goo blog サービス終了のお知らせ 

夢の傑作映画館・高島与一

ドラマ・映画のシナリオ、ルポ、ドキュメンタリー、構成台本、小説、エッセーなどの執筆とドラマ論、脚本指導

8/30大阪市「被災地ガレキ受け入れ」市民説明会のラスト

2012-09-01 09:22:59 | 放射能被ばく
下記のブログに標記についての文字起こしがされています(一部、文字の間違いがありますが)。橋下氏は、環境省の役人に答弁を丸投げして何も答弁せず逃げました。エスピーに防御されて。

彼は自分の悪行が分かっています。だから市民の反発が怖い。いつ自分の虚像が剥がされるか、内心戦々恐々としているはず。強気一方に見える彼のポーズは、実は虚勢です。「橋下人気」は、マスコミ(彼はタレント時代にマスコミ人脈を広げました)を最大限利用して演出して来た虚像であることを、彼自身が一番良く知っているのです。

彼は、堺屋太一氏などをブレーンに関西経済界が「大阪・関西の経済のこれ以上の地盤沈下を食い止め、東京圏に対抗できる強い経済圏を作る(それを推めるために都構想なるものを画策している)」という長年の構想を推進する表の看板として担ぎ出されたのです。関西財界のシナリオを演じる主演男優です。

彼は威勢の良いこと(ハッタリ)をポンポンと放言する「才能」には恵まれています。弁護士業とタレント業を通じて身に付けた能力でしょう。また、タレント時代に、テレビを通して「庶民の心」をキャッチする(視聴率を稼ぐノウハウ)方法にも習熟したでしょう。ここが彼の恐ろしい点だと思います。平たく言うと、「人心掌握術」に長けているのです。これは大手広告代理店が切り拓いて来たノウハウであり、日常のテレビ番組・CM・キャッチコピー作成・政党の選挙宣伝・新人タレント、歌手売り出し、さらに今回の「ガレキ広域処理=被災地復興支援」の40億円大キャンペーンなど、あらゆる所に駆使されるノウハウです。

関西財界のシナリオ実現のため府知事の権限、大阪市長の立場、関西広域連合を最大限利用し、さらに国政にまで進出しようとしているのです。

彼を支える基本理念は、「新自由主義(規制緩和の徹底による弱肉強食の競争至上主義)」です。小泉首相の腰巾着であった竹中平蔵氏(貧困化・格差拡大を推進したA級戦犯)が、橋下氏を絶賛しています。関西経済界の番頭である橋下氏の中心テーマは、関西財界の活性化ですから、全ての政策の基本は「経済的効率性」、平たく言えば「利潤追求・儲け中心」であり、手間隙がかかり、利潤追求至上主義には本来馴染まない地道な文化活動・団体や男女共同参画事業などの人権啓発活動などを斬り捨てるのは、このような基本理念から必然的に出て来ます。

自治体行政(国家行政も)を推める基本理念が、営利企業の論理と同じになれば、市民の「福祉・医療・人権・暮らし・文化」などは枯渇してしまいます。これらすべてを儲けの対象に委ねてしまえば、金儲け主義の大企業がさらに世の中を席捲してしまい、市民の基本的人権、憲法25条に規定された生存権が奪われてしまうのです。

今、脱原発の方向を目指すということは、人々の暮らし、政治のあり方を「庶民を犠牲にした経済成長至上主義・大企業中心主義」から「庶民の命と暮らし」を大切にする方向へ国や自治体のあり方を根本的に軌道修正する、大変革する闘いなのです。

そして、ガレキ広域処理を根本的に阻止する闘いは、脱原発の闘いの重要な構成要素であり、放射能汚染に抵抗する被災地内外を結ぶ全国的な共通の課題と言えます。

これは私個人の分析です。真偽の程は、ご自分で検証してください。



http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2290.html

「ちょっと待って!放射能ガレキ in 中之島(行動)」

2012-08-29 11:16:40 | 放射能被ばく
8月30日(木)、
「ちょっと待って!放射能ガレキ in 中之島(行動)」を、準備しています。
一人でも多くの方々に参加していただきたいです。
ガレキ受け入れに反対する全ての個人・グループ・団体の総結集で、多くの市民に開かれた取り組みを目指しています。
どなたでも参加できます。

