ガレキ受け入れNO!近隣7府県一斉アクション」で、被災地・福島から九州まで145の要請団体、市民サイドに立つ学者・専門家・著名人34名の連名で、橋下大阪市長あての要請書を提出し、7日以内の文書回答を求めました。こちらの催促・追及で、やっと期限が過ぎた15日に発送された「回答」の結論は、話し合いの拒否、説明責任の放棄でした。

木で鼻をくくったような通り一遍の拒否「回答」なら、期限内でも出せたはずですし、市民の要請に真摯に向き合おうとする自治体行政としての誠意も苦悩の痕跡もない冷酷な内容です。

11月13日に大阪市此花区民ホールで行われた試験焼却前の大阪市民限定「住民説明会」をスケジュール通りに消化するため、「回答」を意図的に遅らせたと考えざるをえません。この日に、試験焼却の日程が24日以降と明らかにされたのですから…。

そればかりか、大阪市当局は、同場所での抗議行動の市民4人を大阪府警を使って不当逮捕させるという暴挙を行いました。戦術的な当否の議論を置いて、大阪市当局と大阪府警が一体となった不当弾圧に満身の怒りを込めて抗議します。

以上の状況を踏まえて、今回のアクションの呼びかけ・取りまとめ団体になった「ちょっと待って!放射能ガレキ関西ネット」は、11月18日、緊急アクションを呼びかけます。多くのみなさんの参集をお願いいたします。



罪と罰

2012-04-29 21:47:47 | 東北大震災
みなみなさまへ

福島県在住の家族・親戚・知人・友人、避難された方のお知り合いがおられましたら、連絡をよろしくお願いいたします。


転載・転送できる方は、お手数ですがよろしくお願いいたします(重要な案件と考えましたので、重複の場合はご容赦くださいませ)。  

     
高島与一(「被災者支援・放射線被ばくを許さない会~いのちをつなぐキャンペーン~」事務局)


【「全国子どもネット」メーリングリストから転載】

福島県から避難している方が身近におられたら、お知らせください。

福島原発の事故について、刑事訴訟が始まります。
福島のハイロアクションの友人たちからの呼びかけです。

損害賠償を求める民事裁判とはちがって、
「きちんと捜査して、処罰してほしい」と意思表示するものです。

告訴の相手は、東電の取締役や原子力行政に関わってきた原子力安全・保安院や
原子力委員会の専門家などです。

どんな罪を問うか?は、
事故を発生させた責任と、被害を拡大させた責任を問います。

第一次は、5月20日の締切で告訴人を募集しています。
今回の対象者は、福島県民および福島県から避難している方です。
第二次以降の提出は、福島県民以外の方も対象となります。

告訴の流れは、
告訴をしようと決める→告訴団に加わる(入会金1口1000円~)→自分の被害
を陳述書に書く→事務局に送付→6月11日に福島地方検察局に提出   という
感じです。

陳述書には、自分が受けた被害(どのように生活が変わったか)の状況をありの
ままに書きます。
告訴団に参加された方には、詳しい手引書(見本など)をお渡しします。

参加されたい方、関心がある方は、
パンフレットを送りますので、
info@kodomomirai.orgまで
お名前とご住所を連絡ください。

原子力発電所が犯した大きな過失を、しっかり反省してもらえるように、
私たちひとりひとりの声を集めて届けたいと思います。
どうぞご参加ください。

なお、告訴団へのカンパのご支援も募集しています。
各地での説明会開催・弁護団の経費などに使わせていただきます。
どうぞご協力ください。


[子ども未来・愛ネットワーク]

http://kodomomirai.org


復興の妨げになっているのは、ガレキではなくドジョウなノダ総理…。

2012-03-26 18:13:41 | 東北大震災
【以下、ガレキネットから転載】色んな意見を網羅し、リンク先も豊富だと思ったので長いですが紹介します。後半にあるユーチューブ、細野のパフォーマンスは、アホーマンスで笑えます。ささやかな娯楽として。なんにでも楽しみを見つけようとする高島より、みなみなさまへ。


