ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

降臨節第1主日

2008年11月30日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書13:33-37>

今日から4つの主日を「降臨節アドヴェント」として過ごします。
「ad (目前に)」+「vent (起こってくる)」= やって来る」を
意味する言葉は、アドヴェンチャー(冒険)とも同じ語源で、
この言葉は危険に曝すことや敢えて危険を冒しても、
神が御心を実現させるための思いが強く働いていたことを
思い巡らせてみいることができるでしょう。
実際に、イエスは十字架につけられることになりますが、
それでも神がこの世に「アドヴェント」なさったことを感謝しながら
良いクリスマスを迎えたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達

説教はこちら

降臨節前主日(特定29)

2008年11月23日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書25:31-46>

イエスは、今日の福音書のたとえ話で
「最も小さい者のひとりにしたことはわたしにしたこと」と教えました。
しかも、その働きをした者は、
自分がそうしたことは神にしたことだとは気づきませんでした。
つまり、そうした人は何かの下心や邪心があったのではなく、
最も小さい人を憐れに思い、
純粋にそうしないわけにはいかなかったのです。
わたしたちが他の人の弱さや痛みに共感できるとしたら、
自分の弱さや痛みを知って認め
それが神によって受容されていることを信じることができるからです。

司祭 ヨハネ 小野寺達

→説教はこちら

聖霊降臨後 第27主日(特定28)

2008年11月16日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書25:14-15、19-29>

「タラントン」は、20年分の労賃にも匹敵する高額な貨幣単位ですが、
神から賜った各自に固有の能力をも意味するようになりました。
タラントンは、タレントの語源でもあります。
私たちは、神から各自に与えられた能力の質はそれぞれ異なりますが、
その力を生かして、その人自身かけがえのない人生をおくることを
神は私たちに求めておられます。
神から与えられた人生を大切に互いに仕え合い、
生かし合うことができますように。

司祭 ヨハネ 小野寺達

→説教はこちら

ありがとうございました(コンサート報告)

2008年11月14日 | クワイヤーアイノス
先日は、お忙しい中、根本神父追悼チャリティーコンサートに
ご来場くださいましてありがとうございました。
みなさまの温かい祈りに支えられ、
私たちの感謝の音楽の花束を天国の根本神父様にお届けすることができました。

ニバルレキレ事務局に、355,458円の募金をすることが出来ました。
これもひとえに皆様のおかげと感謝しております。

「南アフリカは1月が新学期で、
子供たちが学校生活のために必要な買い物が一番多い時期です。
その前のクリスマスシーズンは休みに入り、
学校がないことで逆に遺児から周囲の目が離れて、
お腹を空かせる子供がいたりします。
クリスマスは新しい年&成長にあわせて、
親のいる家庭は頑張って服や靴などをひととおり新調する時なので、
遺児が淋しい気持ちをする時期です。
ニバルレキレでは12月は複数の地域で子供イベントを地元の団体と開くので、
寄付していただくお金がとても助かります。」
と、ニバルレキレ事務局の小山さんからお言葉をいただきました。

今回の追悼チャリティーを通じてまた新しくたくさんの方々と繋がれ、
アフリカの子供たちに皆さまと私たちの思い、
そして募金を贈れました事を嬉しく思います。
祈り、お支え下さった皆さまに感謝いたします。
きっとこれからも根本神父様は、
神様のみもとで神様の道具となり祈り働き続けてくださるのだと思います。
わたしたちも、小さな手を繋ぎ合って働いていきたいと思います。

宇都宮聖ヨハネ教会 クワイヤーアイノス一同

追悼チャリティーコンサート

2008年11月09日 | クワイヤーアイノス
※11月9日までは、こちらがトップ記事となります。最新の記事は、この下からになります。

<エイズの人々のために働かれた 故・ニコラス根本昭雄神父を偲んで>
追悼・チャリティーコンサート
~南アフリカのエイズ遺児のために~



2008年11月9日(日) 18:00開演(17:30開場)
会場 : カトリック 松が峰教会
チケット : 2,000円(全席自由)
収益金は、「ニバルレキレ」を通して、エイズ遺児たちに送られます。

フォーレ: レクイエム Op.48
アルビノーニ : アダージョ
モーツァルト : アヴェ・ヴェルム・コルプス 他

指揮 : 越智 容子
ソプラノ : 小高 史子
バリトン : 中川 郁太郎
オルガン : 松沼 房子
ビオラ : 松沼 夕夏
弦楽 : アンサンブル・シュタイン・キルヒェ
合唱 : 宇都宮聖ヨハネ教会 クワイヤーアイノス
宇都宮第九合唱団 有志 他

ゲスト : 小山えり子(ニバルレキレ事務局代表)

主催:宇都宮聖ヨハネ教会 クワイヤーアイノス
共催:カトリック松が峰教会 日本聖公会宇都宮聖ヨハネ教会 宇都宮第九合唱団
問い合わせはこちら


*NGIBALULEKILE(ニバルレキレ)*
南アフリカ共和国ハウテン州とその周辺でのHIV/AIDSとともに生きる人々や
遺族・遺児の支援。
カウンセリングやアートセラピー、家庭訪問、学校と連携しての給食プログラム、
緊急時の経済的支援、社会保障制度導入手続きのサポート、
自助グループなどのネットワークづくり。
日本でのニバルレキレ展(感染孤児の絵画写真展)とワークショップ開催を通じた
啓蒙活動をしている。

聖霊降臨後 第25主日(特定26)

2008年11月02日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書23:1-12>

イエスは、拝み倒せばなんでも願いを叶える神さまについて教えたのではなく、
どこまでも共にいてくださる神を信じて
神の思いを実現させるために生きることを教えました。
また、ご自身がその実践を十字架に至るまで貫徹なさいました。
その結果は、死で終わるのではなく、
イエスの復活に与ることに導かれることを
マタイは、福音書を通して示しています。
高ぶる思いを打ち砕かれ、救い主の前にへりくだり、
永遠の命へと導かれましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達

→説教はこちら