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人生最大の酔いっぷり

2015-09-09 20:09:45 | 海外登山

 かつまさです。

エルブルース最終日。

バレル小屋ともお別れです。

小屋の前でマリアンと記念写真

仲間の1人はマリアンの食事にすっかり胃袋を捕まれて

「俺のおかん」と言ってました。

本当にお世話になりました。

登って来る時には動いていなかったリフトと

ロープウェーを乗り継いで下山。

リフトからの景色。

ロープウェーは進行方向と逆に進むという

これも日本ではありえない事があったけど。

登頂達成ということで祝い酒を飲みながら遅めの昼食。

中央アジアで広く食べられているラグマンという麺料理。

 

これがめちゃくちゃ美味しい。

さて、いつものようにビールを飲んでいたら

いつの間にかウォッカが出てきて。

 

昼食でまさかまさかの大宴会。

 ウォッカが3本も空いている・・・。

記憶がないのでどのくらい飲んだか分からないのですが

かなり飲んだのは間違いないようです。

ウォッカにはあまり味がないから

ローマンはビールと一緒に飲むんだという事を

言っていましたが実は。

ビールとウォッカを一緒に飲むと

少量で酔いがまわる飲み方。

こんなことわざまであります。

「ビールなしのヴォトカ(ウォッカ)は金をどぶにすてるのと同じ」

ウォッカだけ飲んでいるとお金がかかるから

ビールと一緒に飲んで酔おうみたいな感じかな

基本的には禁じ手だそうで

かつまさも1人では歩けず2人に抱えられて

宿まで連れてってもらいました

お店にも迷惑かけてしまいましたし

本当にひどいの一言。

でも本当に楽しかった

会ったばかりの人達と

こんなに楽しくお酒を飲めるなんて

いい仲間と出会えて本当に良かったです。

昼食の後に観光という当初の目的は

果たすことが出来なかったけどね。

それどころかかつまさは

お土産を買える状態ですらなかったけど

気を利かした仲間が

Tシャツと地図を買ってくれて感謝感謝です。 

こんなに酔いつぶれていましたが

おなかが減ったからか奇跡的に

夕食の時間に起きて食べる事が出来ました。

テーブルには。

これはかつまさの誕生日を祝うために

用意してくれたもの。

去年に引き続き今年も登山仲間に

誕生日を祝ってもらいました

酔いつぶれて2名ほど夕食を食べられなかったので

夕食に出た料理はこちらです。

美味しかったですよ。

つづく。


エルブルース登頂

2015-09-07 20:37:20 | 海外登山

 かつまさです。

エルブルース登頂を書く前に、

本日、今回お世話になった佐藤ガイドから

エルブルースの写真データが届きました。

また、楽しい10日間を過ごせて良かったとの

感謝の手紙も同封されていました。

こちらこそ本当にお世話になりました。

さらには来年夏のカズベク登山の日程まで。

今後ともよろしくお願い致します。

 

さて。

8月13日深夜。

いよいよエルブルース登頂・・・。

のはずが、なんと雷

決行するか判断が難しい状況の為、3時まで待機。

3時には雷が止んだので決行

時間短縮の為、雪上車を使い高度を稼ぎます。

実は雪上車を使って高度を稼ぐのは

時間短縮と体力温存というメリットがある一方で

一気に高度を上げる事で高山病のリスクがあるのでは

との不安がありました。

その為、しっかり呼吸することを意識しましたが

気分が悪くなった人もいましたが、

歩き始めると気分も良くなってきて

元気に山頂に向かいます

しばらくトラバース気味に歩きますが

視界はほとんどない。

そんな中、ショートスキーを持った外国人がいて

「滑りにきたのかな?」と思ったら

おもむろにカメラを取り出し写真を撮り始めました。

下山後に販売するということでしたが

正直、あまり期待していませんでした。

でも、写真を見ると予想以上の出来栄え。

思わず買ってしまいました。

その時撮った写真をアップしようとしたら

何故か上手くアップ出来ないので

ちょっとお待ち下さいね。

トラバースが終わると

いよいよフィックスロープが張られた核心部へと

たどり着きます。

ここでストックからピッケルへ、

ハーネスとフックスロープを繋いで

距離のある急な斜面を登ります。

でも、ガイドがサポートしてくれたおかげで

フィックスロープ区間を安全に通過。

ここまで来ればもう少しです。

ガイドが声を掛けてくれました。

よし。もう少し

そう思ったけど、それまでは何ともなかったのに

いきなり体が重くなり歩くスピードが

格段に落ちてしまいました

足が止まることはなかったけなかなか前に進まない。

高所に行くと壁みたい?層みたい?

