今年も今日で終わる。
何とか無事終えることが出来そうだ。気がかりは、ブログに登場する関西のしっとり美人。来年手術だそうだが、それほど特殊な病気ではないので、黒にんにくで元気を付けて無事乗り切って、今よりももっともっと元気になってほしい。
1月の読書会の課題図書である『日本人とユダヤ人』でべた褒めする日本人。西郷隆盛と勝海舟。仕事の途中に新川の古本屋で2冊購入。
途中まで読んだが、これが意外と面白い。
生涯、西郷隆盛の本は買ったことも、読んだこともない。教科書くらい。正直、西郷隆盛のことは興味もなかったし、当然評価していなかった。上野の山に建つ姿は通勤電車から見かける。あの風貌がどうしても好きになれない。この本の著者は銀行員をつとめ、大学教授になった人のようだが、書いてあることが事実なら、認識を改めなければならない。本にも書かれているが、どうしても最後が最後だったので、一般的にもいい印象がないのでないか。でも、本当は、幕末、明治を背負って立った大人物のようだ。今のような交通手段がなく、連絡手段も限られている中、どうしてアレだけの偉業ができたのか。無血開場による江戸の町救済、大名・公卿の既得権の召し上げ等、並大抵の胆力・人間的魅力がないと不可能だ。直属の上司である島津久光との関係も最悪、島流しにもあい、不死鳥のごとく蘇るのは凄い。驚いたのは心中事件。西郷も一度身投げしたのだ。また、沖永良部島から蘇った理由は、沖永良部島で地元民、特に子供の教育や米の備蓄、お手紙作戦。
教えられた歴史の不正確さを知って、つくづく歴史知識の不明を恥じる。
回りにも鹿児島県人もいる。勿論B君のようないいやつもいる。しかし、過去に鹿児島のホテル・大手バス会社を持つIグループの人間とも仕事で付き合ったが、正直、いい印象は無い。むしろ軽蔑の対象であった。いまでも好きになれない。これは不変か?
日経新聞の「私の履歴書」のフィリップ・コトラーが終わった。このコラムは余り好きではないので読まないが、コトラーはある日たまたま読んで、面白くて、過去の新聞を取り出して一気に読んだ。経済・マーケティングは貧困・飢餓・疫病・環境破壊等とは無関係と思われているが、コトラーは「ソーシャル・マーケティング」で対応。
『企業の目的は、利益の創造ではなく、顧客の創造である』
『マーケティングの目的は、セールスの必要をなくすことだ』
企業の社会的責任、日本に対する理解度の深さ、アメリカの経営者の超高給に対する批判も楽しかった。読む本が多くて困る。
良いお年を!ね