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ヤラピーク山頂

2015-01-14 22:34:59 | 海外登山

 かつまさです。

12月30日 ヤラピークベースキャンプ→ヤラピーク山頂

ベースキャンプを朝3時30分頃に出発。

今年は雪が多いとのことでしたが

逆にアイス(氷)になってなくて

また、岩場も雪で覆われていたので

非常によい条件の中での山頂アタックになりました。

山頂直下の切り立った岩場も雪&アイスもなく

安全の為にザイルと繋ぎましたが

特に必要無かったと思います。

山頂でガイドと記念写真。

山頂からの動画

http://youtu.be/_iQBCXd-FT4

山頂は非常に狭く、2人がやっと立てるくらいの場所。

山頂で記念写真を撮りまくりです。

ガイドにわざわざ下に下がってもらって

下から撮ってもらいました。

登った時は満足感でいっぱいで

気がつかなかったけど

後で写真を見たらこれじゃヤラピークの山頂か

よく分からない写真ばかり。

しまった

山頂でしゃがんで写真を撮ってもらえば

良かったと後で思いました。

でも、山頂からの景色は多分写真では伝わらない。

そんな景色を見れたこと、そして無事山頂に立てたこと、

そんな経験が出来たことに感謝。

氷河が続く先にモリモトピーク。

名残惜しいですが下山。

当初は登ってベースキャンプに戻るまで

10時間から11時間はかかるだろうと

想定していましたが

6時間かからずにベースキャンプに戻ってくることが

出来ました。

下山途中、下から見上げたヤラピーク。

ネパールではヤラピーク山頂脇の斜面で

スキートレーニングをしているとか。

確かに1枚バーンで斜度もそれなりにあるので

滑ることは出来ると思う。

ヤラピークをバックに。

ガイドのみんなと。

ゆっくり昼食を食べてキャンジンゴンパまで下山。

まだまだ長い道のりです。

すばらしい景色をみながらの下山なのですが

下山道は凍結箇所が多く、

足を滑らせないように注意しながら歩くので

あまり景色を見ることが出来ません。

こんな中を重い荷物を背負ったポーターは

難なく歩いているのだから

本当にすごいです。

今回の道中で「ネパール人は化け物か」

とまたある人の言葉を引用したセリフを

何度も心に思いました。

下山途中、ガイドが指差す方向を見ると

なんとスキーのシュプールの跡が。

丸いターン弧だし、しかもフォールライン方向に

スキーを落としこんでいる。

ネパールでスキーをしているところを

見てみたくなりました。

どんな滑りをしてるんだろう。

道具はどんなものを使っているんだろう。

興味は尽きません。

キャンジンゴンパには午後2時頃に到着。

まずはエベレルトビールで乾杯。

750ルピーと流石に高かったけど

飲みたかったから仕方ありません

(ちなみに平地では300ルピー前後)

今日はゆっくり体を休めるために早めの就寝。

明日はラマホテルまで。


ヤラピークベースキャンプへ

2015-01-13 22:43:45 | 海外登山

 かつまさです。
12月29日 キャンジンゴンパ→ヤラピークベースキャンプ

出発前にガイドのミンさんと1枚。

しかし、今日は今までの晴天から一転。
雲が広がる空。

しかも雲がヤラピーク方向に
どんどん流れていく。
天気は気になりますが
晴れる事を信じて出発。
私1人の登頂の為に日本語ガイド、
クライミンシェルパ、キッチンスタッフ
ポーター3名の総勢6名がサポート。
なんて贅沢なんでしょう。

雲が多いのは悪いことばかりではなく
風景のアクセントとしてはむしろよい。
山の白さが青空に広がり
まるで空に雪が積もっているかのよう。
大空には鷲が羽ばたき
アクセントに花を添える。

地図ではツェルゴリを左に巻いて
ベースキャンプに行くルートになっていたけど
実際にはそのルートは崩壊していて
右からベースキャンプを目指しました。
延々と続く長いトラバースも
ガンチャンポの素晴らしい眺めを
見ながらの移動でだったので
苦にはなりません。
ガンチャンポをバックに。

ヒマラヤ襞が非常に美しい。

もうすごい景色の連続でしたが
長かったトラバースが終わり
今度は長い登りが続きます。
この長い登りを登っている時、
最初は一緒に来た仲間が足を痛めて登れないので
自分が仲間の分までがんばらなければと思っていた。
けど、自分の為に重い荷物を背負ってくれている
ポーター達の姿を見て考えが変わった。
もちろん仲間の為という気持ちもあったけど
ヤラピークに登頂出来なかったら
このポーター達はどう思うだろう。
せっかく荷物を運んだのにと
怒るだろうか。
それとも呆れるだろうか。
どう思うかは分からないけど
ポーター達になんて申し訳ないことを
してしまったんだろうと後悔したくない。
その想いが力になったと思う。
登りきった先は平地が広がっていた。
日本でいうと立山の室堂のような感じかな。