何と表現したらいいか難しいですが

その場所に来ると体がきつくなる区間があるといいます。

かつまさにとっては5,500mが1つの壁みたいです。

ここまでほとんど真っ白で何も見えなかったけど

全員で山頂に到着する前後は晴れ間が見えました。

これもメンバーが素晴らしいからかな

全員で記念写真

ストックカンリ組で

山頂からの景色。

登る時には見えなかったけど、

下山時には正面に東峰を見ることが出来ました。

しかも、東峰に掛かる雲がまるで滝の様に

流れていて何ともいえない景色が目の前に。

晴れていては見れない景色を見ることが出来ました。

下山は歩いて帰ろうと思っていましたが

登り始めが遅かったため、時間的なものもあり

全員で帰りも雪上車に乗りましたが

雪上車で酔ってしまいこれが1番きつかった。

それでも、山小屋に戻ってから

祝勝会と称して美味しいビールを飲んだのは

言うまでもありません

つづく。


エルブルース6日目

2015-09-02 20:43:26 | 海外登山

 かつまさです。

当初は前日の早朝に山頂へアタックする予定でしたが

天気予報とツアー参加者の疲れ具合から判断して

登頂日を1日遅らせることにしました。

朝からエルブルースは厚い雲がかかり

雨も降り出してきて、ガイドの判断は正しかった。

どんよりとした天気でしたが

今日もメンバーは明るい。

朝食が終わると 「Hey guys

ガイドのローマンが声を掛けてきた。

水汲みに行くから4人手を貸してくれ

そこに置いてある容器を1人4つずつ持って

俺について来て

ということで水汲みの手伝いをしたのですが

団結力が強い今回のメンバー。

4人でいいというのに6人で、

しかも容器は4つでいいのに

何を勘違いしたのか1人だけ倍の8つも持ってきた

状況を見てローマンが言う。

「お前達、数数えられないのか・・・」

本当に水汲みに何往復したことか

でも、面白かった

また、この日は2リットルのペットボトルに

ウォッカを入れた外国人がいたので

試しに頂きました。

ガイドからは登頂前だから1杯だけねと

念を押されて飲みましたが美味しかったです。

ちなみにガイドは外国人から「サムライ、サムライ」とたきつけられて

日本で言う駆けつけ3杯的な事をさせられて、ぐったりしてました。

カフェ的な建物があったのでみんなで行ってみたり。

話はやはり山の話がメイン。

いろいろ話が出ました。

旧約聖書のノアの箱舟が流れ着いたという

トルコのアララト山。

トルコ料理が美味しいとのことですが

トルコのイスタンブールでクルド人による

警察署襲撃があったばかり。

情勢が不安定でしばらくは登れない可能性が高いとのこと。

宇宙に1番近いエクアドルのチンボラッソ。

こちらは6,310mと何とかいけそうな標高ではありますが

5,000mを越えたところで岩と氷のミックスされた

岩登りがあるということで、技術的には

アコンカグアよりも上とのこと。

南米最高峰のアコンカグアはやはりはずせない。

七大陸最高峰のうち、キリマンジャロ、エルブルースの

2つ制覇したら、挑戦出来る可能性がある1番高い山。

それでも日数は22日間、金額も100万円くらいかかる

この山のハードルは高い。

装備も足りない、技術も足りないと足りないものばかりですが

1度きりの人生、挑戦してみたい気はあります。

(決して行きますと断言はしていませんからね)

ベトナム最高峰のファンシーパン。

歩いてしか行けなかった場所に

現在ロープウェー建設中で

完成すれば観光客が簡単に山頂まで行けてしまう。

行くなら。今でしょう

ウトゥルンコ。

ウユニ湖で高所順応するというのが魅力。

前からウユニ湖には興味があったけど

ウユニ湖だけ見に行くのはちょっとと思っていたけど

山もセットなら行く価値は増します。

また南米はバルパライソの町並みも見ることが出来ますし。

あとビーチではトップレスの女性を

見ることが出来るとか・・・。

最近名称が変わったマッキンリー。

佐藤ガイドがイモト隊の前にマッキンリーに挑戦していて

天候不順で断念したと言っていました。

何が1番きつかったかというと食事だそうです。

アメリカ人ガイドをつけなければいけないそうですが

なんちゃって日本食ばかりでうんざりだったとか。

今回の経験をフィードバックして次回からの

ツアーに反映したいとのことです。

モンゴルのオトゴンゲンテン。

標高はそれほどでもないけれど

非常に面白い山だそうです。

実は、私の知り合いが今年、アドベンチャーガイズで

その山に登っていました。

機会があればゆっくり話を聞いてみたいです。

メンバーの中にはネパールのアイランドピークや

メラピークにチャレンジしたいという人もいて

条件が合えば行ってみたい。

などなど、魅力的な山の名前がいっぱい出てきましたが

それらの山を差し置いて。

来年同じメンバープラスアルファで行こうという山が

いきなり決まりました

山の名前はカズベキ

場所はグルジア(現在はジョージア)

