☆父と娘の会話~居間にて②
娘「今日、大飯原発再稼働で、細野が福井県庁へ行ったのに、夕刊には何も出てない…。内閣改造の話ばっかりや」
父「細野は、先週末に行く予定やったんを、週明けに延期したよな。あれには二つの狙いがあるな」
娘「何やのん?」
父「ひとつは、週末やったら県庁前にたくさん人が集まれるから、ウィークディに変えた。福井に行きたくても、仕事を急に休みに変えて、福井に行かれん人はおるわな」
娘「オヤジは元々休みやん」
父「オレには致命的にカネがない」
娘「もうひとつは?」
父「内閣改造にぶつけることを計算したな。ニュースが、そっちばかりになって、福井の大事件が消せる。スキャンダルは、より大きなスキャンダルを消す働きがある。これ、スキャンダルの法則やな」
娘「内閣改造はスキャンダルか?」
父「まさにスキャンダルや。入閣した大臣はスキャンダルだらけ」
娘「細野は、裏口から入った。4月の枝野の時もそうや」
父「裏口入学か。カネが動いてるな」
娘「ちょっと違うねんけど…」
父「オレは研究したのや」
娘「何を?」
父「福井県庁は福井城の城跡にあって、お堀と石垣に囲まれてる。堀を越える侵入路の橋は3つしかない」
娘「歴史と地理の研究か。原発に関係ないわ」
父「それが関係ある。なんで、反対する人は正面の橋に集まるのや。二つの裏口を固めたら入城でけへん」
娘「戦争ゴッコと違うぞ」
父「いや、これは戦争に等しい。放射能を撒き散らして、国民が死んでもええと権力が判断した。戦争とどこが違うねん」
娘「それはそうやけど…そこまで考えが回らん」
父「細野を福井城に閉じ込める。いや、もっとええのは、大飯原発に常駐させる。逃げられへんよう、格納容器に縛り付け、試運転開始の時に、悲鳴を上げてストップ! て叫ぶかどうかをユーストリームで生中継する」
娘「それが、どんな意味があんねん、オッサン! ウチらは、再稼動を止めたいのや!」
父「原子炉の中で、ドジョウを泳がす。ドジョウ総理が苦しむ」
娘「アホかッ! 人間でも平気で殺そうか言う奴に、ドジョウの命なんか、どうってことない」
父「人間もドジョウも、命に変りはない。生類憐れみの令を出そ!」
娘「オマエは江戸時代に生きとんのかッ!」
父「なんでやねん。自然との共生とか、命に優劣をつけない考え方って、仏教本来の思想と違うんか。ニッポン人も、もうチョッと真剣に仏教思想を学んでたら、マシな国民になれたんと違うか。南無妙法蓮…陀仏」
娘「何宗や!」
父「宗派なんか超越せェ。小さいことに拘るな。もっと大局を見よッ! 娘よ! 宇宙を司る真理に目覚めよッ!」
娘「教祖かッ! オウムかッ!」
父「セイザイカンガクホウ、セイザイカンガクホウ、セイザイカンガクホウ…(出て行く)」
娘「また、山伏かッ! 恥ずかしいから町内周るなッ!」
娘「今日、大飯原発再稼働で、細野が福井県庁へ行ったのに、夕刊には何も出てない…。内閣改造の話ばっかりや」
父「細野は、先週末に行く予定やったんを、週明けに延期したよな。あれには二つの狙いがあるな」
娘「何やのん?」
父「ひとつは、週末やったら県庁前にたくさん人が集まれるから、ウィークディに変えた。福井に行きたくても、仕事を急に休みに変えて、福井に行かれん人はおるわな」
娘「オヤジは元々休みやん」
父「オレには致命的にカネがない」
娘「もうひとつは?」
父「内閣改造にぶつけることを計算したな。ニュースが、そっちばかりになって、福井の大事件が消せる。スキャンダルは、より大きなスキャンダルを消す働きがある。これ、スキャンダルの法則やな」
娘「内閣改造はスキャンダルか?」
父「まさにスキャンダルや。入閣した大臣はスキャンダルだらけ」
娘「細野は、裏口から入った。4月の枝野の時もそうや」
父「裏口入学か。カネが動いてるな」
娘「ちょっと違うねんけど…」
父「オレは研究したのや」
娘「何を?」
父「福井県庁は福井城の城跡にあって、お堀と石垣に囲まれてる。堀を越える侵入路の橋は3つしかない」
娘「歴史と地理の研究か。原発に関係ないわ」
父「それが関係ある。なんで、反対する人は正面の橋に集まるのや。二つの裏口を固めたら入城でけへん」
娘「戦争ゴッコと違うぞ」
父「いや、これは戦争に等しい。放射能を撒き散らして、国民が死んでもええと権力が判断した。戦争とどこが違うねん」
娘「それはそうやけど…そこまで考えが回らん」
父「細野を福井城に閉じ込める。いや、もっとええのは、大飯原発に常駐させる。逃げられへんよう、格納容器に縛り付け、試運転開始の時に、悲鳴を上げてストップ! て叫ぶかどうかをユーストリームで生中継する」
娘「それが、どんな意味があんねん、オッサン! ウチらは、再稼動を止めたいのや!」
父「原子炉の中で、ドジョウを泳がす。ドジョウ総理が苦しむ」
娘「アホかッ! 人間でも平気で殺そうか言う奴に、ドジョウの命なんか、どうってことない」
父「人間もドジョウも、命に変りはない。生類憐れみの令を出そ!」
娘「オマエは江戸時代に生きとんのかッ!」
父「なんでやねん。自然との共生とか、命に優劣をつけない考え方って、仏教本来の思想と違うんか。ニッポン人も、もうチョッと真剣に仏教思想を学んでたら、マシな国民になれたんと違うか。南無妙法蓮…陀仏」
娘「何宗や!」
父「宗派なんか超越せェ。小さいことに拘るな。もっと大局を見よッ! 娘よ! 宇宙を司る真理に目覚めよッ!」
娘「教祖かッ! オウムかッ!」
父「セイザイカンガクホウ、セイザイカンガクホウ、セイザイカンガクホウ…(出て行く)」
娘「また、山伏かッ! 恥ずかしいから町内周るなッ!」