8月30日の大阪市主催、震災がれき受け入れについての大阪市住民説明会に焦点を合わせて橋下市長に市民の声をぶつけ、広汎な市民の力でガレキ受け入れ・焼却・埋め立を断念させていく取り組みです。

【詳細】
来る8月30日、橋下市長による震災瓦礫の広域処理受け入れについての説明会が中之島公会堂であります。
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kankyo/0000177910.html
1.開催日時
 平成24年8月30日(木) 19時から20時30分まで 
2.場所
 大阪市中央公会堂 1階大集会室 (大阪市北区中之島1丁目1番27号)
3.対象
 大阪市にお住まいのみなさま方 定員:750人(先着順)
4.受付開始時間
 18時から


それにあわせて同日、大阪市役所前行動(1部=お母さんの部)及び中之島公会堂前行動(2部=一般の部)を行います。

大阪市では6月と7月に舞洲焼却場のある此花区で、此花区民限定の住民説明会を3回行いました。
そしてこの8月30日は大阪市民限定の説明会を行いこれが最後となります。
震災瓦礫には放射性物質のみならず、アスベスト、ヒ素、水銀などの有害物質を含み一般の焼却場で処分することはとても危険で、その被害は大阪市内にとどまるはずはありません。
東京の焼却場ではこれらが発見されたため一時焼却を見直しておりました。

現在、震災瓦礫の総量はどんどん下方修正され、処理を検討していた自治体も手を引き始めており、西日本では大阪市と北九州市だけがその計画を進めています。
今や瓦礫は被災県でも十分に処理できる量とされています。

それにもかかわらず、過去3回行われた此花区での住民説明会の橋下大阪市長の説明は、福島第一原発由来の人工放射線を、レントゲンや自然放射線と比較し、暗に被曝を強制させるようなものでした。大人も子どもも等しく危険なものを浴びせられますが、子どもにはより深刻な被害となることは明白です。

私たち市民はこれに徹底的に抗議し、震災瓦礫受入れを断固反対するべく下記の通り8月30日に同日抗議行動することとしました。

【行動名】
8.30ちょっと待って!放射能ガレキ in 中之島
ーガレキ受け入れやめて!橋下市長に市民の声を届けよう!-

【とき・ところ】
2012年8月30日(木)
15:00~17:00 お母さんの部 (市役所南側) 声明文読み上げ、
                  エレクトーン、バイオリン演奏、紙の朗読、
                  一言メッセージなど。

17:30~21:00 夜の部 (中之島公会堂前) 橋下大阪市長へ3分間
                          スピーチなど。

【応援ゲスト】
 セバスティアン・プフルークバイル博士(ドイツ放射線防護協会・会長)
    *おかあさんの部のみ参加(予定)
 山本太郎さん(俳優) 
    *両方に参加予定
 木下黄太さん(放射能防護プロジェクト)
    *夜の部のみに参加予定

【主催】
ちょっと待って!放射能ガレキ 関西ネット 
【連絡先】
山田 tj5tymd@gmail.com


チラシ表面ここにあります。
http://love-peace.from.tv/2012830/2012830omote-2.pdf
チラシ裏面ここにあります。
https://docs.google.com/file/d/0B8RBIf5I1IceQ2I1SndIbVFoZkE/edit





クリアランスレベル

2012-08-28 07:46:45 | 放射能被ばく
お早うございます。ガレキ問題について、「ちょっと待って!放射能ガレキ 関西ネット」のMLに投稿したものを転載します。これは、尼崎市の二回目の市民対話集会に向けて発言を準備した時にまとめた論点です。結局、この時は発言できませんでした。今、ガレキ問題は、大阪市が焦点になっており、ここで明らかにするのも意味があるだろうと思い投稿します。

