
第二東名が開通して、高速代が5割、7割安くなれば、まだまだ休日レジャーに移動したい人達はいるということだ。 民主党の馬渕議員が某自動車雑誌に書いたところによれば、国交省は秘密裏に、高速料金無料化のシュミレーションをやっていて、それによると、料金収入の減を補って余りある経済波及効果が期待できるとの結果が出ているらしい。中京圏や関西圏の高速の整備にならって、首都3環状など高速網を完備していくのだから、高速モビリティーを実現することで、経済を活性化し、渋滞の撲滅によるCO2削減と、生活者の「クオリティ オブ ライフ」を向上させることを真剣に考えて欲しいものだ。
当方の連休はといえば、ここ数年恒例となっているGWの山行にB氏と行った。 渋滞を避けるべく1日(金)の深夜に出発し、東北道を北にとって、日光の奥にある奥白根山に登ってきた。 夜中の12時を回った時点で、既に鹿沼ICより先は混み始めていたから、途中で高速を降り、杉の大木が両側から迫る狭い日光街道を走って、午前2時過ぎいろは坂の手前のパーキングにクルマを入れ、夜明けまで2時間少々仮眠した。 明るくなったところで起きだして5時頃に出発。右手に壮麗な男体山を見ながら、中禅寺湖から戦場ヶ原、金精峠を越えて、菅沼のパーキングにクルマを停めた。 標高2578m。 関東では一番高い奥白根山ではあるが、中善寺湖からはほとんど見えないし、どこにあるの?と首を傾げる人も多いと、「百名山」の深田久弥も書いている。 菅沼の標高は1700mあり、登りは最初からアイゼンを装着しての登攀となったが、標高差は800m程であり、昨年GWの蝶が岳に較べれば大分楽であった。
午前9時過ぎには、奥白根頂上にたどり着く。天気は快晴。 少々靄ってはいるが北には尾瀬のひうちが岳や至仏山をはじめ、遥かに福島、山形、上越の山々ものぞめる。南には中禅寺湖と男体山がどっしりとある。ゆっくり休憩してから、一旦300mほど下り、登り返して前白根山頂に至る。この辺りや傍の五色山付近から望む奥白根山が一番ヴォリュームがあって立派だ(巻頭写真)
帰りは、雪のクッションの深い沢道を、半ば駆けるように下った。 春の雪山ならではの軽快な下山である。時間も通常の半分ほど。13時過ぎには駐車場に着き、そこから上州側に国道を辿り、丸沼から片品に抜けしばらく行った道端に温泉を見つけ、そこで汗をゆっくり流した。 一皿300円という破格の安値の盛り蕎麦もおいしく2枚平らげて、満腹で帰途についた。 午後3時過ぎの関越道上りはまだ渋滞はなく、圏央道から八王子を経由して調布ICに至ったが、高速はいたってスムース。 下の道では少し混んだが、新百合を経由して19時前には自宅に到着。無事、今年の春山登山を終えることができた。
(頂上付近から菅沼、尾瀬方面)
(奥白根頂上。尾瀬のひうちが岳、至仏山が遠方に)
その後の数日は家からほとんど出ず。 本を読んだり、TVを見たりして過ごした。
5日のNHKスペシャル「35歳を救え」は、これから先20年間、日本の中核となるこの世代に焦点をあてたものだったが、35歳一万人のアンケートによると、10年前に比べ最多所得帯は、年収500万円台から300万円台に下がり(ロウアーミドル化)、出生率は、わずか0.82人だという。 団塊ジュニアと呼ばれるこの世代の出生率が、日本の少子高齢化を食い止める最後の砦といわれるが、現状は全く芳しくない。
3月の失業率も4.8%に跳ね上がり、4月の自動車販売もエコカー減税不発で28%もの落ち込み。 雇用や将来に不安を抱えた現状では、生活者は守りに入る一方だ。 とてもばら撒き追加景気対策が通用する情勢ではない。 昨日、定額給付金の封書が市からついに届いたが、このDMだけでも郵送料を入れて一通300円近くかかっているだろう。 全国で5000万世帯に配ったとしたら、それだけで150億円。 もっと恒久的な減税をやってもらったほうが、はるかに低コストだろうに。 このまま放置しておけば、この国は歴史上類を見ないスピードで急速に衰退に向かうのではないか。 どこかの知事の口癖ではないが、真剣に「どげんかせにゃならん」と思う。
