ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

降誕後第1主日

2012年12月30日 | ショートメッセージ
教会暦では1月6日の顕現日までを降誕節として過ごします。
聖書には主イエスの降誕の後、エジプトへの逃避行、
ヘロデによるベツレヘム周辺の嬰児たちの大虐殺などが
記されています。
美しいクリスマス物語が語り継がれる一方で、
私たちはこうした悲惨で過酷な出来事があり、
神の救いの出来事はこうした状況の中でも
進んでいくことを覚えたいと思います。
私たちのクリスマスは、
イヴの華やかさと共に消えてしまうのではなく、
この世に人となって宿った神の言を心の内に
育みはじめる時なのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降誕日聖餐式

2012年12月25日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書2:1-20>

貧しいアウトローであった羊飼いのようになり、
もっと小さくもっと貧しくなって救い主は
この世に来てくださいました。
それがわたしたちへの救いのしるしです。
わたしたちは、見返りや手応えを求めて愛することはできますが、
神は価無しに私たちを愛してくださっています。
羊飼いのようにそのしるしを受け入れて、
私たちも人を愛することができるように
育てられていきたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降誕日第1聖餐式

2012年12月24日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書1:18-25>

救い主イエスさまの御降誕を感謝しお喜び申し上げます。

神のみ使いはヨセフに
心配せずマリアを迎え入れるように夢で告げました。
み使いはその時
「神は私たちと共におられる(インマヌエル)」ことを教えています。
「共に生きる」とは、美しい言葉ですが、実際にそうすることは
とても大変なことであり難しいことです。
神はイエスを通して「インマヌエル」の喜びを
わたしたちに与えてくださいました。
感謝。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降誕日

2012年12月23日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書2:1-20>

世俗のクリスマスからは
馬小屋で生まれた主イエスが消えてしまいましたが、
馬小屋には私たちに対する神の愛が凝縮していることを
思い起こしたいと思います。
「このようにしてこの世に現れた神の愛が
宿る場となったのは十字架であった」という言葉を
私たちはどのように受け止めることができるでしょう。
神の愛はどれほど拒まれようと、
人を愛し抜き人を支え生かすことを覚えましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降臨節第3主日

2012年12月16日 | お知らせ
<ルカによる福音書3:7-18>

聖書日課福音書の主題は、
昨週の「主の道を整える」ことから
「悔い改め」へと移ります。
「悔い改め」とは心を神に方向転換して
神と結び合わせることを意味します。
どれほど神から遠く離れてしまっても
神に方向を転換して導かれようとする者を
神はご自身の方から歩み寄り
しっかりと抱き留めてくださいます。
神はこの信仰を義としてくださるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降臨節第2主日

2012年12月09日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書3:1-6>

施洗者ヨハネは人々に悔い改めの洗礼を授けましたが、
これはイザヤ書に記された「主の道を整える」事と位置づけます。
主を求めて心を真っ直ぐに整える者には
主ご自身の方からその人の所に来てくださいます。
しかし、この世は主を迎える備えをせず、
密かに宿った主を馬小屋へと追いやり
十字架へと向かわせることになります。
私たちは主イエスを救い主として
迎え入れる準備ができているでしょうか。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降臨節第1主日

2012年12月02日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書21:25-31>

主イエスは私たちに「時の徴を読む」ように促しています。
私たちはどこに神の御心が現れ出ているのかを
しっかり見据えてその徴を人びとに指し示したり、
そこに関わり仕えることを求められているのではないでしょうか。
私たちは神の国が来るのを待ち望みながらも
その実現のために働く者なのです。


司祭 ヨハネ小野寺達
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