【以下転載】

私が今までに理解した範囲で書きます。間違っている理解があるかも知れません。

2005年に原子炉等規正法が改悪されて日本にクリアランス制度が導入されました。これはIAEA(ICRPだったか忘れました)からの要請によるもので、原子炉解体に伴う濃度基準を決めろということです。東海村事故や日本の原発老朽化によって現実に日本でも廃炉・原子炉解体が日程に上る時期に来たからだろうと推測しています。解体後に鋼鉄やコンクリートなどの再利用に道を開きました。

このクリアランス制度を原子炉以外の放射性汚染物にまで横滑りさせたのが、放射線障害防止法への導入、改悪です。2010年3月に文科省が国会提出し、2012年4月1日から施行されています。対象は、医療機関、研究機関、教育機関などから排出される放射性汚染物です。これの背景は、とくに医療機関だと推測しているのですが、排出される放射性汚染物の量が膨大になって来たため、従来のようにドラム缶に密閉して埋設する場所・手間・費用などを「解決」するための法改悪だったのだろうと考えています。

両方の法律とも同様ですが、クリアランス制度とは、ある一定の値(ベクレル表示)であれば、「放射性物質と見なさない」という恐ろしい制度です。下の法律の場合、「クリアランスレベル以下であれば放射性物質と見なさない」「通常の産業廃棄物と同じ方法で処理・再利用できる」としたことで、焼却処理への抜け道が作られたと理解しています。

これに対する反論です。

クリアランスレベルの値は法律に表示されておらず、IAEA基準をそのまま使用しているはずです。kgあたり100ベクレル未満は、放射性セシウムのクリアランスレベルです。放射線核種は物質としての性質が異なり、人体への影響も異なりますから、クリアランスレベルの値は、核種によって全て異なります。クリアランスレベルが設定されている核種は50種類くらいあったと記憶します。ここが一つの問題です。

今回のガレキ問題で放射性セシウムのことしか言われていないのです。これが大いなるペテンです。福島第一原発事故によって広がった放射性物質はセシウムだけに限定されません。ただ、ほとんど隠蔽されて、ヨウ素とセシウムくらいしか発表されず、報道されなかったから、これで誤魔化せると思っているのでしょう。チラッとは、他の核種の国内での発見も漏れて小さく報道されています。ストロンチウムなども出ています。ノルウエイ・リトアニア・米カリフォルニアで、福島事故後のプルトニウムの発見がネットで報道されました。
ですから、放射性セシウム以外の核種に対しても、どう検査するかは問われなければならないのです。クリアランスレベルを仮に認めたとしても、それが計測されないのであれば意味がありませんから。

二点目の問題。核種が違えば物質の性格が異なるのですから、気化する温度も異なります。気化すればフィルターを通過するから、焼却炉の温度をコントロールすると言ったところで、核種によって気化する温度が異なるものを、一般の焼却炉でどうやって全てをコントロールするのか、そんな器用なことができるわけがない。これは、私は理科系ではなく、焼却炉についての知識もありませんが、合理的推論によるならば、こういう結論になります。

私が、クリアランスレベルを調べ出したのは、尼崎市が、「ガレキを受け入れるとしたら、放射性セシウムのクリアランスレベルの100ベクレル/ kg以下」と発表してからです。上記のように、放射性汚染物の焼却への抜け道は悪法によって準備されていたと判断しましたから、クリアランスレベルそのものを批判できなければ、相手を論破できないと考えたのです。

根本的な論点は、内部被ばく、低線量被ばく、累積被ばくの危険性を主張することだと理解していました。「しきい値」は存在しないこと、チェルノブイリ以降の医学的調査・知見を対置すること。

もう一点付け加えますと、「ある一定の値以下であれば放射性物質と見なさない」という文言自体が、極めて「政治的解釈」であって、およそ非科学的だということです。エスプレッソをお湯で薄めてアメリカンになってもコーヒーはコーヒー。アメリカンをコーヒーと見なさないと言えば、アメリカ人はみな激昂します。また、ニコチンに1mg以下をクリアランスレベルにして、ニコチンと見なさないようにすると厚生労働省が言ったら、子どもが喫煙権を主張し出して、厚生労働省は世間から袋叩きに遭うでしょう。それくらいナンセンスな制度。たとえ1mgでも3mgでもニコチンの含まれる煙草を子どもが喫うことは認められていません。にもかかわらず、クリアランスレベル以下の放射能は、放射能ではないから子どもも吸いなさいというのが、この事態のペテンです。

