日々のヨギチョギ

ヨギチョギ=韓国語で「あっちこっち」。
サッカー日本代表を応援しつつ、日々いろいろ書き綴っています。

富山にもJリーグチームが?

2005-06-09 17:40:57 | サッカー
昨夜の日本代表W杯出場決定で日本全国お祭り騒ぎです。
これがきっかけで、より一層、Jリーグの活性化を望む声も多いですね。
海外組ばかりが注目されてますが、
その海外組だってもとはJリーグで活躍して海外に羽ばたいたわけで。
代表になるためにはJリーグで活躍してナンボですからね。
基本はJですよ。

さて、翻って私が住む富山県でも、Jリーグ入りに向けて何やら動きがあるみたいです。

●Jリーグ検討委設立 県サッカー協会
県サッカー協会(渋谷茂樹会長)は、早ければ六月中にも「Jリーグ検討委員会(仮称)」を設立し、富山でのJリーグチーム誕生に向けた協議を本格化させる。また、六月中旬には県に社団法人の認可を申請する。認められれば県体育協会加盟団体で初の社団法人化。北信越地区でも新潟、石川に次いで三番目となる。社団法人化は会計の透明化を図り、組織の社会的信用を高めるのが目的。
検討委員会は現在の常務理事に加え、企業関係者ら外部の有識者を交えて、十人ほどで構成する予定。母体となるチームの選定、運営資金確保の手段などJリーグチーム立ち上げのための方向性を打ち出す。示森昇理事長代行は「行政、企業と一体となり、県民全体を巻き込んで(Jリーグチーム発足の)機運を高めていきたい」と話す。


現在、富山県にはJFLに加盟しているチームが2つあります。
YKKサッカー部であるYKK AP FCと、北陸電力サッカー部であるアローズ北陸
北信越の地域リーグにも加盟チームがいくつかありますが、
北信越リーグ2部所属のヴァリエンテ富山が有名です。
しかしね、Jに一番近いのはやはりJFL。
自然とJFLの動向も見逃せないでいたのですが、
その2チームとも、どうも本格的なJ参入は考えていないらしい。

2チームとも、Jリーグが発足した当時にはっきりと
「J入りは目指さない」って断言していたのでね。
隣の新潟や、仙台、先頃話題になった草津の盛り上がりを見ると
やっぱりJ入りを目指して欲しいなーと思うのですが。
昨日のゴールを決めた柳沢という大スターを輩出している富山県が
J入り目指さないっていうのは、変でしょう。どう考えたって。

富山県はスポーツ文化が根付いてないという意見もありますが、
サポーター熱が熱い新潟だって、もとはといえば、富山のような状態だったんです。
富山、新潟に限らず、日本海側は日本海が持つ「暗い、寒い」イメージそのまんまみたいですが
新潟のように、ちょっとでも火がつけば、たちまち燃え上がる熱いハートをみんな持っているのです。
地元のチームがあれば、富山だって新潟や仙台に負けないくらいのパワーを発揮するはずです。

たぶん石川がJ入りを目指すっていうのが分かったら、
石川(特に金沢)に「利家とまつ」の時代からコンプレックスを抱いている富山ですから、
我先にJ入りを検討するようになると思いますけどね。

YKK APなんか年間4位に入るぐらいの実力があるチームなので、
世界のYKKが本気になれば、余裕でJ入りできそうなんですけどね。
今年初めのタウン情報とやまで「一社では無理だが、行政と地域の支援と盛り上がりがあれば検討したい」と、発言していたのを読んで、かなり期待したのですが。
同ページに載ってたアローズ北陸は「J入り云々よりも、まずはJFLでの順位をあげる事が当面の目標」と発言しており、J入りは頭にはない様子。

ところが、ここへ来て急転直下、突然富山県サッカー協会が社団法人化するとのこと。
さらに、YKK AP FCやアローズ北陸を母体とした「富山から目指せJ」の検討委員会の設立を予定しているとのニュースが入ってきたわけです。

私は今のところJリーグに贔屓のチームはなく、各チームに好きな選手がいて、
その選手をまったりと応援してる状況なので、どうも盛り上がりに欠けていたのです。
おらがチームを県民一体になって応援するという、
そのカタルシスを味わいたいのは私だけではないはず!
そんな渇望感を持っていたところ、飛び込んできたこのニュース。
やっと、地元にもJリーグのチームができる可能性が!
この記事を北日本新聞の朝刊一面で見つけた時は、もう小躍りしましたよ。