◎ガレキの広域処理で得する人たち[きっこのブログ:野田政権によるガレキ受け入れキャンペーンの欺瞞を具体的に暴く]
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/267.html
投稿者 一市民 日時 2012 年 3 月 24 日 05:58:37: ya1mGpcrMdyAE


http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2012/03/post-1f6b.html
2012.03.24
ガレキの広域処理で得する人たち

野田政権は「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」として、莫大な予算を投じて新聞に全面広告を出したり電車に中吊り広告を出したりして全国の自治体に「ガレキ受け入れ」を呼びかけ始めた。その上、「思い通りに走らない馬の前にはニンジンを吊るせ!」ってなワケで、野田ちゃんが「ガレキを受け入れた自治体には財政面を含めて国が全面的に支援します」って特大のニンジンを吊るしたら、それまでは第三者を決め込んで被災地から目をそらしてお茶を飲んでたような自治体が、ダチョウ倶楽部みたいに俺も俺もと手を挙げ始めちゃった。

愛知県なんて「焼却施設も最終処分場もないのでこれから造ります」なんて言って手を挙げる始末。自分とこの産廃やゴミに関しては従来の施設で対応できてるんだから、この新設する施設は「シャア専用」ならぬ「震災ガレキ専用」ってワケで、受け入れぶんが終わったら用済みになる。それでも、こんな無駄な施設を新設しても十分に儲かるほど、国は特大のニンジンをプレゼントしてくれるってワケだ。そして、その原資は、もちろんあたしたちの税金だ。

ま、この辺のことを言いだすとキリマンジャロだから、今回は、まず、この震災ガレキ問題の根本的な部分、つまり、野田政権が言うように、ホントに震災ガレキが被災地の復興の妨げになっているのか?莫大な税金を使って、わざわざ全国に拡散して処理しなきゃならないほど、震災ガレキの存在が復興の妨げになっているのか?そこんとこを検証してみたいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、被災地のガレキの状況がどんなもんなのか、まずは1つの新聞記事を紹介する。これは「日本経済新聞」が震災から8ヶ月後の去年11月5日に報じた「被災3県のがれき撤去率9割に」http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/8a0fa017184fd6be84a01ffa12e282a1って言う記事なんだけど、全文はリンク先を読んでもらうとして、要点だけを抜き出すと次のようなことが書かれてる。


「環境省の発表では、11月1日の時点で、岩手、宮城、福島3県の震災ガレキの撤去率(仮置き場への搬入率)は90%に達した」

「県別の撤去率としては、宮城が99%、岩手が92%で、大半のガレキは住宅地や商業地などから仮置き場へ移された。しかし原発事故の影響が強い福島は55%にとどまっている」


この記事が書かれてから4ヶ月以上も経過してるんだから、この記事の時点でも全体の9割が撤去されてたってことは、現在はほとんど全てのガレキが住宅地や商業地などから仮置き場などへ撤去されてると考えて間違いないだろう。ただ、いくら言葉で言っても分かりにくいので、実際の写真を見てもらいたい。

これから紹介するのは、「The Boston Globe」に3月7日付で公開された被災地の写真だ。最初に、震災直後の女性の写真と、その女性が子どもを連れた現在の写真が並んでるんだけど、その下に続く写真は、すべて現在の被災地の様子だ。そして、これらの写真をクリックすると、1年前の震災の時の同じ場所、同じアングルの写真に変わる。つまり、震災時と現在の様子とを比較できるってワケだ。とにかく、まずは見てみてほしい。


「Japan tsunami pictures: before and after」
http://www.boston.com/bigpicture/2012/03/japan_tsunami_pictures_before.html