8月30日、厳しい残暑のはね飛ばし方

2012-08-25 19:51:37 | 放射能被ばく
「被災地ガレキ広域処理問題」に対して、関西で様々な市民グループ・個人が、安全の保障を求め、健康への不安を感じ、遠隔地への膨大な輸送費やマスコミを使った30億円以上の広告費への疑問を感じ、なぜ地元ではもうほとんど瓦礫処分のメドがつきつつあり、また安全に配慮して「いのちの防潮堤」の基礎として利用したいとの声も上がっているのに、これは本当の「被災地支援ではないのでは…」「これが環境省が宣伝する『絆』なのか…?」と、自分の頭で考え、悩み、「被災地の高放射線下にある被災者、とくに未来を生きる子どもたちを関西へ避難してもらうことや、まだ被災地から様々な事情で避難できない人たちに、汚染の少ない食料を送ってあげる後背地として関西・西日本を汚染させないことこそが、本当の絆ではないかと考え、多くの府県・市町村で署名を集めたり、行政に陳情者・要望書を出したり、質問・抗議の電話をかけまくったり、集会をしたり、学習・講演会を重ねたりして地道に活動を続けて来ました。

今や瓦礫焼却・海面埋め立ての焦点は、橋下大阪市の行方にかかっています。8月30日に、大阪市民向けに限定した「市民説明会」が大阪市役所ウラの中之島中央公会堂で開かれようとしています。

いままで関西で「汚染ガレキ受け入れ反対」の運動をしてきたグループ・個人が集まり、「ちょっと待って!放射能ガレキ in 中之島」の行動を当日午後3時から市役所横遊歩道、中央公会堂前・周辺で行います。

3時からは、夜遅くまで残ることができないお子さん連れのお母さんたちが想いを出し合える集会になります。そこへ山本太郎さんが駆けつけてくれることも決まりました。

夜の「市民説明会」に集まって来る市民に向けては、ガレキ問題をより考えていただけるようなビラも用意します。

橋下市長は、説明会に入る大阪市民の持ち物検査をするという暴挙に出ます。市長が市民を疑いの眼で見る、こんな市長は要らないと私個人は思います。マスコミを最大限に利用して人気取りだけを計算している橋下氏に中央政界に進出して欲しくありません。テレビタレントに戻って放言していればいいのです。テレビに出たがる「政治家」だって放言しているだけですからね。人権感覚のない人が弁護士業に戻るのも困りものですし…。あの方は、自殺者を多数出した零細自営業者向けの高利貸し「SKローン」の顧問弁護士だったはず。

11月に大阪市は試験焼却を予定しており、あと2ヶ月間に考え得る戦術を可能な限り実行して、これを止めるために、みんなで力を合わせ、小さな違いは乗り越えて闘っていこうと考えています。

これは大阪市民だけの問題ではありません。空や海は繋がっています。汚染はどこまで広がるか分かりません。近畿の住民が広く集まって、知恵を出し合い、運動を進めて行こうと考えます。

どうか皆さん、結集、連帯、支援を心からお願いいたします。


被災地の子どもたちを守ろう

2012-08-01 09:58:30 | 放射能被ばく
「被災地の放射線量が高いから避難すべきだ」と発言する人は、ネット上でも結構おられるのですが…。諸般の事情で避難できない方たちに対して、どういう援助をするべきだとの具体的な提案や行動は、少数の避難受け入れや一時保養受け入れの地道な活動をしておられる市民グループ以外は、あまり見かけません。

避難できなくて悩んでおられる人たちに、「避難すべきだ」と言うだけでは、何の力にもならないのです。日々、放射線被ばくの下で悩みながら暮らしておられる人々に対して、「どうして避難しないのか」と問い詰めても、ストレスを増やすことにしかなりません。個々の事情は千差万別です。たとえば、奥さんが放射線被ばくに悩んでおられても、他の家族、夫や親との意識のギャップが存在するようなケースもあります。

