気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

東北8日目:鳥海山(8/17)レポ

2013年08月29日 | 山歩き

【写真:祓川駐車場より仰ぎ見る鳥海山】


8日目(8/17) 山形県(鳥海山 100名山)

朝はこのように見えていたのですが・・・

雪渓が予想以上に残っていました。
早朝は凍っているので軽アイゼンがあると安心です。
雪渓が残っていたおかげかお花の種類は驚くほど多く、
もう見られないと思っていたチョウカイフスマも
見ることができました。



*****************************

2013年8月17日(土)
標高:鳥海山 七高山2230m(新山2236mは今回未踏)
登山口: 矢島口(祓川)登山口P 約1212m
標高差  約1018m


Member.2人(トシちゃん、sanae)
天気:晴れのち曇り(山頂はガス)

【コ ー ス】
矢島口(祓川)登山口P(1212m)5:15~祓川ヒュッテ5:17-21~祓川神社5:27~
賽の河原:57~(休憩7:24-33)~鳥海山山頂9:10-53~祓川ヒュッテ12:30~P

所要時間約7時間15分(休憩時間含む)


今回歩いたコース
PH(赤線)



前夜到着の駐車場は朝も空いていましたが
5時ごろには早くもツアーバスが到着で一瞬賑やかになりました。

駐車場は広く、トイレあり。水洗でペーパー付き。


駐車場から望めた山頂を嬉しく仰ぎ見て、
ツアーの出発と微妙な間隔になりそうだと思いつつ歩き出しました。

祓川ヒュッテで登山届を提出。
(その間にツアーのグループは先行)。


登山届の側には残雪情報などが書いてありました。


予定になかった山ですがエアリアマップは持参。
以前来た時に雪渓を歩いたという記憶がなかったので
あまり気にしていなかったのですが、帰宅して確認したら
夏だとばかり思っていたのは誤りで、登ったのは10月の紅葉時期でした。
ありゃりゃ・・・^^;

二年前の夏、象潟コースから登ろうとした時は
登山口から真っ白なガスガス状態で中止。
今回で二回目、14年ぶりになります^^;

正面の山頂や周辺のお花を見ながら竜ヶ原湿原の木道をてくてく。


祓川神社で再びツアーグループに追いつき、
皆さんがお参りしている間に先に進みました。


必ず正式な山のガイドさんがついて、
一番安心できるツアーと聞いている某ツアー会社でしたが、
人気の山とあって人数が多く、グループ分けしているようでした。

ベニバナイチゴ


カラマツソウ(あるいはモミジカラマツ?)


ツアー参加で一緒に歩く自信はないですが(ついていくのが大変そう・・^^;)、
こういう場合少し離れた方が良いと思いながら先に進みます。


賽の河原!1時間もたたないうちに早くも雪渓^^;


まだ6時前で、雪は凍ってツルツル^^;


階段状の風紋をソロリソロリ登って行きました。


ミヤマツボスミレ


チングルマ・・・秋田駒では終わって穂になっていましたが
こちらはまだきれいに咲いてました♪





そしてヒナザクラ!




ヒナザクラの群落に嬉しくなりました。


なんと水芭蕉(咲き残り)


次の雪渓


ここを歩き出したとき、
すぐ後ろから来た二人組の男性の一人が滑り、
雪渓の際(きわ)の水たまりにボチャン!
深くないので足元だけでしたが、思わず焦りました^^;

連れの男性は慣れているようでいろいろアドバイスをしています。

アイゼンは車に積んであるので
持ってくれば良かった・・と思いつつ
登るほどに急になる斜面を慎重に登っていたら
先ほどの男性二人が早くもトラバース気味の右斜面に取り付いてました。

ベテランさんがへっぴり腰の私をみかねたか、
「おかあさん、こっちに登った方が良いよ、滑らないから」と
声をかけてくれます(^^ゞ

ありがとうございました(^^ゞ


それにしても下山の時が心配です^^;
シリセードになるかな?なんて考えながら
イメージトレをしながらの登りでした^^;

雪渓と夏道、交互に歩きながら
アイゼンもまた大変かも・・・。
後方を振り返ってみると、やはり
ツアーは人数が多いため姿が見えなくなりました。
中にはアイゼンの脱着で時間がかかっているのかもしれません。



ダイモンジソウ


ピンクのダイモンジソウ


避難小屋の脇を通過。
といっても少し下がったところにあるようで
ここからは見えませんでした。
内部は未確認です。




また雪渓を渡り、振り返ると小屋が見えました。


登るほどに、谷が深く急流になっている場所から
集まった雪解け水の流れる大きな音がゴォーゴォーと響いてきました。
ここが七ツ釜でしょう。
覗きこむ勇気はありませんでしたが水流が見えます^^;


山頂はまだ遠いね~^^;


新道との分岐。


イワカガミ




アオノツガザクラ


歩き始めて2時間、ようやく最初の一休み。


まだ雪渓は続いていますがだんだん緩やかに。


休んでいる間に二人組が二組ほど先行
私たちも再び歩き出します


斜面が緩やかで歩きやすくなりました。
この時はまだ見えていた山頂ですが(7:35)、
この10分後には山頂にガスがかかり始めてしまいます。




10分後、山頂が隠れてきました。


それにしても何回目の雪渓でしょう!(^^ゞ
涼しいのが嬉しいですが♪


雪渓は終わりこの先は夏道に。


ヨツバシオガマ




9合目、ここからが遠かった!^^;






登山道脇の雪渓の流れる水場で涼んでいるトシちゃんですが、
私はゆっくり先へ。


溢れんばかりのお花畑が続きます。
チョウカイアザミ


ピンク、白、黄、紫・・・など色とりどり


ミヤマホツツジ




イワギキョウ


後ろから登ってくるトシちゃん、
辛うじて見えてます。


終盤のイワブクロ


山頂が見えないままに登ってやっと七高山山頂


ガスガスで視界10mくらいだったでしょうか?


