ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

大斎節第2主日

2013年02月24日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書13:31-35>

イエスはエルサレムへ向かいます。
イエスには神の都エルサレムが権力の巣窟に見えました。
神は、頑なで悔い改めようとしないエルサレム
(当時の指導者たち)をご自身の翼の下に幾度も招きました。
その警告を心を留めない人々のため
神の子イエスご自身が十字架に架かり、
その十字架からすべての人のために
完全な赦しと愛の働きが示されることになるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節第1主日

2013年02月17日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書4::1-13>

イエスが荒れ野で受けた誘惑は、
どれも私たちの生活に極めて身近な誘惑です。
悪魔の働きは、一見それとは悟らせずに近づいて
いつの間にか私たちを神の御心から引き離す働きです。
人は、目には見えない神の働きを実感できない時に、
目に見える徴を求め、その徴に安堵して
更に徴に誘導され易くなります。
「先ずパンを集めよ。世界を支配するのは神の論理ではなく
繁栄の論理だからそれに仕えよ。」
こうした誘惑に私たちはどのように対処するのでしょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節前主日

2013年02月10日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書9:28-36>

イエスはエルサレムへ向かう前に山に登り、
そこでそのお姿が白く目映く変わりました。
それを「栄光のイエス」と名付けることができるでしょう。
その栄光の姿は受難と表裏一体のものです。
ちょうど「栄光のイエス」と同じ構図で描かれた
血の汗を流して祈るイエスに見ることができます。
イエスの栄光は弱い者を踏み台にして君臨する栄光ではなく、
他者の苦難を担いその人と共に生きる中に輝く栄光なのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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顕現後第4主日

2013年02月03日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書4:21-32>

イエスはナザレの会堂で賞賛を得ましたが、
やがて人びとはイエスに失望し会堂から追い出しました。
イエスを追い出すことは産まれから十字架の死まで
この世の人びとが救い主に対して取った態度です。
一方イエスは人びととのそのような関係の中で
人々の悪霊を追い出して人々を癒しました。
ここに神と人の関係が見えてくるのです。
イエスに見える神の絶対的な愛は無償でこの世に貫かれています。

司祭 ヨハネ小野寺達
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