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エルブルース3日目その2つ

2015-08-25 21:35:07 | 海外登山

 かつまさです。

今日は晴れているけど明日はどうなるか分からないので

かつまさにしては珍しく自分が写っている写真を

多く撮っていました。

山をバックに両ガイドと一緒に。

ロープウェーの待ち時間に戦争博物館を見学。

なぜこのようなものがあるかというと

第二次世界大戦時にドイツ軍が侵攻し、

エルブルースに登頂した時に(山頂にドイツ国旗を建てました)

ソ連軍と交戦したとの事で、その当時の事を

博物館に展示しているようです。

さて、初日の高所順応を無事終えて下山した後は。

やっぱりで乾杯。

登山始まったから今日からお酒は止めようと思ったけど

やっぱり飲んじゃいました。

毎日毎日昼間からよく飲んだなぁ。

今日の昼食のメインはシャシリク(日本でいう焼き鳥)

日本と違って海外サイズ。

一人1本ですが1本がでかい

またゴローというスープもまた美味し。

海外に来るといつも食事を心配してしまうのですが

ロシアはねぇ、食事が美味かった。

これは予想もしていなかったこと。

また、レストランからはエルブルースを眺めることが出来るので

エルブルースを眺めながらのビールもまた美味し。

本当に満足しちゃいました。

ちょっと意外だったのはラジオから

洋楽(ファイナルカウントダウン)が聞こえてきたこと。

ロシアでアメリカの歌が聞けるとは思いもしなかった。

あっという間に夕食。

夕食も品数が多いですが

ご飯が出るのがまたうれしいですね。

部屋に戻ってゆっくりしていると

TVには原爆の映像が流れてきて

ここで外人がナガサキと言っていた意味を知りました。

8月9日は長崎に原爆が投下された日。

しかも日本では放送されない悲惨な映像が

長時間放送されていました。

こんな映像がよくロシアに残っているな~、

しかも日本のことを放送するなんて

これまた意外でしたが、裏を返せば

アメリカはこんなひどいことをしたということを

知らしめるためにあえて放送しているのかも知れない。

日本がどうとかというのは関係なく・・・。

4日目につづく。

4日目も2部構成になると思います。


エルブルース3日目

2015-08-24 21:10:02 | 海外登山

 かつまさです。

8月9日。エルブルース3日目。

この日は高所順応を兼ねてロープウェー駅からバレル小屋の

ちょい上まで歩いて登り、下山しました。

当初は11番小屋まででしたが、ロープウェーに乗るのに

思ったよりも時間がかかってしまったため

バレル小屋のちょい上までとなりました。

エルブルースは冬はスキー場になっているので

途中まではロープウェーが利用出来るので

アクセスは容易です。

ループウェーの隣には6人乗り?の高速ゴンドラが

ありましたが、こちらは運営会社が違うとの事。

(ちなみに料金もかなりお高いみたい)

ロープウェーを2本乗り継いでミールステーション(3,500m)に

到着しましたが、ゴンドラが停止する前に係員がドアを開けるという

日本では考えられない行動をしていたのにはびっくりしました。

ロープウェーを降りて初めてエルブルースを

間近に見ることが出来ます

雲1つない晴天

青い空に真っ白なエルブルースがよく映えます。

あそこに登るんだと思うとテンションが上がります

でも今日は高所順応が始まったばかり。

まずはロープウェー降り場から砂礫の道を歩きます。

人と荷物を運ぶトラックが頻繁に通るので

埃っぽいです。

振り返ると。

中央の黒い三角形が2つみえるのは

カグタイピラミッド。別名ウシバ(猫の耳)

そして右側に大きく聳える山はドングスホルン。

よく見ると雪で数字の7が見えるのが特徴だそうです。

そしてバレル小屋が見えてきました。

まるで宇宙ステーションのような

円筒形の外観。

明日からはこの宇宙ステーションに宿泊することになります。

何でこんな形をした小屋なのか?

周りには四角いコンテナ風の建物もあるのに?