これらの写真を見てもらえば分かるように、ガレキの山と化していた市街地や住宅街などには、もうガレキは残っていない。つまり、先ほどの「日本経済新聞」の記事の通り、ガレキの大半は仮置き場へと撤去されてるってことになる。そして、これらの写真で分かったように、市街地や住宅街などで復興が遅れてるとされてる場所は、ほとんどが「更地」のような状態になってる。

今でもガレキがそのままの状態なら「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」っていう野田政権の言いぶんも分かるんだけど、建物や施設があった場所の大半は「更地」になってるんだから、ガレキが妨げになってるようには思えない。それで、あたしは、1週間ほど前に、こんなことをツイートしてみた。


「きっこさんのつぶやき」
@kikko_no_blog: もちろん仮置き場のガレキも最終的には処分しなくてはならないが、とりあえず復興すべき土地のガレキの9割以上は片づけて更地になっているのだから「ガレキの存在が復興の妨げ」というのは完全に詭弁。


そしたら、いろいろとリプライが届いた中に、宮城県石巻在住で、実際にご自身も被災したという女性からのものがあった。この人は宮城県のアイドルグループ「MYG48」のメンバー、AMITYさんで、事務所が入っていたビルが倒壊してしまったそうだ。以下、AMITYさんとのやりとりを紹介する。


@AMIty0202 それは、瓦礫置き場の事ですか?民家等の瓦礫の9割が片付いたんではなくて…ですか?私石巻に住んでるんですが、むしろ瓦礫置き場の瓦礫は増えて山になってますし、瓦礫置き場は全然減ってません↓↓


@kikko_no_blog こちらの記事には昨年11月の時点で「県別の撤去率は宮城が99%、岩手は92%で大半のがれきが住宅地や商業地などから仮置き場へ移された」と書かれていますよ→ http://bit.ly/Aj9F1h


@AMIty0202 ですよね?だから仮置き場は、いっぱいのままです。民家撤去の更地があるからといって、そこに簡単に瓦礫をおいたりなにかたてたりできなくて復興進められないから、復興の妨げになる、と言うんだと思います。土地の買い上げも全然すすんでません↓


@kikko_no_blog 私が言ったのは「ガレキのあった場所の9割は既にガレキが片付けられて更地になっているのだから、そこを復興するにはガレキの存在が妨げになっている、という説明はおかしい」という意味なのですが。


@AMIty0202 この表現は、文章間違っただけじゃないんですかね(∪・ω・)?


@kikko_no_blog 仮置き場にガレキがあると、なぜ更地になっている場所に建物を建てられないのですか?


@AMIty0202 復興=建物が建てられないという表現なんですかね?いろいろ決まらないとう意味で言ったんじゃないんですかね(>_<)?


@kikko_no_blog 「仮置き場にガレキがあるといろいろなことが決められないので復興が進まない」ということなのですか?なぜ仮置き場にガレキがあるといろいろなことが決められないのでしょうか?私は復興が進まないのはガレキが原因ではなく政府の対応の悪さが原因だと思っているのですが。


@AMIty0202 政府の対応は、もっともです。せっかく直したのに道路拡張や、堤防を作るのにそこに住めなくなったり商売できなくなりそうなところがあります。実際私の会社もその両方の計画に当てはまり何もハッキリしないせいで、被災した事務所そのままで直す事も解体もしてません


@kikko_no_blog つまり復興が進まないのは「ガレキが原因」というだけではなく、他にもいろいろな原因があるということになりますよね。あなたの会社の事務所が立て直せないのも、ガレキが原因ではなく政府の対応の悪さが原因ということですね。


@AMIty0202 政府は自分達のせいにならないように瓦礫を利用してる部分がありそうですね(>_<)そのせいで瓦礫に関して他県の方々から嫌な言葉を言われ、とても悲しい思いをしています。被災地が責められてるような言葉ばかりです。好きで被災したわけじゃないのに


@kikko_no_blog 政府は「ガレキさえ処分できれば復興が進む」という論調でキャンペーンをしていますが、自分たちの対応が悪くて復興が進まないことをガレキのせいにすり替えているように感じます。もちろんガレキの処理も必用ですが、それ以上に優先すべきことがあると思います。