ベースキャンプにテントを設営。

かつまさの為のテント。
8000m級の山でも使用出来るような
すごいテントを用意してくれました。
これにはびっくり。
ここまでしてくれたのなら
がんばらないとと改めて思いました。
かつまさ達の他にも先客が2パーティー。
もう5日くらいここでテントを張って
高所順応をしているとのこと。
空が紅くなってきても雲は多いまま。

ガイドとアタックに向けた最終打ち合わせ。
別のパーティーが朝6時に登り初めて
午後4時にベースキャンプに
戻ってきたという情報を元に
朝3時に出発して午後1時くらいに
ベースキャンプに戻ってくれば
その日のうちにキャンジンゴンパまで
下山出来るということになった。
夕食をみんなで食べている様子。

ものすごく寒いけど
温かいスープやカレーを作ってくれて
ほんとにありがたかったし美味しかった。
ここで食べた夕食は
忘れることはないだろう。
そして、明日はヤラピーク山頂へ。


大展望のキャンジンゴンパ

2015-01-12 16:46:29 | 海外登山

 かつまさです。
12月28日 ランタン→キャンジンゴンパ

 ランタン出発前。
外が騒がしく、何事かと外に出たら
ヘリが飛んできた。

後で知り合った日本人に聞いたら
韓国人の学生が朝になって高山病になり
ヘリを使って下山したとのこと。
周りが高い山々に囲まれていて
気にならないけどランタンも標高3,430m。
また3,000mを越えるところにいて
キャンジンゴンパは富士山よりも上になります。
何気に歩いていたけど高所順応の重要性を
改めて感じました。
ランタンから先はマニ石(チベット仏教のお経)が
積み上げられた道を歩きます。

近くで見るとこんな感じ。

また水が流れる場所にはマニ車があり
水車の要領で回転していて
1回転で1回のお経を唱えたことと
同じ意味になるといいます。

朝早かったことから
水が凍っててマニ車は回転していなかったけど
このありがたいお経のお陰か
今日も朝から晴天。
これが登頂日まで続いて欲しいと切に願いました。
ランタン村はU字形の地形でしたが
キャンジンゴンパに近づくと
谷というより平地になって
展望が広がってきます。

このヤク(牛)もいい味出してます。
正面の美しい山はガンチェンポ。
休憩中に1枚。

左手に見えてきた存在感ある山は
キムシュン。

拡大。

もうすごい景色が目白押し。
キャンジンゴンパに到着。

もうすごくいいところです。
休みの都合でキャンジンゴンパに来たけど
次の日に帰ってしまうという人もいるけど
ここには宿泊してゆっくりすべきだと思う。
到着後、ヤラピーク登頂までの
行程をガイドと確認。
当初、翌日は高所順応のため
キャンジンゴンパに滞在し
ヤラピークベースキャンプにも
2泊する予定でしたが
同行者の足の具合から下山に
時間がかかることが想定されるので、
予定を変更。
今日、高所順応をかねて
タルチョピークに登り
翌日はヤラピークベースキャンプへ。
翌々日にヤラピークにアタックして
その日にキャンジンゴンパまで下山。
これにより当初の予定より
2日短縮することが出来るので
その2日を下山予備日に充てられる。
結果的にその判断は正しかったのですが
その代わりちょっと忙しくなるので、
高所順応もちゃんと出来るか
不安が頭をよぎります。
そうは言っても、ヤラピークの状況によっては
ベースキャンプに2泊することも了解もらったし
「チャンスは最大限に活かす。それが私の主義だ」
と言ったある有名な人に倣って
まずはタルチョピークへ。

ランタンリルンをバックに。

山頂からの動画です。
http://youtu.be/D5XUyZB-lB4
本当はこの先のキャンジンリまで
行きたかったのですが
翌日からのアタックに向けて
体力を温存した方がよいと
いうことで、やむなく下山。
明日はいよいよヤラピークベースキャンプへ。


世界でもっとも美しい谷は

2015-01-12 13:12:43 | 海外登山
 かつまさです。
12月27日 ラマホテル→ランタン

 ラマホテル出発後に木々の間から
再び姿を見せたランタンリルン。

リバーサイドを過ぎてゴラタベラ(2,900m)に着くと
小さく見えてたランタンリルンも
大きく見えてきた。

ゴラタベラから先にある
軍のチェックポイント。
ガイドが一緒だから安心だけど
拳銃を携帯している人の近くを
歩くのは心臓に悪い。
もちろん写真は撮れませんでした。
長いつり橋を渡るころ、
遠くにランタン村が見えてきた。

ここがイギリスの探検家が
世界でもっとも美しい谷のひとつと
言った場所。
その場所に今立っている。
何日もかけて歩いて来た場所だけに
思いも強い。

実はランタン村があるところが
世界でもっとも美しい谷の場所だと
思っていました。
ランタン村に着いた時の景色を見て
そんなに言うほどすごい景色?と
思いました。
でも人の感性はいろいろだからと思っていたら、
世界で美しい谷はランタン村を含め、
シャベルからキャンジンゴンパ全てだと
いう事を初めて知りました。
すでに世界で美しい場所にいたんですね。
特にキャンジンゴンパの美しさと言ったら。
明日はそのキャンジンゴンパへ。