はぐくみ幸房@山いこら♪

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オシロイバナ

2020年08月12日 | 危険な生き物のお話

 赤い花を咲かせるオシロイバナ。

 しかし、オシロイバナにはがあります(>_<)

 

 オシロイバナは多年草の植物で、メキシコ原産の外来種です。

 江戸時代に観賞用として輸入され、栽培されていたものが各地で野生化しています。

 花が夕方に開花するので、「ユウゲショウ(夕化粧)」とも呼ばれています。

 オシロイバナの送粉(花粉を運ぶ)には、スズメガの吸蜜が大きく関わっていることが有名です。

 夕方に開花するオシロイバナと、日中はじっとしていることが多いスズメガの相性は、抜群なんでしょうね(^_^)!

 

 赤い花が咲くのに、名前はオシロイバナ。

 この名前の由来は、「種」にあります。

 この黒いものが、オシロイバナの種です。

 この種を割ると、白い粉状の胚乳が出てきます。

 これを「白粉(おしろい)」に見立てて、白粉花→オシロイバナ。

 

 昔、オシロイバナの種から白い粉をとって、顔に塗るお化粧遊びをした方もいるのでは?

 だけど、オシロイバナの種子は有毒なので、遊ぶときは気をつけて、絶対に口に入れないで下さい!

 

 オシロイバナには、「トリゴネリン」という成分が含まれており、間違って口に入れてしまうと、「強い利尿作用、嘔吐、頭痛、激しい下痢」などの症状を起こします。

 なお、種子だけではなく、オシロイバナ全草が有毒で、特に種子と根の毒性が強いので、種子から白い粉をとって、「白粉のお化粧遊び」をする際には、十分に気をつけましょう。

 そして、遊んだ後は、必ず手をしっかりと洗って下さいね!


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