@AMIty0202 子供達の健康診断とかですよね。守るべきは復興=人になって欲しいです(>_<)焼却だけじゃなく、埋めたてを考えてくれたり、いろいろより安全な方に考えて欲しいです↓


‥‥そんなワケで、今どきの若い子とのやりとりなので、どうも要領をつかめなくてギクシャクしちゃったけど、ようするに、被災地では大半のガレキが仮置き場などへ撤去されて片付いているのに、「道路拡張の問題やら防潮堤の問題やら土地の買い上げの問題やら行政上の事務的なことが遅々として進まないために復興が遅れてる」ってことらしい。こうした問題は、政府がキチンとした指針を示さないことが原因なワケで、「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」って言いぶんは、どうやら野田政権が自分たちの不手際をガレキに責任転嫁するための方便みたいだ。

もちろん、未だに市街地の中にガレキが残ってる場所もあるだろうけど、それが復興を遅らせてる最大の原因とも思えないし、仮置き場に集められた大量のガレキをすべて処理すれば、復興が一気に進むとも思えない。事実、ガレキの受け入れ問題で大騒ぎしているのは政府だけで、被災地の首長たちの中には、正反対のことを言ってる人たちも多い。たとえば、岩手県の岩水町の伊達勝身町長は、2月29日付の「朝日新聞」の「復興に向けて 首長に聞く」というインタビューの中で、次のように述べている。


「現場からは納得できないことが多々ある。ガレキ処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか。」


また、3月14日の文化放送「くにまるジャパン」では、「ガレキの広域処理に異議あり」と銘打った特集が放送された。まず、「今回のガレキの総量は約2200万トン、阪神淡路大震災の時のガレキは約2000万トン、ほぼ同量」ということを伝えてから、「阪神淡路では広域処理など呼びかけていない。ガレキの50%は神戸港の埋め立てや復旧地の基礎工事などにリサイクルした」「神戸市は3年間ですべて処理した」などの情報を伝えた上で、今回の政府による広域処理の呼びかけに対して、被災地からは「ガレキは地元の埋め立てや基礎工事などに使えるのに、何故遠くまで運ぶ必要があるのか?」という疑問の声が出ていると報じた。そして、被災地の首長たちのコメントを紹介した。


「岩手県陸前高田市の鳥羽太市長のコメント」
市内にガレキ処理の施設を作れば雇用も生まれるし、自分たちですべて処理できます。このことを県に相談したら「現行の法律にないため、いろいろな手続きがあるので無理です」と門前払いを食らいました。千年に一度の大災害なのだから前例がないに決まっていますよ。自分たちで瓦礫を処理すれば雇用も生まれるし護岸工事の基礎材にも使えるのに、門前払いを食らったのです。


「岩手県岩泉町の伊達勝身町長のコメント」
政府は「早く片付けなければいけない」と言うけれど、まずは市街地の背後の山に運んで、ここから片付けて行けば雇用が発生して地元にお金が落ちてきます。再建する町からガレキを移せば、急いで処理しなくても大丈夫です。税金を青天井に使って全国に運び出す必要などありません。


「福島県南相馬市の桜井勝延市長のコメント」
とにかく南相馬市は護岸工事を行ないたいのです。南相馬で出た災害ガレキを護岸工事の基礎工事に使いたいのです。長さ18キロの防潮堤を作るのに、南相馬の災害ガレキでは足りないので、三陸からもガレキを持ってきたい。これを県と国に言ったのですが「うちの所管じゃない」と言われ、環境省、国土交通省、厚生労働省、総務省、どこに行っても受け入れてくれませんでした。地元では必要なガレキなのに、それをわざわざ広域処理するために税金を使って何台もの10トン積みトラックが全国を走り回り、われわれの地元では護岸工事のために新しく大量のコンクリートなどを買い入れないとならないのです。


