ぶらぶらと 山旅、海旅、里の旅

いつまでも、どこまでも、あてもなく、はてもなく

ゴアのテント

2010年11月06日 17時15分36秒 | 装備&道具
秋の山旅では散々雨に降られた。おかげで雨中のテン泊の問題点はほぼすべて出尽くした、と思う。水はけの悪い雲ノ平では初めてウオーターベット状態のテントも経験した。そして漏水も。
ま、3年も使いこんでいればアンダーシートを敷いて保護しているつもりでもそれでも地面の岩に擦れてそこここに穴が開くのも致し方のないことなんだろう。
見た目で判れば当然自分でパッチあてするが、細かい穴はほとんどわからない。また、風呂場に持って行って、湯船に浸けて漏水個所を調べるのもちょっとめんどい・・・と言うことで、買ったお店のICI石井スポーツに漏水の検査を頼んだ。
一か月ぐらい経ってようやく検査が終わって見積もりの確認の電話があった。やはり細かい穴があいていたそうな。その数なんと18カ所との事。ひぇ~、そんなにあいてたんだ、それじゃ、洩るわけだ。自分で風呂場でチェックなどやらんでよかった、と思った。18カ所を全部探しきるなどド素人ではとてもできないだろうし、多分自分では全部探した気になっていてもいくつか見逃しがあって中途半端な修理で、次に使ってもまた洩る羽目になり、結局単なる時間の無駄に終わっただけだろうから。
「パッチあての修理代は3000円ですが、どうしますか?それとも自分でやりますか?」
「18か所もあるんじゃ、ぜひお願いします。」と頼んだ。
修理完了の電話があって、再びICIに取りに行った。
「さすが、プロのパッチあて!」ちゃんと表裏両面からシールをはってあったし、パッチ自体もまったく目立たない同じ色のテープであった。やはり自分でやるのとは違う・・と感心した。(ま、金取ってやるのだから当たり前のことなんだろうが)
その時お店で、いままで展示したあったGORE LIGHT Xのテントががモデルチェンジしていたのに気づいた。店員に聞くと、
「新製品です。もうゴアテックス社の規制でゴアテックスの生地をテントに使用することができなくなってしまったので、いままでのGORE LIGHTシリーズはなくなりました。」との事だった。
「およよ、あらら・・・」である。なんかそんな噂をどこかで聞いたことあったが、やはり本当だったらしい。
新しく展示してあったテントはゴアテックスと同じ防水透湿生地のX-TREK Fabricsを使ったものだった。形、サイズ、色などは、今までのGORE LIGHT Xとまるっきり同じだったが、残念なことに200gほど重たくなっていた。
家に帰ってネットで調べると、なるほど、アライの「ゴアライズ」も8月末で製造、販売が終了していた。エスパースもゴアのテントがX-TREK Fabricsになっていた。モンベルもゴアテックスのテントが見あたらなくなっていた。一部、ニッピンなどはまだ売っているようだが、これも在庫がなくなれば販売終了となるのだろう。やはりどこのメーカーもゴアテックスのテントを作れなくなってしまったらしい。残念である。同じ防水透湿生地でもやはりゴアテックスは一番軽い生地だし、性能も良かったのだろうから。
そう、思うと、この修理から戻ってきたGORE LIGHT Xがものすごく貴重なテントになってしまった気がした。なんせ重量1180gの軽さの防水透湿生地のテントはもう手に入らないのだから・・・
この先何年か使えば、いずれダメになるだろうが、それにしても、これからはいままで以上に大事に使って少しでも長く持たせたいと思う。
なんせ200gの差はけっこうデカイから・・・

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