【連載】ＥＴＣ、始動 ―５―

この小説の一回目の投稿はこちら ←前回 四、甘党は意外に辛口コメント 「あれどうだ、劇。」 早瀬が投げやりな調子で言った。 イスにもたれかかってゆらゆらしているのが見るからに危なっかしい。 ここのカフェ、『カラスの肉球』は、学校から近いのに意外に穴場だった。 学校帰りに時間を潰すにはちょうどよさそうな距離感。 ここを発見したのは、路地裏とかをすぐに探検したがる早瀬の . . . 本文を読む