‥‥そんなワケで、ここまで読んでもらえば、だいたいのことが見えてきたと思うけど、今度は逆の立場として、ガレキの受け入れを拒否してる自治体の見解を紹介しようと思う。拒否してる自治体の見解は、ほぼ同一の理由によるものなので、ここでは一番分かりやすく書かれてる徳島県の見解を紹介する。これは、県のホームページの「目安箱」に寄せられた県民からの意見に答える形で掲載されたものだ。


■ご意見■
60歳 男性
タイトル「放射線が怖い?いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖」
東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されていない。東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んでいるからだ。ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を真に受けて、自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、恥を知れ!!徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか?情け無い君たち東京を見習え。


■回答■
【環境整備課からの回答】
貴重なご意見ありがとうございます。せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。
このたびの東日本大震災では、想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害廃棄物が発生しており、被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。
こうしたことから、徳島県や県内のいくつかの市町村は、協力できる部分は協力したいという思いで、国に対し協力する姿勢を表明しておりました。
しかしながら、現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも発生していることから、その処理について、国においては1kgあたり8000ベクレルまでは全国において埋立処分できるといたしました。
(なお、徳島県においては、放射能を帯びた震災がれきは、国の責任で、国において処理すべきであると政策提言しております。)
放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)
ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)
ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。
例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されています。
また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。
徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。
もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。
ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。
われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652


ちょっと長いけど、とても素晴らしい回答なので、全文を紹介させていただいた。同じような見解を示してる自治体は、他にも北海道寿都郡の黒松内町http://www.kuromatsunai.com/saigai/20120320.htmなどいくつかあるけど、すべてに共通してるのは、どの自治体も頭ごなしに拒否してるワケじゃないってことだ。どの自治体も「安全性が確認できれば受け入れたいが、現状の政府の方針では住民の安全を確約できないので拒否せざるをえない」っていう立場だ。つまり、これまた政府のデタラメさが原因てワケだ。

一例をあげると、和歌山県の仁坂吉伸知事は、キッパリと受け入れを拒否した上で、新聞の取材に対して「国は合理的な行動をせずに責任を各地域に押しつけている。協力しない地域は人情を解さないと言われるのは筋違いだ」とコメントしてる。これがマトモな首長の主張だろう。ついでにもひとつ、村長の意見も尊重すべきだろう(笑)


何しろ、今回の野田政権による「震災ガレキは安全ですよパフォーマンス」はあまりにも酷過ぎる。まずは、次の映像を見てほしい。これは、3月18日に神奈川県川崎市で行われた「震災ガレキは安全ですよパフォーマンス」の様子だ。

http://www.youtube.com/watch?v=o-AJHq543So&feature=player_embedded

賢明なる「きっこのブログ」の愛読者諸兄ならソッコーで気づいたと思うけど、このパフォーマンスで細野豪志原発担当大臣が手にしてるのは「空間線量計」だ。そう、大気中の放射線量が「毎時 何シーベルト」かを計測す
る機械だ。それでまずは空間線量を計測して「0.5」だと言い、次にテーブルに置いたガレキに近づけて「これでも0.5のまま変わらないのでガレキは安全です」と来たもんだ。

ガレキの汚染度は「どれだけ放射性物質を含有してるか」っていう1キロあたりの量を計測しなきゃ分からないワケで、その単位は今や小学生でも知ってるように「ベクレル」だ。空間線量計を近づけただけで物質の汚染度が計測できるなら、キャベツだってカツオだって空間線量計で計測できちゃうワケで、小売店の人もスーパーの人も消費者も誰ひとり困らない。物質の汚染度は5000円や1万円で買える空間線量計じゃ計測できないから、みんなわざわざ地域の「ベクレル測定所」まで食品を持ってって計ってもらってるのに、こんなアホが原発担当大臣だったなんて、気が遠くなってくるよ、まったく。何しろ「空間線量計でガレキの汚染度を計る」ってことは「体重計で身長を計る」ってことと同じだからだ。

