恐ろしい子。
―――おまけ―――
安定の一コマ五分クオリティ。 . . . 本文を読む
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八、魔法使いになれると信じてた昔の俺はもういない。
「じゃあ八坂、一枚選んで」
クジャクの羽のように広げられたトランプを持って、青柳弟は謎めいた笑みを浮かべて言った。ニヤニヤしながら、と表現してもいい。
俺は何一つ見逃さないように目を見開きながら、そのうちの一枚を慎重に慎重を重ねて抜き取った。
「…よし。そのナンバーとスーツを覚え . . . 本文を読む