よく脱原発運動やガレキ広域処理反対運動の中で、「温度差」ということを言われる人がおられますよね。そんなことは当たり前の前提であり、被災地の同一家族内でも、近隣の住民の間にも「温度差」は当然ながら存在し、それが避難の妨げになっていることもあります。

「ガレキ広域処理」は、真の被災地支援にはならないと言う主張は正しいし、私もそう思います。その正しい主張が、被災者を避難させる条件作りの運動に発展すること、なかなか避難できない人たちをどう支えるのかという運動に発展することを願って止みません。しかし、そのためにも「ガレキ広域処理」を阻止しなければならないのだとの主張や行動にも私は同意します。



被災地の支援は、少数の庶民が行うには、あまりにも非力です。「逃げた方がいい」と言うだけなら簡単なことで、誰にだって言えます。

未だ避難できない方の苦しみを分かろうともしない無責任な発言に出くわすと、心底腹が立ちます。

また、誰にも個別の事情はあり、自己決定権もあります。

「避難すべきだ」と言う評論家のような言辞が、いったい現地の方の現実的な支えになるのでしょうか? 「避難しないのは、その人の責任だ」という「自己責任論」の吹聴でしかないのです。

避難できるような条件を保障してあげなければ、絵に描いた餅、空念仏に過ぎないのです。


私の意見に対して、被災地支援の任務は本来行政の仕事であり、国民は税金を払っているのだとのご意見もいただきました。

私は、国や東電の責任を追及していくことは当然だと思います。しかし同時に、従来のような「お上頼み」ではいけないとも考えています。

国民主権の主権者として、市民自治の担い手として、自立した市民の自発的支援活動もやっていますし、国や東電が責任を負って被災者支援に動き出すまで、放射線被ばく下にある人々を放置することは、人道的に許容できないと考えています。居住地の行政当局に対しては、行政と市民が一体になった「被災者支援プロジェクト」を立ち上げるように要望書を出しています。


福島からの声を以下にご紹介します。私信のため、匿名にしています。


【以下、転載】

◎震災後1年の今日、福島は雨が降っています。
一年前の一日を思い返し、時折込み上げてくる感情を抑え込みながら過ごしました。

我が家は、数日単位の避難を繰り返しながら同じ場所で生活しています。年度明けの移住も考えましたが、やはり主人の就職問題が大変厳しく、なかなか実現しそうにありません。

今日の庭の線量は、0.85マイクロシーベルト。福島全体の除染など不可能だろうと実感しています。
近所に原子力センターがあり、定時降下物の線量を公開しています。通常の4~5ベクレルに対して、風の強い日は98ベクレルにまで上昇しました。その日の風は山からの風、つまり原発とは真逆の方向から吹いていたのです。街や公園を地道に除染したところで、また別のところから舞い降りてるのだと理解しました。

医療の現場も大変厳しくなっています。職員が減っても補充はされません。何度募集しても、応募すらないのだとか。経済の破綻を覚悟で移住する決意も、ここ福島で子供を育て生きていく決意もできずにいる私達は、一番弱いのかも知れません。

福島を忘れずにいてくださる方や、その他支援団体の方々がいてくれることが、本当に私達の支えでした。改めまして、ありがとうございました。
またここからどんな一年が始まるのか…いつ、どんな選択をするか分かりませんが、我が家は家族揃ってこの震災を考え、乗り越えていきたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いします。

福島市 A


◎一年経ったのか… 色々考えるコトのある一年でした。
状況はさして変わらず、今も市内に避難したまま学校の送迎をしています。季節が変わり、学期も変わり、荷物も増え、仮設に住むのと変わらないな…と段々疲れた私たちです。

今まで何も言わなかった下の息子たちも、いつになったら戻れるのかと聞くようになりました。 長男は東京の大学に進むコトとなり、今日引っ越しの真っ最中、東京行きの高速です。