で、これとおんなじインチキ測定をやったのが、愛知県と同様に特大のニンジンに飛びついちゃった静岡県の島田市だ。ここでも、ガレキ自体が何ベクレルなのかは測定しないで、ガレキの積まれたコンテナの中の空間線量だけを測定して「問題なし」っていうペテンを炸裂させたのだ。こんなイカサマが通用するなら、放射能汚染された農作物が積まれた倉庫の中の空間線量を測定して、「問題なし」って言って出荷することも可能になちゃう。これぞ子ども騙しの典型だろう。

その上、野田政権が吊るした特大のニンジンに飛びついた島田市の桜井勝郎市長のことを調べてみたら、2001年に市長に初当選する直前まで、産業廃棄物処理業「桜井資源株式会社」の社長をやってて、現在は息子が社長をやってるってことが分かった。そして、市長になってからも、公共事業の入札額を親族会社に漏洩して私利私欲をむさぼり、市民から住民訴訟を起こされるような人物だってことも分かった。詳しくはコチラの事件の詳細を読んでもらえばよく分かるだろう。


‥‥そんなワケで、ずいぶん長くなっちゃったので、最後に今日のブログの要点をマトメとくと、野田政権が連呼してる「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」ってセリフは大嘘だったってこと。ま、言ってることの大半が大嘘ばかりの野田ちゃんなんだから、ガレキに関してだけホントのことを言ってるなんて信じてるオメデタイザーな人は少ないだろうけど、実際に被災した人や被災地の首長たちの言葉を聞けば、復興の妨げになってるのは「ガレキ」じゃなくて「野田政権」なんだってことが分かったと思う。そして、そんな野田政権が、自分たちの対応のまずさをゴマカスために、あたかも大量のガレキが問題になってるように演出してたってワケだ‥‥ってことで、今日は最後に自民党のホームページで行なってるアンケート「がれき処理に地方自治体は積極的に参加すべきだ」http://www.jimin.jp/voice/yn_voice/result.htmlを紹介して終わりにしようと思う。3月23日23時の時点で、YESが2438票(10%)なのに対してNOは20052票(90%)と圧倒的だ。

http://kikko.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2012/03/24/jt1.jpg

被災地では「地元で処理させてくれ」って言ってて、世論でも9割が「広域処理」に反対してるのに、それでも莫大な税金を使ってまで強引に「広域処理」をしようとしてる野田政権。そして、除染の利権と同じく、ガレキの利権にもカネの亡者どもが群がってきた‥‥ってワケで、こんな「裸の王様」みたいな政権は、もはや時間の問題だと思った今日この頃なのだ。  


以下も、宜しくお願いいたします。

【緊急署名】 ガレキ受入やめて @沖縄県内 
パソコンサイト
http://www.shomei.tv/project-1915.html

携帯サイト
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1915


沖縄の子ども達を放射能から守る会のブログ・目次
http://blogs.yahoo.co.jp/kodomdotacimamoru/3811025.html

現在、756筆の反対署名を頂いております。

沖縄の方で、下記に該当する場所への抗議を行う方にも、
この署名は提出できる様にしてあります。追ってご連絡まで


企画者:
 沖縄の子ども達を放射能から守る会
提出先:
 沖縄県・沖縄県県議会・那覇市・南風原町・うるま市
・宜野湾市・糸満市・豊見城市・石垣市・沖縄市
・北谷町・前記した市及び町の議会


以上です。戦いましょう!
【沖縄の子ども達を放射能から守る会】



福島県の教員が文房具の支援を求めてます

2011-04-08 00:52:33 | 東北大震災
◎以下に、久野さんからのアピールを転載


☆4月7日~①

3月から「てれれ」(夢の注:「カフェ放送てれれ」。下之坊代表がヨーロッパの市民メディアの視察を踏まえ、2003年に大阪で開始。現在、関西を中心に名古屋・東京を含めて約30箇所のカフェ、居酒屋、コミュニティスペースが協力している)でボランティアをしている久野といいます。