そんな話題が出ました。

運びやすかったからという話も出ましたが

宇宙開発で最先端を行くロシア。

宇宙環境をシミュレートしたモジュールで使用したものを

エルブルースで流用しているのではという話で落ち着きました。

本当かどうかは分かりませんけど

ありえそうな話だったので。

小屋の前で1枚。

ここから冬靴に履き替えて少し登ります。

そしてバレル小屋に戻ってくると1人の外国人が。

何とエルブルースを滑ってきたと言うスキーヤーでした。

滑ってきてとても楽しかったと言っていましたが

滑りを見ていた佐藤ガイド曰く

雪は悪いし後傾だったしとても楽しそうには見えなかった・・・。

でも同じスキーヤーとしては興味を引かれるので

話してみたら板とストックを貸してくれて

写真を撮らせてくれました。

この外国人、知っている日本語を話してきて

オスとかナガサキと言っていました。

何で長崎?と思いましたが、それは下山してから

分かりました。

ちょっと長くなりましたので

下山時の話はこの次に。

つづく。


カバルダ・バルカル共和国

2015-08-19 19:42:44 | 海外登山

 かつまさです。

ロシアロシアと言っていますが

ロシアは単一国家ではなく85もの地域や民族に区分された

連邦で成り立っています。

1度来ただけではロシアを理解するのは

困難だと感じました。

エルブルースがあるところは

カバルダ・バルカル共和国。

この国名を言ってもどこ?という話ではあるんですが・・・。

さて、宿に着いたら装備チェック。

日本の冬山で使っているシングルブーツでは

ガイドからOKが出ず全員がレンタルになるという

事態になってしまいました。

かつまさが使っているスポルティバのバツューラで

ぎりぎりOKが出たくらい。

ちなみにレンタル料金(5日間)ですが、

冬靴 31ユーロ

冬靴+アイゼン+スパッツ 54ユーロ

スリング+オーバーミトン 16ユーロ

等々、なかなかの料金がします。

しかも、せっかく持ってきた道具が

ただの荷物になってしまうので

苦労が水の泡

山では何があるか分からないので

最悪の事態を想定した装備を

選択する必要があるので

事前に何が必要かよく確認しなければと

思いました。

夕食もとっても美味しいです。

しかもお部屋もとっても広いしきれいでした。

いよいよ明日からは山小屋に泊まり

本格的にエルブルース登山が始まります。

つづく。


エルブルース2日目

2015-08-18 21:09:24 | 海外登山

 かつまさです。

8月8日。

前日に日本円をルーブルに両替。

5000円1750ルーブル。

前日のビール1本200ルーブルだったので

ビール代が足りるかどうか心配でした

今日は国内線でミンボディまで飛んでから

車で登山口のテレスコルまでの移動日。

空港にはプーチン大統領がデザインされた

Tシャツの自販機がありました。

ロシアらしいと根拠もなくそう思ってしまいました

ミンボディに無事着陸したら乗客から拍手の雨

そんなに危ない飛行機なのかな・・・。

ミンボディでは登山ガイドのローマンと

ドライバーのマラッツが出迎えてくれました。

海外でいつも思うこと。

海外のドライバーはめちゃくちゃスピードを出す。

マラッツも例外ではなく熱い走りでとばしまくります

窓から眺めると思っていた以上に

日本車が走っていました。

セリカ、ジューク、デュアリスなどなど。

日産やマツダが多かった気がします

そして景色は。

一面の乾燥した大平原地帯。

トウモロコシ畑やヒマワリが延々と続いていました。

こんなところに山なんてあるの?

そんなことを考えながらも車はどんどん進んでいきます。

初めての土地でその土地の空気を吸い

その土地の文化に触れる。

何もかもが新鮮。

しかし、どこに行っても変わらないのがコレ

昼食で寄ったレストランでビール3本。

登山前なので自粛しようと思っていましたが

ガイドから「我慢するのは良くないよ」の

一言で飲んでしまいました。

このレストランはビール1本60ルーブルと

安かったのも飲むのを後押ししました。

思えばこの時から今回の登山は過去に例がない程、

そして記憶を無くすほど飲んだくれることになりました

また食事も美味しく登山前からこんなにも

満足で幸せな気分になったのは初めてかも。

意外なことでしたが

ロシアは東南アジアの文化が伝わっているので

うれしいことにご飯がありました

昼食後、ロシアで初めての検問。

武装したいかつい体をしたロシア人を前に

緊張が走ります。

検問自体はパスポートの確認など簡単なものでしたが

ロシア人から「日本円持ってるか?」と言われ

小銭の50円を出すと穴が開いたお金は珍しかったらしく

「もっとないのか?」と

怖い顔してるのにお茶目な一面を垣間見ました。

心なしかうれしそうな顔してたし。

車はやがて平原からバクサン谷という渓谷の中を進み

今日の宿に到着。

ちょっと長くなってしまったので

その2につづく。


砂原伽音さんと会う

2015-08-17 20:53:21 | 海外登山

 かつまさです。

一見今回の旅と関係ないような題名ですが

実は関係があるんです。

順を追って話しをすると。

8月7日。

成田空港に集合し、中国国際航空で

北京経由でモスクワへ向かう途中。

乗り換えの北京でお会いしたのが砂原伽音さんです。

小柄でおっとりしたきれいな女性で、

北京からモスクワの乗換え方法で

困っていたので一緒に行動したのですが実は

世界で活躍する国際的なバレリスト。

後でブログを見たら経歴がすごい

もう少しでロシアの教師の資格を取れると言っていました。

ロシアで働けるというのはすごいこと。

今回ロシアに行って初めて知りましたが

ロシア国内では、事前に提出した行程表どおりの

行動しか出来ません(多分ビザ申請時に提出)

宿泊先も事前に決めた宿泊先から変更出来ないし

毎日居所を報告する必要があります。

報告は宿の人がやってくれますが、その代わり

パスポートは宿で管理・保管されしまうため

手元になくなってしまいます。

これではパスポートという人質を取られたようなもの。

自由に旅行が出来るものだと思っていたけど

ロシア国内での行動はかなり制限があると感じました。

そんなお国柄のロシアで働いているのだから

砂原さんは本当にすごい人だと思います。

初対面で写真を撮る訳にはいかなかったので

写真はありませんが、興味がある方は

名前で検索してみて下さい。

お国柄と言えば、北京空港に到着したら

空はスモッグで真っ白。

うわさには聞いていたけどこんなにすごいとは

思わなかった

空港内の空気も悪くて、

これでは北京に行きたいとは思わない。

また、乗り換えのために、保安検査と入国審査を

再度受けないといけないけれど、

北京の保安検査はかなり厳しく

成田で通過出来ても安心は出来ません。

また入国審査も時間がかかります。

モスクワに行くために経由しただけなんだからと思うけど

そうはいかないようです。

北京に負けず劣らずモスクワも入国審査に

めちゃくちゃ時間がかかります。

これは国内外の情勢が悪いからだそうですが

そう言われるとなんとなく納得してしまいます。

入国審査だけで1時間以上かかり

やっとロシアに入国。

この日は空港近くのホテルで1泊。

ホテルでロシアビールで乾杯

1本200ルーブルをちょっと高めでした。

あえて写真は載せませんが

この日は成田空港でビール2本、

北京到着までにビール1本+白ワイン1杯

北京からモスクワ到着までにビール1本と

いつものように飲んでいたのは言うまでもありません。

飛行機のビールが冷たかったらもっと飲んでたかも

つづく。