【ツカナ制作所】きまぐれ日誌

ガラス・金工・樹脂アクセサリー作家です。絵も描いております。制作過程や日常の話、イベント告知等。

ガラスでシャボン玉?ガラス粉のグラデーションがかっこいい!(バーナーワーク編)

2017-06-07 20:08:31 | 大学
体育でビリーズブートキャンプの腹筋強化ナンチャラをやりました。懐かしいね!

最近割りと筋トレ毎日やってて体力付いて、ぶっ続けで作業してもヨレヨレにならなくなりました(ドヤァ

ただ困るのは、体力有り余って夜眠れないこと。それを解消するために運動→体力増える→眠れないの謎ループw



さてさて今回はバーナーワーク編っつーことで。グラデーションの作り方ってのをやりました。


これにはまず、ガラスで粉を作る作業があります。ガラス粉の作り方にはいくつか種類があり、今回は多分一番簡単なやつを。

今回紹介する以外の方法だと、水筒に入れて潰したり(ただし水筒の鉄の粉が混ざる?)、専用の機械で作る方法があります。



まぁまぁ、先生の実演を見てもらったほうが早い。

まずはグラデーションしたい色のガラス棒を溶かして玉にし、ブローパイプの先にべチョッととくっつけます。












そしてそれをシャボン玉のように吹く!一回目は小さく、また熱して、二回目で一気に膨らませます。

なにしろ一瞬の出来事なので、写真に収めるのに苦戦しました。なお成果は出ていない模様。







いやーたまげたw

見た目といいさわったかんじといい、ビニールのような質感です。



あとはこれを新聞紙に挟んでコテを押し付け、乳鉢でよく擂ればガラスの粉の完成!














私がやったところも写真を撮ってもらいました。











写真じゃよく分からないですけども、これだけでもキラキラしてきれいです。今ちょうど樹脂の実技の授業取ってるんで、余ったら封入しようかな。



処理に困ったので、授業後アマゾンで栓付き試験管を十本買いました。



さて!この粉ガラスを使用して玉を作っていきましょう!





大きめに切った新聞紙二枚、新聞紙製てるてるボーズ、茶漉しを使用します。






片方の新聞紙に粉ガラスをのせて、茶漉しに移します。

この色はピンクに見えますが、いわゆる金赤と呼ばれる金の化学変化で赤く見えるガラスで作られた粉です。

きれいな赤色ですが、金が使われているため値が張ります。



玉を巻いていきます。そうそう、今回使用したのは全部鉛ガラスです。

でも粉だったら膨張率気にしなくてもいいのかもしれません。









巻き終わったら火の外に出し、グラデーションしたい部分が上にくるように棒を傾け、茶漉しの縁を指で軽くトントンして粉を落とします。





これを何度か、好みの色が出るまで繰り返します。






もう一つ、粉ガラスの使い方。

メスで玉の表面に絵を描きます。



絵の上にガラスを撒き、てるてるボーズで余分な粉を払い落とせば、絵を描いた部分だけに色をのせることができます。











魚の骨!

これも難しいので、アルミか銅版で型を作って、押し付けると模様が出るような道具を自作しようと思っています。



完成したものは除冷灰の入った缶へ。







私の自作はこちら。無色透明に半透明の青を被せたら毛細血管みたいになったのが気に入りました。

これ面白かったし応用がききそうです。



余談ですが、先生が金箔を焼き付けて吹いた時は乳鉢と乳棒で金箔がすり潰せず、あまり上手くいきませんでした。銀箔ではどうなるか、実験してみたいと思います。

ではまた次回!

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