今は関西に住んでますが、地元は福島県です。

今、中学校の恩師がすごく困ってます。
恩師(いわき市立豊間中学校 小野覚久先生)からのメールを転送させていただきます。

---
うちの学校は、学校を含む学区のほとんどが津波で壊滅状態で、学校も生徒も教材教具、学用品が全くない状態です。
そんな中、教育委員会は、強引に明日から授業再開と指導してきました。

そこで図々しいお願いなのですが、
学用品など余っているもの、古いもの等あれば、支援して頂ければ幸いです。
周りの方々にお声をかけて頂ければ、なお助かります。
新しく購入して頂くのではなく、あくまで余っているもの、自分では使わないもの、古いものがあればと言うことでお願い致します。
小学校でも同じ状態ですので、中学校で使わないものは小学校へ回し、それでも余っているものは、もっと困っている地域に送りたいと思います。m(_ _)m
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筆記用具・ノートなど文房具、また制服のおさがりなどあれば助かります。
もしそういったものがありましたら、一度久野に連絡頂けると嬉しいです!

皆さんのご協力をお願いします。

久野祐
tack731@gmail.com


☆てれれ事務所より久野です。~②追伸

昨日は突然の連絡だったにも関わらず、たくさんの方から協力のご連絡を
いただきました。本当にありがとうございます!!

学用品の送付につきまして、以下に詳細を書かせていただきます。

---

☆筆記用具・ノートなど文房具、また制服のおさがりなどあれば助かります。

そういったものがご家庭や身の回りにないか、探して頂けると嬉しいです!



☆もし学用品がございましたら、一度てれれ事務所までご持参ください。

てれれメンバーの皆さんが持ち寄ったものを、一つにまとめて発送します。

※学用品ですが、第一次発送分は4月20日(水)までにご持参をお願いします。



☆個人で直接送付される方は、下記の注意事項をご確認のうえ、送付先の住所まで

お送りください。

送付先などについて


☆送付の期限はありません



☆文具などの学用品・制服の指定はありません

(使いかけもOK)



☆「送料も込み」で、支援頂ける範囲でお願いします

(宅配便で発払い)



☆ものが集まった場合のお送り先は、下記の学校にお願いします。



☆送付先 ※学校名にご注意ください

↓ ↓ ↓ ↓

〒971-8101

福島県いわき市平藤間字千ヶ久保72

0246-39-2155

(藤間中学校内)

【いわき市立豊間中学校 小野覚久先生】 宛てでお願い致します。



☆分からないことは久野までお問い合わせください。



久野 祐(ひさの たすく)

tack731@gmail.com

copen-pondi-julau@docomo.ne.jp

※支援する学校のある地域は、原発に比較的近いこともあり、
企業の寄付等は十分に行き届いてないそうです。
(最近、ようやく日本郵便の配送が再開されました)

可能な範囲で構いません。皆さんのご協力をお願い致します!


以上


【夢のから】この支援は、比較的誰でも可能なことですので、ちょっと家の中を調べて余分な文房具を見つけてあげてください。ご近所や知人に声かけしていただけると有りがたいです。

大本営発表の胡散臭さ

2011-04-07 07:17:53 | 東北大震災
【友人のブログから転載】


◎「終わりが見えない」


「海への高濃度汚染水流出止まる」
こういう情報だけはすぐに公表するので、「よし!一歩前進」と素直に思う人もいるだろうけど、実際はまさに一進一退。つか対処療法の連続。いつまでたっても根本的な終わりが予測できないし、先の見えない状況が延々と続いている。

ついこないだまで、「外部電源の回復」が大々的に宣伝されていたよね。放水による冷却などというのは、単なる時間稼ぎにすぎないわけだから、そうして一分でも時間を稼いでいる間に、冷却システムを再稼動させるしかない。電源回復のニュースを聞いて、この方向にむかっている、つまり「一歩前進」しているとあたしゃ思っていたよ。とりあえずは破滅的な事態はさけられそうでよかった、もう「どんでん返し」はないよねと。お願いだからこのままいってくれと。祈るような気持ちだったよ。