標高は5,400m程で雪山でのテント有りだそうです。

決め手はめったに行けないから。

個人手配になるだろうけど、気心知れた仲間と

一緒なら問題ないし。

そんな話をしているとあっという間に時間は過ぎて夕方に。

外はめったに見れないという雲海が広がっていました。

雲海をバックに。

いよいよエルブルース山頂へ。

つづく。


エルブルース5日目

2015-08-31 20:28:32 | 海外登山

 かつまさです。

バレル小屋で初めて迎える朝。

今日も天気が良さそう

今日も高所順応日。

パスツーコフ岩(4,700m)まで登ります。

この日も楽しい事が盛り沢山でした

まずは、標高4,000mを越えた場所で

ロシアチーム?がスキートレーニングしてました。

GSとSLの2セットでしたが、

リフト代わりに雪上車を使っていました。

雪の条件は悪いし、標高も高い場所で

練習しているのを見て、日本人は勝てないな~と

心底思いました。

でも、同じスキーヤーとしては滑っているのを見ると

滑りたくなるもの。

わくわく、そしてうずうずしてしまいました

順調に高度を上げてきましたが

4,000mを越えたあたりで

参加者の1人が高山病の症状が出始めました。

今まで元気に話していたのに

急に黙ってしまい、ペースも遅くなってきました。

しかし、別のパーティーで日本人の女性を見かけた途端

いきなり元気になって歩き始めたのを見て

さっきまであんなにヘロヘロだったのに

びっくりしました。

後で遊びに行きますねと社交辞令かと思ったら

本当に遊びに来てくれて礼儀正しい人だなと思いました。

パスツーコフ岩で休憩しましたが

ロシア人はなぜか上半身裸になる人が多く

短い夏を謳歌しているみたい。

ゆっくり下山していると、

佐藤ガイドが足早に下山して

早いな~と思ったら

なんと、ビキニ姿のスノーボーダーがいたからだと

後で知りました。

マジか~。もっと早く言ってくれ~

小屋に着いてからがまた大変でした。

先ほど上で会った日本人女性の話で持ちきり。

ここで会ったのも何かの縁。

遊びに来るって言ってたけど

来るかどうか分からないから

こちらから迎えに行こう

な~んて話で盛り上がり

何故かかつまさともう1人で

どこにいるかも分からない日本人女性を探す羽目に。

一通り探したけど見つからなくて

部屋に戻ってきてその事を伝えると

「1つ1つの部屋ちゃんとノックして確認した?」

ときつい一言。

こっちは歩き回って高山病になったかのように

頭が痛かったのに・・・

結局、言葉通り遊びに来てくれたので

本当に助かりました

男性陣が女性と楽しく話をしている姿を見て

今回のメンバーで唯一の女性から一言。

「やっぱり男ってみんなこうなのね・・・」

つづく。


11番小屋

2015-08-29 14:11:10 | 海外登山

 かつまさです。

8月10日のつづき。

11番小屋まで高所順応。

11番小屋とはもともとはもっとも標高が高いところに

建っていたホテルでしたが、火災により焼失。

今は小さい小屋があるのみ。

しかし、新しくリフトが建設されているので

リフト降り場に再建するかも知れないとのこと。

そうなればエルブルース登山も様変わりすることになります。

様変わりと言えば、エルブルースの氷河が

恐ろしい速さで後退していると聞きます。

実際、氷河の溶け水がびっくりするくらい流れていました。

10年前は青々とした氷の斜面でしたが

今は氷河が溶けて下にあった石が目立ち始め

斜面が黒々としていました。

また、クレバスも結構ありました。

こんなところに落ちたりしないように慎重に歩きます。

写真中央に見えるのが11番小屋。

近そうでなかなか遠い。

11番小屋に到着して今日はここまで。

景色はハラショー。

そして下山。

小屋での食事を一手に担っているのがマリアン。

マリアンの食事はうわさどおり

フクスーナー(美味しかった)です。

また、深夜に出発する人もいるし、

到着時間もみんなバラバラなのに

そのすべての人にご飯を作ってくれる。

いつ寝てるの?というくらいの忙しさ。

本当に感謝感謝です。

夕食後は夕日を眺め、ゆっくりとした時間を過ごします。

うっすらと影エルブルースを見ることが出来たけど

写真に撮るのはなかなか難しかったです。

夜の星空もすごかった。

満天の星空。

ロシアでも北斗七星を見れたけど、

視線と同じくらいの高さに見えて

すごく近く感じました。

また、天の川が光の帯のように

夜空を縦断していました。

すごく綺麗でした。

つづく。