今夜８時頃携帯が鳴った。ほろ酔いかげんでもしもしと出ると元会社の同期のＹ君からだった。
「久しぶりやのう～」と向こうもほろ酔い気味。「会社の社員アドレスを見てたらお前の名前が出てこん．．．よく調べたら辞めたんやなあ。」「そうよ。６０歳の誕生日をもって区切りをつけた」「うらやましいわ．．．お前やる事あってええの～て言うかきっぱり辞めて生きていけるのが立派や。ところで後輩が何人か死んだの知っとるか！ Ｔは癌でＭも癌でＮはパワハラで自殺したぞ！」
「まあ俺はそこそこのんびりやっとる。畑も釣りもやりながらジム行ったりしてな。ただ昔から言ってたけど、仕事辞めてから急に畑やったり、釣りやったりなんてできんぞ。会社に勤めてる内にある程度技量を身につけとかんと会社辞めてからすぐにはできんでな」
「俺も６２才には辞めようかと思う。」
「あ～厚生年金が入るでな」
「そうよ・・・それまでは何とか．．．ところで久々に会って呑もまい！ 昔みたいに我を忘れてみよまいか！ギターまだ持っとるの？」
「ああヤイリのギターまだもっとるで！たまたま今娘の結婚式でギター弾いて歌っとる画像を見てたとこよ(^。^) ユーチューブにアップしてるんでな！」
Ｙ君とは同期入社で１０年職場が一緒でよく呑んだ！Ｙ君はかぐや姫、僕は吉田拓郎が好きでフォークギターを練習したものだ。もう２０年位まともに会っていない。でも彼は僕の事を気にしていたんだろうなあ。６０才位になると気力、体力、生活環境、家族構成とか色々変化が出てくる時期かもしれない。僕も会ってみたい、話してみたい人が時々頭や心に浮かぶ。そんな時勇気をもってＹ君見たいに何気なく声をかけてみるのも大事かもしれないなあ。
今度は僕からＹ君へ飲みに行くぞと声をかけよう・・・・・