もちろん、放水した水はどこに行くんだろう?とは思っていたさ。でも、今はそんなこと言っている場合じゃないとも思ってた。それが作業員が高濃度の水に汚染されたというあたりから、恐れていた「どんでん返し」がはじまってしまった。電源の回復どころではなくなり、汚染水の封じ込めが当面の課題となって、あげくにとうとう海に流しちまった。

今はほんのわずかでも良い方向に向かっているのか、それとも事態は悪化しているのか、それすら公表されている事実からはわからない。それを解説してくれるのが「専門家」の仕事だと思うのだが、少なくともテレビに出ている輩どもは信用できないというか、楽観論をふりまくばかりで、知りたいことは少しも教えてくれない。

「一週間くらいで事態は収拾されるだろう」と断言してた専門家もいた。その時は「そうなのか?」と思っていた素直な私。だが、このごろなんとなくわかってきたけど、他のことはともかく、こと原発に関してだけは、マスコミの情報や政府の発表は中国政府なみの信用度しかない超楽観論、要するに「大本営発表」くらいに思っておいてちょうどいいということだ。

つまり嘘とまでは言わないが、最善のシナリオから最悪の事態まで、幅のある今後の予測の中で、常に最善のシナリオしか奴らは話さないということだ。そしておそらく、一番楽観的な予測でも、一週間どころかこの先数十年間、日本は放射能汚染の後始末とおつきあいし続けなければならないということだ。その道筋が軌道にのるまで、復興計画もくそもないといことだ。そして考えたくもないが、数十万から数百万の人々がいきなり緊急の避難を余儀なくされ、その過程で数万人規模の死者が出るとか、首都圏あたりまで高濃度の放射能で汚染されはじめるとか、そういう最悪のシナリオの可能性もまだ残っているということだ。

最善から最悪の幅の中で、どのあたりに落ち着くのか、まだまだ予断を許さない厳しい状況が当面続く。当面の生活だけでなく、これからの人生を考える上でも落ち着かない日々だ。



◎夢の傑作映画館からのレス

すごく分かり易い感想・解説ですね。

名前伏せて、私のブログに転載しちゃおう。

最悪を想定して現地の住民に情報公開と説明をして、とりあえずは放射能被害の影響がきつい子どもと妊婦を先に遠くへ避難させ、外国は最低80キロ圏外へ出るよう指示してるのだから、その他住民も国家の責任で避難させるべきだと思います。

もちろん放射能被害の危険性を理解した上でも、もうこの地は離れたくないという人たちもおられるかも知れませんね。とくに高齢の人の場合は生まれ育った故郷であれば愛着はひとしおでしょうから…。

そういう人たちには自己決定権は残さないといけないような気がします。国家が個人の選択に介入する権限はないと思うのです。

だから、選択と自己決定権を残した上で、国家としては最悪を想定した対策を行うべきだと思います。

現在、原発に対してやってることは、「何とかあの手この手で努力しています」というアリバイ工作だと思う。

優先すべきは住民をできるだけ遠くへ避難させることでしょう。チェルノブイリ原発事故の場合は、ソ連国家が秘密主義だから住民に何も説明せずに強制的に避難・退去させたのじゃあなかったかな。お婆さんが猫だけ抱いてバスに乗り込む写真が強烈に印象に残っています。

いずれにしても、原発という大事故が起これば対処できる方法が存在しない代物を作ってしまった国家と電力会社の幹部は犯罪者でしょう。殺人と殺人未遂罪ですよ。「原発安全」を宣伝した学者・専門家も共同正犯でしょう。

戦争を遂行した責任者は戦争犯罪者として裁かれるのだから、原発事故責任者も原発犯罪者として責任追及をする必要があると思います。事態をなんとか乗り切ってからですけどね。