除せんは緊急を要する家(勝手に測定し、線引きをし)が、ゆっくりと始まって、少ない人数で効率悪くやってます。学校休み中に集中してやるとか、 すれば良いのに… 面的に行うと言いつつ、ウチの隣は2マイクロの為緊急除せん、うちは1、9の為4月以降だそうです。

賠償は始まりましたが、余りに一律過ぎ、納得いかず、まだ請求出していません。「除せんしても下がる保証はありません」という用紙にサインしてから除せんが始まり、結局住めなくなったらどうすれば良いのか、考えてしまいます。

野菜は、最近は 県外産が随分出回り、私は福島産は買いません。

やっと先日、小学生のホールボデイカウンターの測定がありましたが、健康診断、甲状腺や尿検査はいまだになし、 一番怒るところです。春休み避難受け入れも減りました。全体的に黙って福島に居なさいって言われている感じですね。春になっても何も感じない、感じられない私たちでございますね。

今は、市の除せんを待って、下がるなら家に戻り、下がらないなら屋根を自腹で吹き替え、それでも無理かとなれば、その後考えます。こんなところです。

福島市 B








【尼崎市長 応援アクションの呼びかけ】(転載)

2012-07-30 06:49:11 | 放射能被ばく
ある女性が発案されました。

【尼崎市長 応援アクションの呼びかけ】(転載)

みなさまお疲れ様です。

ガレキ広域処理の目処がたってきた今なお、関西広域連合の井戸知事はフェニックスの安全評価を求め続けるなど、今後も尼崎市長への圧力も十分予想されます。

今のところ、尼崎市長が、松井知事や井戸知事からの圧力にも、なんとか踏みとど
まっておられる事に対し、応援のメッセージを形にしたいと、8月1日、下記のアク
ションを行います。

きれいにラッピングされたお手紙、
たくさんのひまわり、
製本した命の防潮堤の絵本など、
母親の祈りを込めたプレゼントと共に 尼崎市長を応援しに行きます。
同時にプレスリリースも行います。
皆さん是非ご参加下さい。

丁寧な住民との合意形成を大切にされる女性市長を、どうぞみなさんで応援されてく
ださい。

****************

【大拡散希望】

「みんなで、ひまわりのお花を持って稲村和美尼崎市長に感謝と応援のお手紙を
渡しに行きませんか?」

みなさんもご存知のとおり、稲村尼崎市長はこれまで環境省の推し進める広域処理
の計画に対し、市民と向き合い、市民の安心と安全を第一に考えて行動して下さい
ました。

対話集会を市内在住を問わず開催し、アンケートを取り幅広く意見を吸い上げて下
さり、またプロセスも市のHP上でしっかりと公開して下さいました。

フェニックスが尼崎沖と泉大津沖の処分場に絞って環境省の安全評価の申請を決め
た際には、地元自治体として「 尼崎市のプロセスを台無しにするような手続きは認
めるわけにはいかない」と語り、「被災地の状況が変わる中、広域処理が最善とい
う確信が持てない。安全性も含め、市民の理解抜きに、はんこは押せない」と強調
され、凛とした態度を取られました。(7.21神戸 新聞より)

それはまるで、子どもと向き合い、子どもを守り抜く母親の姿そのもののように感
じます。

市長選で住民自治の基本を第一に掲げ、市民を愛し、戦って来られた稲村市長だか
らこその事だと高く評価し、そのような街に住んでいることを私たち市民は誇りに
思います。

今後も、その姿勢を貫いてくださるよう、感謝と応援の気持ちを込めて、ひまわり
の花と共にお手紙を届けます。

日にち…8月1日(水)
集合時間…15:30(時間厳守でお願いします)
集合場所…尼崎市役所北館ロビー


ひまわりの花はこちらで用意しています。ぜひお手紙を書いてお持ちください。
当日参加できない方も、参加される方にお手紙を託して頂いても構いません。心を
込めてお渡しします。
もちろんお手紙ではなく、直接言葉で感謝の気持ちを伝えていただいても構いませ
ん。ぜひご参加ください。


