今朝の信州は、気温が23度で曇り空、お天気は下り坂
梅雨の真っただ中ですから不順な天気は仕方ありません
が、なんか毎日熱中症注意報のこの頃、梅雨寒という
言葉が懐かしく感じます。
昨日の日本経済新聞社の報道をお借りして、アップする
東京都知事選で現職の小池百合子氏が3選を決めました。
日本の首都である東京都政の改革よりも現状維持の選択
の道を選びました。普通は現職の首長によほどの瑕疵
政策でもないかぎり、現在の都議会議員や東京都各区や
市町村庁などの首長からすれば、似たか拠ったかの知事
を選ぶとすれば、大概の人たちは可もなく不可もない
気心の知りえた人を選ぶでしょうね~後出しじゃんけん
とはそういうことですよね~。批判と変革ばかりを訴え
続けた新人候補を振り切ったが、ある意味今回の二人の
若手新人は、後出しじゃんけんでも余裕で、相手として
は戦いやすかったのかもしれません。
東京都は少子高齢化や国際競争力の向上、東京都に一局
集中型の都市経営や、都市直下型しの震災や津波そして
河川の氾濫などの多くの課題が山積し、日本で一番の
財政豊かな首都東京と言えども、その活力は日本全体に
影響を及ぼす。更に少子化対策などで一層の成果が求め
られている。
都知事選は小池都政への評価が争点となり、都民は継続
を選んだ。小池氏は0〜18歳に1人あたり月5000円を支給
する「018サポート」や所得制限を撤廃した高校授業料の
実質無償化などの成果を訴えた。当選確実を決めた7日夜
小池氏は「8年間の実績を評価していただいた」と勝因を
述べた。が私は違うと思う、もしその実績が評価された
とするならば、75万票もの前回からの票が減少し前回の
八割にも満たない結果なんです。いわばこの結果は二期の
八年間何していたんでしょうかという、批判票と判断す
べきと思われます。
以後は日経新聞の記事をそのまま写させて頂いた。
前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は無党派層の支持を
広げたが及ばなかった。前参院議員の蓮舫氏は出馬会見
で「小池都政をリセットする」と訴えたが、明確な争点
を打ち出せず、現職批判による支持も広がらなかった。
歴代9人の都知事のうち3期目を担うのは小池氏が5人目。
直近では4期目途中まで務めた石原慎太郎氏以来となる。
小池氏は7日夜、「子育てと教育に負担がかからない東京
を目指す」と力を込めた。公約の柱には子育て支援策の
充実を据える。麻酔を使って陣痛を和らげる「無痛分娩」
にかかる費用の助成制度を新たに創設。第2子以降が対象
の保育料の無償化は第1子以降に拡大する。
少子化問題において、進学・就職で全国から人が集まる
東京が果たすべき役割は大きい。2023年の東京の合計特殊
出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は0.99で1を
割り込んだ。小池氏が初当選した16年(1.24)から低下
に歯止めがかからない。
都の24年度の子育て関連の予算は前年度比11%増の約1.8兆
円に上る。若者が結婚に踏み切りやすく、子どもを持ち
たい人が安心して出産できる環境づくりなどで、成果を
出し続けることが必要だ。
小池氏は選挙戦で「首都防衛」を掲げた。近い将来の
発生が予想される首都直下地震への備えや老朽インフラ
の更新などにも取り組む。他自治体と比べて豊かとはいえ
都財政にも限りはある。財源確保のため無駄な事業の
見直しは引き続き欠かせない。
今回の都知事選は1400万人が住む生活都市としての東京に
強く光が当たった。世界から「ヒト・モノ・カネ」を
集める国際都市としての論戦は乏しかった・・、3期目の
小池都政の重要課題の一つとなる。
首都・東京が直面する課題は都民だけの問題ではない。
都市部は地方と比べて出生率が低く、改善なくして国内
全体の少子化問題克服への道は開けない。
日本経済のけん引役としての期待も高まる。
都によると21年度の都内総生産(名目)は113兆7000億円
で、全国に占める割合は20.7%に上る。東京の成長を地方
に波及させていく好循環が、地方経済を強くする。
首都の浮沈は日本全体に大きな影響を与える。地方公共
団体のリーダーとして都知事が担う責務は大きい。
と日本経済新聞は伝えていた。
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