【ツカナ制作所】きまぐれ日誌

ガラス・金工・樹脂アクセサリー作家です。絵も描いております。制作過程や日常の話、イベント告知等。

【七宝】どうしても金属とガラスで蝶が作りたい人の話

2018-08-20 16:34:14 | ものづくり
おっす!

先日、ニボシでモルフォ蝶作りました。






頭のキラキラした部分で。

我ながらなかなか天s・・・ジーニアs・・・えーと、いいアイデアだと思いました(ドヤァ


モデルはスルコウスキーモルフォですが、慌てて作ったので翅の形やバランスにはまだ納得いってないです。再挑戦します。気泡入っちゃったし(―ω―;)

どうにか青い色に着色する方法を模索中であります。




さてと!せっかくの夏休みなんだから「~行った!」ってのをやりたいとこなんですがね、あいにくと資金難でしてな。水辺に行きたい気持ちはあるんですけどね~海とか川とか。

言いつつ、水族館と美術館には行ってきました。美術館は、パナソニックミュージアムの河井寛次郎展がよかったな。釉薬の色がとてもきれいで。

パナソは前回ジョルジュ・ブラック展も見たんですが、これもよかったです。この美術館は広さはあんま無いんですけど、作者の人生や心情に重きを置いて丁寧なビデオを作っていたり、展示センスがかっこよくて好きです。おススメ!




さて今日はね、七宝焼きのお話。最近ネタにしてないんですが、前の記事も未だに見て下さってる方がいらっしゃるので!

例の釉薬20色セット。前にも紹介したっけな?





上に四角のテストピースを貼り付けました。実際焼いてみると、全然色が違う釉薬も多いので。




これは初期に試した、メガネトリバネアゲハ。























粒子が粗いまま使ったらえらい不自然だったり、黒で翅脈を描いたら焼いたとき流れてしまったり。

おっと、!変わらずバーナーを使っていますが、これは我流なのでこれをベーシックな七宝の作成風景だと思わないでくだされ(友人達は七宝はバーナーでやるものと思ってたらしいです。スマヌ)

まぁー、普通は電気炉ですなw




どうにかして繊細な翅脈を作ろうとして試したのがこれ。



スジグロチョウの前翅。だんだん上手くなってます。

技法は・・・自分で考えたので名前はありません(´ω`)




イヤリング?として使ってもらいました。



これ裏が適当に裏引きしてるだけなので、裏もリアルにしたいな。




こっちは同じ方法で翅脈を描いたアサギマダラの前翅。








そして、メガネトリバネからほぼ一ヵ月後に作った、スジグロチョウ全身!











だいぶ進化してません!?

ガラスだけだとここまでの薄さにするのにとんでもない技術力が必要になるので、表現したいことと手段がうまいこと一致したと言えるんじゃあるまいか。



よくあるのが、手段が先行して表現したいことが曖昧になってしまうこと。二年前の記事ではまさにそういう発言をしていて恥ずかしくなりますw

・・・おーっと探さないでくださいよ!



やっと材料や道具がそこそこ揃ってきたので、今後とも精進いたします(`・ω・)>





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