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「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

はじめに・・・

夫が「頸部食道癌」と診断され8年。この間に20回にわたる手術・放射線治療・抗がん剤治療とフルコースの治療を行ってきました。残念ながら今の医療で出来ることはここまで。 これを機に今までの歩みを記憶が鮮明なうちに全て残しておこうと思い、このblogを立ち上げました。 また、新たなチャレンジの第一歩として、2010年年明け、「治験」を試みましたが、敢え無く失敗に終わり・・・・。 今は食事も摂れず、胃ろうから栄養剤の注入の毎日です。 そんな私達でも逞しく生きています。 私たちの経験や毎日の生活が、同じように頑張っておられる皆様の参考に、そして少しでも希望と励みになれば幸いです。 その日の日記は「リアル日記」として、また今までの軌跡については「回顧」として綴って行きたいと思います。  ご質問やご意見はお気軽にどうぞ。

一周忌です

2012-08-18 22:12:57 | リアル日記
8月17日午後5時22分

昨日は一周忌でした。

博多から戻り、午前中はノンビリと娘と、時々は旦那の話をしながら
片付け物でもしておりました。

「去年の今頃はお父さん、もうグッタリしてたねぇ。」
「この日は、何も話できんかったね。」
「最後に話したこと覚えてる?」
「花火を病院の上から見るつもりにしてたのに、それどころじゃなくなったんだよねぇ」
「お父さん、きつかったのかなぁ??」

私が最後に旦那と会話をしたのは、前々日くらいまで。
氷を口に含ませてる時
「美味しいね。」「そう?良かったね。」って、それだけ。
子供みたいに嬉しそうにガリガリやってた旦那。
残念ながら、大した会話は特にしてないんだなぁ。

亡くなる前の日だったかな。

旦那がふと目を開けて、「あれ?俺どこにおる?俺があそこにおる。」って、部屋の隅を指差してはっきり話したんだよね。
私はドキッとして、「俺はここにおるよ。ホラ」って、言って旦那の胸をトントンってしたら、「ふん。」って、また眠ってしまったな。

お迎えが来てたのかなぁ?なんて思いましたが・・・。
もう少しだけ旦那は頑張ってくれました。

そんな事を思い出しながら、午後からは友人が次から次へとお参りに来てくれました。

本当にありがたいことですね。

旦那はきっときっと幸せだったと私は信じています。







初盆終了しました

2012-08-18 14:20:27 | リアル日記
先日、無事に博多での初盆を済ませ、自宅に戻ってきました。

12日にお寺のお坊さんが初盆と一周忌の法要に来てくださいました。
その後、親戚の伯母さん伯父さん達と賑やかに自宅で会食を行いました。

お盆に入ると町内の方々、同級生達が次から次にお参りに来てくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

仏壇の周りには提灯、お供えもたくさんで大変賑わっていました。

ありがとうございました。


そうそう、旦那のことをとても可愛がってくれていたおばあちゃんが、あの世でも旦那の面倒を見てくれているようです。盆の行き帰りもきっと、おばあちゃんに導かれて安心できたことでしょう。


最終日には送り火も焚いて、皆で精霊船も流してきました。
旦那は、またおばあちゃんに導かれて無事にあの世に帰り着いたかな?



 


結婚記念日&月命日

2012-07-18 23:35:04 | リアル日記
昨日、7月17日は19回目の結婚記念日
そして、11ヶ月目の月命日となりました。

毎年、結婚記念日は特にプレゼントもなく、食事の時に乾杯程度。
それと欠かさずやっていたのは、結婚式を挙げた軽井沢の教会に行って写真を撮ってたくらい。

その写真も18枚で途切れてしまってる。

去年からまだ1度も行っていない教会。
今年は落ち着いたら娘と行ってみよう。
これからは娘と2人の写真を撮ってみる


去年のブログを見ると、旦那はかなりグッタリしてきた頃。
娘が目玉焼きを作ってくれたんだった。
美味しかったなぁ。


今年は忙しかったため、娘と2人でお鮨を食べに行ってきました。
帰りにお花とケーキを買って旦那にお供えしました。
2人の様子をどこかから覗いてくれてるのかなぁ


 




旦那の夢?

2012-06-26 01:19:05 | リアル日記
ご無沙汰しています。

もうじき旦那が亡くなって1年が経ちます。

去年の今頃は、無理矢理計画したHawaii行きを旦那だけキャンセル。
私と娘とおばあちゃんの3人で行ってきたんだったなぁ・・・・。
その後から段々体調が思わしくなくなってきたんだなぁ・・・なんて、思い出していました。


先日、親戚のようにお付き合いしている友人とちょっと一杯。

その時に、そこんちの父さんが言うには、「最近、よく○○郎の姿が浮かんでくる・・・」と。

「ん???、だって私の前には一度も現れたことないし、夢にも出てきたことない!」何で父さんなの???

父さん曰く、「早朝の出勤途中に○○郎が歩いていた」とか「昔よく我家で騒いでいたように、賑やかにやっている夢を見た」・・・というのです。

これは、旦那から父さんに向けて「うちに来い!」ってメッセージなのでしょうか???
旦那が寂しがっているのかな?
だったら、何故私ではなく、父さんなのか???
かなり疑問ですが、皆がまだまだ旦那を偲んでくれていることは確かです。

そろそろ、皆で旦那を偲ぶ会をやりましょうかねぇ。

1周忌も博多では親戚が集まってくれますが、こっちでは会社のお友達もお呼びして、昔のようにワイワイご飯食べようかな?

きっと旦那も喜ぶでしょう






お寺へ行ってきました

2012-04-20 01:28:01 | リアル日記
先日、博多へ仕事で行った合間に、お寺さんへ顔を出してきました。

小1時間ほどポッカリ時間が空き、「散歩がてらちょっとご挨拶してこよう~!」と、ふと思い立っての行動。
よくよく考えると、四十九日供養以来・・・です

ちょうど住職さんが、どちらかへお出掛けのようで、玄関でバッタリ。

お供えも何も準備なく突然伺ったお詫びを申し上げると、「いやいや、大丈夫ですよ。仏様にお線香をあげて、手を合わせるだけでいいですよ~。どうぞ参っていらっしゃい。」と言うお言葉。なんだかとっても救われます。

ご本尊に手を合わせ、そして、納骨堂の仏様に手を合わせると、何だか自然と涙がこぼれてきました。
私の中のたくさんの煩悩が浄化されたのでしょうか???

どうもそれ以来、精神的にもスッキリ、元気になった気がするのは、気のせいでしょうか???

帰りにまたまた偶然、住職さんがお戻りになられるところにバッタリ。
今日、私がふと思い立ったのも、やっぱりご縁だったのでしょうねぇ。

「お元気に過ごされていますか?それが一番。何よりです。」
と、とても温かいお言葉を掛けて頂き、じんわりほっこりした気持ちになりました。

お寺に展示されているお言葉やポスター(?)も、一つ一つが今の自分にとっても心に響くものばかり・・・。

思い立って行ってみたけど、すべては必然、必要なことだったんでしょうね。