『赤ちゃんと子どもたちを守るひまわりの会』


【協賛】福井母乳育児相談室、関西*母と科学者の会、他多数







汚染ガレキ受け入れを巡る関西の動き

2012-07-26 03:48:20 | 放射能被ばく
夜中に飛び込んできたビッグニュースが二つ。

焦った松井知事とかがなにを仕掛けてくるかわからずまだ気は抜けないですが、残る
は大阪市のみとなりました。

大阪で頑張ってるガレキ仲間によると、ターゲットは公明党議員のみでいいとのこ
と。

大阪の公明党市議は、「瓦礫賛成したら次はない」というツイッターや電話での攻勢
に参ったのか、今は市民からの電話に対して「瓦礫受け入れは反対です」と口をそろえるらしいです。

しかし、「予算は通す」と。

なので、泣き落しも可、「予算を通したら大阪市民の公明議員リコールを全力で支援
する」と脅すもよし。

予算が採決される本会議は27日。

26日一日は、みんなで大阪を支援しましょう!!!



【速報】京都市、震災がれき処理見送り

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120725000139

 東日本大震災で発生した宮城県の震災がれき処理を検討していた京都市は25日、
受け入れを見送ることを決めた。同県で処理のめどが立ったため、同日、環境省が市
に協力要請しない方針を伝えた。これにより京都府内でがれきを受け入れる自治体は
なくなった。

 宮城県が同日示した災害廃棄物処理実行計画で、可燃物の協力要請について現在調
整中の自治体と、すでに受け入れている自治体(青森、山形、福島、茨城4県と東京
都)に限るとし、新たに要請しない方針を決めた。

 京都市は市内3カ所の焼却施設で受け入れに向けて試験焼却する方針を示し、5月
下旬に処理の安全性を検証する専門家委員会を設置。宮城県内のがれき集積場や焼却
施設を視察していた。

 門川大作市長は「受け入れの必要性はなくなったと考える。今後とも一日も早い復
興を願い、幅広い被災地支援に取り組む」とのコメントを発表した。

 京都府内では、舞鶴市と京丹波町もがれき受け入れに向けて準備を進めていたが、
岩手県でもすでに処理のめどが立っており、環境省が今月3日、年間数万トン規模の
処理能力がある自治体を除き受け入れを見合わせるよう要請していた。

【 2012年07月25日 23時00分 】





☆ 災害廃棄物処理 宮城は「兵庫」分白紙に!

すでにご承知の方も多いかと思いますが、
神戸市の働き掛けなどもあり、宮城県は「兵庫」での廃棄物処理を断念したもようです。

神戸新聞サイトによると―

東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)の広域処理をめぐり、宮城県は25
日、可燃物の受け入れ要請を、すでに交渉中の東京都や青森県など6都県に限定する
方針を示した。関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)の役割分担により、兵
庫県の各自治体は宮城県分のがれき受け入れの可否を検討してきたが、事実上の白紙
となる。これに伴い、大阪湾広域臨海環境整備センター(フェニックス)が進めてき
た尼崎沖などへの焼却灰の埋め立て計画も中止される見通し。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005242182.shtml

― みなさんの根強い取り組みもあって、神戸や他自治体の多くが慎重姿勢を見せ、
仙台市を通じての働きかけもあり、宮城も廃棄物“拡散”を一部断念したもようで
す。

さらに注意深く見守りたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

汚染ガレキ広域処理にも、ご注目を!

2012-07-24 02:36:54 | 放射能被ばく
尼崎市・稲村市長を屈服させようとする圧力を撥ね返すため、彼女への支援、激励メール・FAXなどと、情報を広げて欲しいです。尼崎沖が焼却灰の最終処分地に決まれば、兵庫県下の市町村で署名をしたり行政に圧力をかけて、試験焼却・本焼却を食い止めて来た所でも逆転させられる危険性があります。

つまり、各市町村で焼却しても、焼却灰を埋め立てる最終処分地が確保されていなければ、「ガレキ受け入れ・広域処理」は進まないわけで、それが広域処理にとって大きなネックになっているのです。

