本日も1日フリーきっぷで回ります。
ならまちを通って元興寺に向かいます。
交番も寺院風。
ならまちこちゃん
永遠の7歳らしいです。
ならまちの「庚申堂」
庚申さんの身代わり申
魔よけとして町の軒先に吊るされている猿をかたどったお守りは、住民の災いを代わりに受けることから「身代わり猿」または「くくり猿」と呼ばれています。
庚申さんの身代わり申
霊験あらたかな庚申信仰のお守り
奈良町(ならまち)の家の軒先に赤いぬいぐるみがぶら下がっている。これは、「庚申(こうしん)さん」のお使いの申をかたどったお守りで、魔除けを意味し、家の中に災難が入ってこないように吊るしている。災いを代わりに受けてくださることから「身代り申」とよばれている。 また、背中に願い事を書いてつるす「願い申」ともいう。
「庚申さん」とよばれる青面(しょうめん)金剛像は、西新屋町の当館にまつられている。中国の道教の教えを説く庚申信仰は、江戸時代に民間信仰として庶民にひろがった。 言い伝えによると、人の体の中に三尸(さんし)の虫がいて、庚申の日の夜に人が寝ているあいだに体から抜けだし、天帝にその人の悪事を告げにいくという。 その報告により寿命が決まるというので、人々は六十日に一度回ってくる庚申の日は、寝ずに「庚申さん」を供養したという。
徹夜の習わしはなくなったが、身代り申をつるし、庚申さんをまつる信仰は、今もこの町に息づいている。
奈良町資料館HPより