小説工房/山田企画事務所www.yamada-kikaku.com/

小説●ビジネスマンガ制作 山田企画事務所yamada-kikaku.com

夢王たちの宴■第17回■出会った3人組の若者たちは超能力者で、ゴルゴダシティを目指すジェイは彼らの能力に翻弄される。

2020年04月16日 | 夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー

YK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター夢王は、だれなのか? なぜ、この世界はできたのか?
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n7285dc/17/ 

夢王たちの宴■第17回■出会った3人組の若者たちは超能力者で、ゴルゴダシティを目指すジェイは彼らの能力に放浪される。

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第17回■
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
■第17回■

ジェイは3人の若者にたづねる。

「お前たちは超能力者ーか」

「ふふん、わかったか、俺は地面やその他の物体を振動できる「バイブレーター」ハーン
だ」

「次は俺の番か」

先刻からハーンをけしかけていた小男が言う。そしてジェイをにらむ。゛
「うっ」

 ジェイはよろける。

ジェイの心臓は何かにつかまれたかのように痛む。

「ふふ、わかったか。俺はハートブレイカーのムスカだ、俺が全力
をふりしぽれば、お的の心臓を止めることなど簡単だぜ」

「わかったか、俺達の前で大きな顔はしないでもらいたい。ここは
地獄の門だ、俺たちは三途の川の渡し守りだ。通行税をいただこう
か」

最後の男、ブラスが言った。

「それが、お前らの目的か、汚ないゴキブリどもめ」

「何!」

3人組の若者たちは、色めきたつ。

突如、ジェイの体はきりきりと痛む。

全身がモリでさされているようなのだ。

クラッシューのブラスの超能力なのだ。

ジェイは、地面に手をっき、うなだれしゃかみこむ。体のふしぶしに痛みが襲う。

振り払うこともできない大きな力。万力で全身をつぶされている。
そんな感じがした。

地の上の左手が急にピクッと幼く。左手が自分の手でないような
気がした、

手がわずかに輝き始める。

光が手のまわりに集まってくるようだ。

まわりの空気が微妙にふるえた。

瞬間、ハーン、ブラス、ムスカは何かにはじきとばされる、地面
に倒わる。


何かが、ジェイのまわりの空間を披っていた。

大きな地鳴りがした。

集まった光が、光球となり、ジェイを包んでいた。
(続く)
1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 「マンガ家になる塾」 ●how to draw manga ●manga-training



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。