県サッカー協会の重い腰を上げさせたのは、民間の動きが活発化したからということですが、

●富山からJ1目指せ 富山アトラスFC設立
北信越フットボールリーグ2部のクラブチーム「ヴァリエンテ富山」を傘下に、Jリーグ入りを目指す新会社「富山アトラスフットボールクラブ」(本社・富山市、泉俊光社長)が設立され、記者会見が富山市内で開かれた。プロのサッカー選手を目指す強化・育成部門とサッカーを楽しむアマチュアチームを作り、運営する。泉社長は「サッカーを通じて、子どもたちに夢や感動を与え、地域に貢献していきたい」と話した。

クラブは、子どもモデル事業のアトラス・プロモーション(本社・東京都新宿区)などを傘下に置くアトラス・コンサルティンググループ(本社・東京都新宿区 代表泉俊光)が年間1億円で5年間出資し、チーム運営にあたる。資本金は泉社長が個人で1千万円を全額出資した。


先に後から入ってきた民間に動かれて、県サッカー協会としてはメンツを潰されてはたまらないってわけで、急いで委員会を立ち上げるみたいですが。
こうでもしないと動かないっていうのが情けないねぇ。
民間としては、県サッカー協会にケンカ売るわけにはいかないし、
スタジアム使用権とか、なにかと県に協力してもらわないとつらいだろう。
県としても、民間がスポンサーとしてついてくれれば申し分ないし
やる気のない役人にくらべたら、やる気のある人に任せられることは任せた方がいい。
民間と県がなんとかタッグを組んで環境が整えば、YKKも真剣に検討するだろうし、
そういう動きが見えてくれば県民の気運も高まってくるはず。
目指す方向が一緒なのだから、なんとか力を合わせて頑張って欲しいところ。
これからの展開に注目です。

ああ、本当にJ入りできたら、毎週スタジアムに通うよ。
まずはJ2からだから、そうなると水曜日と土曜日か。
ユニも買うし、ゲーフラも作りたい。
今から夢は膨らみます。

あとは、民間と県の間がうまくまとまることを祈るのみ。
話し合い決裂して、全部ご破算になるのだけはカンベンだよぉ!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愛媛FCの場合 (よもだ)
2005-06-10 10:17:43
元々愛媛フットボールクラブという大きな組織のなかで活動していたのですが、Jリーグ入りを目指すために数年前に株式会社として独立して運営しているのです。しかし役員全員が地元企業の有志が集まった非常勤で常勤が0なんです。その面でJリーグから改善の必要性を言われているみたいですが、なかなかうまくいかないようです。そもそもなぜ別組織にする必要はあるんだろうかと。http://www.ninomiyasports.com/xoops/modules/news/article.php?storyid=3142

スタジアムの改修では県がバックアップしていてハードは備わったのですが…あとは結果と組織が。
返信する
前者になるか、後者になるか。 (yogichogi)
2005-06-10 10:54:06
>よもださん

愛媛FCの話、興味深く読みました。

富山は委員会設立の段階なので、まだまだスタートラインにも立てていないわけですが、

愛媛の微妙な状態を見ると、明日は我が身という気がしないでもありません。

組織をきっちり作った上で、情熱を持って取組むしかないですね。

情熱を持った民間と、資本力のある県の思いがうまく合致すればいいのですけども。

最終的には県民のJリーグに入りたいという強い思いが必要になってきそうですね。

お上だけが動いていても、県民が冷めてたら、どうしようもないですし。

結果にしても、Jに入りたいという目標があれば、おのずとモチベーションも上がって結果もついてくるはずですよね。

インタビューにもありましたけど、どれだけやる気があるか。

この一点にかかってくるような気がします。
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ありがとうございます。 (Akiyo)
2005-06-13 22:38:35
TB and コメントありがとうございます。

アローズ北陸は明らかにSC鳥取よりも優れていると思います。

SC鳥取は、次回のホームはFCホリコシです。

また、ボロ負けしそうです(涙)。
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Akiyoさん (yogichogi)
2005-06-15 10:37:53
コメントありがとうございます。

アローズ、今年は上位いけるでしょうかねぇ。

同じ富山のYKK APは愛媛FCに負けちゃいました。

上位チームの強さって、一歩一歩の努力の積み重ねだと思うんですよね。

SC鳥取も諦めずに努力することで、少しずつですが上に上がれると思うのです。

最初は弱かったのに、だんだん強くなっていくチームの成長を見守れるって、なんか嬉しいですよね。

Akiyoさんも温かく応援してあげてくださいね。
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