今回はアオリイカ(Sepioteuthis lessoniana)の卵と子供です。
こちらは、昨年春に採集したアオリイカの卵です。
カミナリイカなどと同じように、アマモ場に卵を産み付けます。
カミナリイカが一粒ずつ巻きつけるのに対して、5~10個程度の卵を
連結したものを巻き付けます。
そのうち一つを取って、表面の卵膜を一枚だけ残したものがこちら。
これから、少し黄色みがかった白い幼体が生まれてきます。
生まれてすぐに、彼らは体表の色を変えることができます。
上の写真でわかるとおり、基本的に黒か白(透明)です。
なぜ白黒なのか?
彼らを少し脅かすと、その理由の一部がわかります。
彼らは黒色になって警戒し、逃げる時に墨を吐きます。
墨を吐いた瞬間、本体は白く透明になって、すぐにその場を離れます。
そうなると本体は海中では見えにくく、消えたようにみえます。
おそらく、捕食者から見ると本体はそれほど動かず、止まったままに見えるでしょう。
捕まえてもそれはイカ墨で、本体はすでにそこにはいません。
海の忍者の名に恥じない行動様式です。
アオリイカの卵を見つけることができたら、少しだけもぎ取って、
家で観察するのも楽しいかもしれません。
ただし、イカの子供を育てることは非常に困難で、すぐに弱ってしまいます。
生まれたら、その日のうちにアマモ場に帰すことをお勧めします。
私も、生まれた子供たちは卵を取ってきた場所に放流しました。
(撮影した場所はアマモ場近くの砂地で、残りはアマモ場に直接放流しています)
こちらは、昨年春に採集したアオリイカの卵です。
カミナリイカなどと同じように、アマモ場に卵を産み付けます。
カミナリイカが一粒ずつ巻きつけるのに対して、5~10個程度の卵を
連結したものを巻き付けます。
そのうち一つを取って、表面の卵膜を一枚だけ残したものがこちら。
これから、少し黄色みがかった白い幼体が生まれてきます。
生まれてすぐに、彼らは体表の色を変えることができます。
上の写真でわかるとおり、基本的に黒か白(透明)です。
なぜ白黒なのか?
彼らを少し脅かすと、その理由の一部がわかります。
彼らは黒色になって警戒し、逃げる時に墨を吐きます。
墨を吐いた瞬間、本体は白く透明になって、すぐにその場を離れます。
そうなると本体は海中では見えにくく、消えたようにみえます。
おそらく、捕食者から見ると本体はそれほど動かず、止まったままに見えるでしょう。
捕まえてもそれはイカ墨で、本体はすでにそこにはいません。
海の忍者の名に恥じない行動様式です。
アオリイカの卵を見つけることができたら、少しだけもぎ取って、
家で観察するのも楽しいかもしれません。
ただし、イカの子供を育てることは非常に困難で、すぐに弱ってしまいます。
生まれたら、その日のうちにアマモ場に帰すことをお勧めします。
私も、生まれた子供たちは卵を取ってきた場所に放流しました。
(撮影した場所はアマモ場近くの砂地で、残りはアマモ場に直接放流しています)