ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後第6主日

2014年07月20日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書13:24-30,36-43>

「毒麦」とはいわゆる雑草のことです。
発芽したばかりで麦とは見分けのつかない時期に処分することは難しく、
また大きくなれば引き抜く時に麦の根を浮かせてしまうために
その処分方法も難しく、収穫直前に麦と雑草を選り分けました。
イエスはそのことを譬えに用いて、
最終的な判断は主なる神に任せて、
各自が与えられた自分の使命を通して
御心を行うように教え導いておられます。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後第5主日

2014年07月13日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書13:1-9,18-23>

蒔かれた種の中には、相応しくない場所に落ちて
鳥に食べられたり根を張れなかったりして
無駄になるものも多数あります。
でも、良い地に蒔かれた種は多くの実を結びます。
イエスさまは譬えを用いてみ言葉である種を蒔く者の熱意と
その実りとをお話になりました。
種のうちには命が宿っているのです。
詩編にも
「涙のうちに種蒔く人は、喜びのうちに刈り取る」(126:5)と
歌われていますが、
私たちも「種」の命に希望をもってみ言葉の種を
「時が良くても悪くても」蒔き続けたいものです。

司祭 ヨハネ 小野寺 達

聖霊降臨後第4主日

2014年07月06日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書11:25-30>

人は生きている限り悩みがあり重荷を負います。
それは必ずしも悪いことではありませんが、
それをごまかしたり避けたりするところに罪が入り込みます。
イエスは「疲れた者、重荷を負う者はわたしのもとに来なさい」と
言ってくださいました。
イエスのもとで罪を赦され自分の重荷を背負いなおすとき、
その重荷は担い方が変わって軽くなります。
そのようにしてイエスに伴われで自分の重荷を担い通すことが
「生きる」ということなのでしょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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