新山も見えないので今回はここまでとし、大休憩。

ミヤマキンバイ


少しでもガスがとれないかと待ちましたが動かず。
そのうちに朝のツアー一陣がやってきて再び賑やかに。
それを潮に私たちは下ります。


初めて登った時は新山も行き、展望があったので
まぁ、いっか!(^^ゞ


嬉しいことにチョウカイフスマも見ることが出来ましたし♪












あとはゆっくりお花見しながら下るだけ。
ガスで展望が無いので新道もやめて同ルートを下ります。

晴れていたら展望も楽しめましたし、
お花ももっと見つけやすかったかもしれませんが
けっこう楽しめました。

ミヤマホツツジ


イワギキョウ


マルバシモツケ


ホソバベンケイソウ


ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)







シラネニンジン?


ヨツバシオガマ


イワオトギリ


イワイチョウ






アオノツガザクラ


新道と合流


小屋が見えてきました。


下りは雪渓の表面が柔らかくなって
歩きやすくなっていました(^^♪


チングルマ


しっかし、こうところは緊張します


こうして見るとゾゾッとしますが^^;


ウゴアザミ


ハクサンシャジン


祓川神社につきました。


トウウチソウ


タチギボウシ


竜ヶ原湿原。祓川ヒュッテはもう目の前


シロバナトウウチソウ


ミズギク


サワギキョウ



竜ヶ原から振り返って。
山頂はやはり隠れてました。


鳥海山、
機会があればいつでも登ってみたい素敵な山です。。



急遽登った山で、思ったより雪渓が残っていてびっくりしました。
おかげでいろいろなお花に出会うこともできました。


温泉は猿倉温泉鳥海荘へ。
お肌すべすべになる温泉でした。
350円。お奨めです。


夜は山形の道の駅庄内みかわにて
呑みながら赤川の花火大会見物♪



ちょっと遠いですけどね(^^ゞ


さて、明日は最後の旅となります(^^ゞ




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4 コメント

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山は春? (わい)
2013-08-30 03:54:12
春山とこれから来る秋が微妙な景色を見せてくれそうですね
雪スゴイ今年は多かったんですね
返信する
こっちのコースも (cyu2)
2013-08-30 09:17:35
素敵ですね!いつかリベンジの時はこちらもリストにいれようと思いました。
お花が一杯!チョウカイフスマがこれだ、と解ってありがたいです。
自分が見たときはこれなの?と自信がなかったので(^^;;

それから、久慈まで遠路はるばる来て頂いたのですね、
ありがとうございました、って私の実家じゃないですけど、やっぱり来て頂けると嬉しいものです。
いつも通ってる国道45号の写真を見てsanae隊がここを走ったんだ~とかなんだかとっても嬉しかったです。
「レストハウスうしお」の近く、白井海岸のあたり、覚えていますか?あそこから鵜鳥方面へ折れて行った所がダンナの実家です。
ってわからないですよね、何もないところですから(笑)
日にちが一緒ならまさかの”久慈バッタリ”があったかもしれませんね、残念~(*^_^*)
でもウニ弁当しっかりGET、さすがsanae隊♪
返信する
わいさん (sanae)
2013-08-30 18:33:00
はやっ!っとびっくりでした(笑)
ここへ行くならやはり雪なんでしょうね~(^^ゞ
今回の風景、残雪期みたいですよね。
かと思うとお花が夏、秋だし!
春夏秋冬楽しんだ感じです(笑)
例年はどうなんでしょうね?
雪渓が殆ど無くなっている年もあるみたいでいろいろですね。
この冬楽しみでしょう~♪
返信する
cyu2さん (sanae)
2013-08-30 20:07:45
cyu2さん達の時は雨でしたよね。
私たちも二年前に象潟から登ろうと、鉾立まで行ったことがあります。朝起きたらガスガスで、それでも登っていく人はいましたが、私たちは断念でした。
車だから動きやすいですが、その車で下るときもガスで前が見えず結構怖かったですよ^^;
なので鉾立の様子は同じだ・・と思いつつ拝見してました。
鉾立小屋があんなに素晴らしいとは知りませんで、車中よりそちらの方が良かったかななんて思ったりして(笑)
cyu2さん達は大変でしたけど、貴重な体験をいっぱいされたと思います。

今回は急だったので、チョットは様子が分かっている(と思っていた)一度歩いた祓川にしたのですが、雪渓の多さにびっくりでした。
上部はガスでがっかりでしたけど、お花は楽しめて良かったですよ。
ここはやはり快晴の時に登りたいですね。

久慈ではcyu2さんに会えるかな~なんて思いながら、キョロキョロしてしまいました(^^ゞ
レポ楽しませていただきました♪
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