当方の連休はといえば、ここ数年恒例となっているGWの山行にB氏と行った。 渋滞を避けるべく1日(金)の深夜に出発し、東北道を北にとって、日光の奥にある奥白根山に登ってきた。 夜中の12時を回った時点で、既に鹿沼ICより先は混み始めていたから、途中で高速を降り、杉の大木が両側から迫る狭い日光街道を走って、午前2時過ぎいろは坂の手前のパーキングにクルマを入れ、夜明けまで2時間少々仮眠した。 明るくなったところで起きだして5時頃に出発。右手に壮麗な男体山を見ながら、中禅寺湖から戦場ヶ原、金精峠を越えて、菅沼のパーキングにクルマを停めた。 標高2578m。 関東では一番高い奥白根山ではあるが、中善寺湖からはほとんど見えないし、どこにあるの?と首を傾げる人も多いと、「百名山」の深田久弥も書いている。 菅沼の標高は1700mあり、登りは最初からアイゼンを装着しての登攀となったが、標高差は800m程であり、昨年GWの蝶が岳に較べれば大分楽であった。
午前9時過ぎには、奥白根頂上にたどり着く。天気は快晴。 少々靄ってはいるが北には尾瀬のひうちが岳や至仏山をはじめ、遥かに福島、山形、上越の山々ものぞめる。南には中禅寺湖と男体山がどっしりとある。ゆっくり休憩してから、一旦300mほど下り、登り返して前白根山頂に至る。この辺りや傍の五色山付近から望む奥白根山が一番ヴォリュームがあって立派だ(巻頭写真)
帰りは、雪のクッションの深い沢道を、半ば駆けるように下った。 春の雪山ならではの軽快な下山である。時間も通常の半分ほど。13時過ぎには駐車場に着き、そこから上州側に国道を辿り、丸沼から片品に抜けしばらく行った道端に温泉を見つけ、そこで汗をゆっくり流した。 一皿300円という破格の安値の盛り蕎麦もおいしく2枚平らげて、満腹で帰途についた。 午後3時過ぎの関越道上りはまだ渋滞はなく、圏央道から八王子を経由して調布ICに至ったが、高速はいたってスムース。 下の道では少し混んだが、新百合を経由して19時前には自宅に到着。無事、今年の春山登山を終えることができた。

(頂上付近から菅沼、尾瀬方面)

(奥白根頂上。尾瀬のひうちが岳、至仏山が遠方に)
その後の数日は家からほとんど出ず。 本を読んだり、TVを見たりして過ごした。
5日のNHKスペシャル「35歳を救え」は、これから先20年間、日本の中核となるこの世代に焦点をあてたものだったが、35歳一万人のアンケートによると、10年前に比べ最多所得帯は、年収500万円台から300万円台に下がり(ロウアーミドル化)、出生率は、わずか0.82人だという。 団塊ジュニアと呼ばれるこの世代の出生率が、日本の少子高齢化を食い止める最後の砦といわれるが、現状は全く芳しくない。
3月の失業率も4.8%に跳ね上がり、4月の自動車販売もエコカー減税不発で28%もの落ち込み。 雇用や将来に不安を抱えた現状では、生活者は守りに入る一方だ。 とてもばら撒き追加景気対策が通用する情勢ではない。 昨日、定額給付金の封書が市からついに届いたが、このDMだけでも郵送料を入れて一通300円近くかかっているだろう。 全国で5000万世帯に配ったとしたら、それだけで150億円。 もっと恒久的な減税をやってもらったほうが、はるかに低コストだろうに。 このまま放置しておけば、この国は歴史上類を見ないスピードで急速に衰退に向かうのではないか。 どこかの知事の口癖ではないが、真剣に「どげんかせにゃならん」と思う。