ですから、神戸~大阪に広がる4箇所の海上埋立地、フェニックスが狙われているのです。神戸沖と大阪市沖は、まだ埋め立て中で、やるとすると「海面埋め立て」となるので、さすがに「安全」とは言いにくい。尼崎沖と泉大津沖は、埋め立てが終了しているので、「陸上埋め立て」だと言い募ることが可能だから、この2箇所が狙われています。

関西広域連合の中心は、兵庫県知事~大阪維新のラインだと思われます。

大阪市は、独自の「北港埋立地」を所有しているので、ゼオライトを敷き詰めて埋めるなどと言っています。焼却は、此花区の焼却場になります。


◎兵庫県・井戸知事発言

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025982791.html

◎大阪府・松井知事発言

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023786081.html


◎大阪市は今月末の大阪市議会本会議で「ガレキ受け入れ予算」を通そうとしています。

大阪市民のお知り合いで動いてくれる方はいませんか? 現在動いているメンバーの中心は、大阪の衛星都市の市民グループ・個人、兵庫県の市民グループ・個人、東日本からの避難者と弱冠の支持してくれる学者・医者などです。

確かに課題が山積していますが、被災地を支援するためには、西日本や関西に汚染を広げてしまっては、避難受け入れと安全な食料提供の役割が果たせなくなります。東日本から避難されて来られた方で「ガレキ広域処理」に反対して動いておられる方たちは、高線量の地から内部被ばくを避けようと必死の思いで関西へ逃げて来たのに、後から汚染ガレキが追いかけて来るという理不尽が許せないのです。

よろしくお願いいたします。

ガレキに花は咲きません

2012-07-21 02:34:20 | 放射能被ばく
尼崎ガレキネットより  高島与一

◎ がれき問題の相談会

今日のがれき問題相談会にお集まりの皆様、お疲れ様でした。

本日20日(金)午後6時12分のNHKのニュースで報道されていた、尼崎・稲村市長の記者会見、録画しましたので、以下報道された通りです。

アナウンサー:関西広域連合は、東日本大震災で発生した瓦礫の焼却灰について、関西の174の自治体などが出資する大阪湾広域臨海環境整備センター大阪湾フェニックスが管理する処分場で、受け入れることを検討しています。

これについて、尼崎市の稲村市長は、今日の記者会見で、今月17日に大阪湾フェニックス側から尼崎沖の処分場が受け入れの候補地になっているという説明を受けたことを明らかにした上で、次のように述べました。

稲村市長:市民の合意が全くできていない状況で、許可を出すことは難しいと思っています。    

尼崎市のプロセスをそうやって台無しにするような手続きについては認めるわけにはいかないという風に思っていますので、キッチリとした対応をしていきたいと思っています。

アナウンサー:稲村市長は、このように述べ、安全性が充分担保されない限り受け入れは容認できないという考えを示しました。



以上です。本当にその通りです。我々尼崎市民は、地元でありながら、地元住民不在で関西広域連合やフェニックスが勝手に決めたことを後から報道で知るのみで、市が受け入れの可否について、独自基準で安全性や住民合意が全く取れていないというのに、数の力で、圧力かけてるようにしか思えません。

市民の合意ができていない状況で、安全性が担保されない限り受け入れは容認できないとおっしゃった、尼崎市長を是非応援したいと共に、関西広域連合やフェニックスには、抗議の声をあげていかなくてはいけないと思います。



☆皆さん こんばんは。

尼崎市役所に抗議の電話等が入ることも考えられます。

今日の会議でもやり取りはあったようですが、月曜日に是非、稲村市長、市職員の皆さん、ありがとう。頑張って! と電話、メールを入れてあげて下さい。


今が正念場です。


経済環境局 環境部 資源循環課

〒660-0842 兵庫県尼崎市大高洲町8番地

電話番号 06-6409-1341 begin_of_the_skype_highlighting 無料 06-6409-1341 end_of_the_skype_highlighting

ファックス 06-6409-1277

Eメール ama-gomigen@city.amagasaki.hyogo.jp





どうぞよろしくお願いいたします。



☆大阪市は今月27日市議会本会議で「ガレキ受け入れ」が決議される可能性ありとの情報が入っています。