【写真:祓川駐車場より仰ぎ見る鳥海山】
8日目(8/17) 山形県(鳥海山 100名山)
朝はこのように見えていたのですが・・・
雪渓が予想以上に残っていました。
早朝は凍っているので軽アイゼンがあると安心です。
雪渓が残っていたおかげかお花の種類は驚くほど多く、
もう見られないと思っていたチョウカイフスマも
見ることができました。
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2013年8月17日(土)
標高:鳥海山 七高山2230m(新山2236mは今回未踏)
登山口: 矢島口(祓川)登山口P 約1212m
標高差 約1018m
Member.2人(トシちゃん、sanae)
天気:晴れのち曇り(山頂はガス)
【コ ー ス】
矢島口(祓川)登山口P(1212m)5:15~祓川ヒュッテ5:17-21~祓川神社5:27~
賽の河原:57~(休憩7:24-33)~鳥海山山頂9:10-53~祓川ヒュッテ12:30~P
所要時間約7時間15分(休憩時間含む)
今回歩いたコース
PH(赤線)
前夜到着の駐車場は朝も空いていましたが
5時ごろには早くもツアーバスが到着で一瞬賑やかになりました。
駐車場は広く、トイレあり。水洗でペーパー付き。
駐車場から望めた山頂を嬉しく仰ぎ見て、
ツアーの出発と微妙な間隔になりそうだと思いつつ歩き出しました。
祓川ヒュッテで登山届を提出。
(その間にツアーのグループは先行)。
登山届の側には残雪情報などが書いてありました。
予定になかった山ですがエアリアマップは持参。
以前来た時に雪渓を歩いたという記憶がなかったので
あまり気にしていなかったのですが、帰宅して確認したら
夏だとばかり思っていたのは誤りで、登ったのは10月の紅葉時期でした。
ありゃりゃ・・・^^;
二年前の夏、象潟コースから登ろうとした時は
登山口から真っ白なガスガス状態で中止。
今回で二回目、14年ぶりになります^^;
正面の山頂や周辺のお花を見ながら竜ヶ原湿原の木道をてくてく。
祓川神社で再びツアーグループに追いつき、
皆さんがお参りしている間に先に進みました。
必ず正式な山のガイドさんがついて、
一番安心できるツアーと聞いている某ツアー会社でしたが、
人気の山とあって人数が多く、グループ分けしているようでした。
ベニバナイチゴ
カラマツソウ(あるいはモミジカラマツ?)
ツアー参加で一緒に歩く自信はないですが(ついていくのが大変そう・・^^;)、
こういう場合少し離れた方が良いと思いながら先に進みます。
賽の河原!1時間もたたないうちに早くも雪渓^^;
まだ6時前で、雪は凍ってツルツル^^;
階段状の風紋をソロリソロリ登って行きました。
ミヤマツボスミレ
チングルマ・・・秋田駒では終わって穂になっていましたが
こちらはまだきれいに咲いてました♪
そしてヒナザクラ!
ヒナザクラの群落に嬉しくなりました。
なんと水芭蕉(咲き残り)
次の雪渓
ここを歩き出したとき、
すぐ後ろから来た二人組の男性の一人が滑り、
雪渓の際(きわ)の水たまりにボチャン!
深くないので足元だけでしたが、思わず焦りました^^;
連れの男性は慣れているようでいろいろアドバイスをしています。
アイゼンは車に積んであるので
持ってくれば良かった・・と思いつつ
登るほどに急になる斜面を慎重に登っていたら
先ほどの男性二人が早くもトラバース気味の右斜面に取り付いてました。
ベテランさんがへっぴり腰の私をみかねたか、
「おかあさん、こっちに登った方が良いよ、滑らないから」と
声をかけてくれます(^^ゞ
ありがとうございました(^^ゞ
それにしても下山の時が心配です^^;
シリセードになるかな?なんて考えながら
イメージトレをしながらの登りでした^^;
雪渓と夏道、交互に歩きながら
アイゼンもまた大変かも・・・。
後方を振り返ってみると、やはり
ツアーは人数が多いため姿が見えなくなりました。
中にはアイゼンの脱着で時間がかかっているのかもしれません。
ダイモンジソウ
ピンクのダイモンジソウ
避難小屋の脇を通過。
といっても少し下がったところにあるようで
ここからは見えませんでした。
内部は未確認です。
また雪渓を渡り、振り返ると小屋が見えました。
登るほどに、谷が深く急流になっている場所から
集まった雪解け水の流れる大きな音がゴォーゴォーと響いてきました。
ここが七ツ釜でしょう。
覗きこむ勇気はありませんでしたが水流が見えます^^;
山頂はまだ遠いね~^^;
新道との分岐。
イワカガミ
アオノツガザクラ
歩き始めて2時間、ようやく最初の一休み。
まだ雪渓は続いていますがだんだん緩やかに。
休んでいる間に二人組が二組ほど先行
私たちも再び歩き出します
斜面が緩やかで歩きやすくなりました。
この時はまだ見えていた山頂ですが(7:35)、
この10分後には山頂にガスがかかり始めてしまいます。
10分後、山頂が隠れてきました。
それにしても何回目の雪渓でしょう!(^^ゞ
涼しいのが嬉しいですが♪
雪渓は終わりこの先は夏道に。
ヨツバシオガマ
9合目、ここからが遠かった!^^;
登山道脇の雪渓の流れる水場で涼んでいるトシちゃんですが、
私はゆっくり先へ。
溢れんばかりのお花畑が続きます。
チョウカイアザミ
ピンク、白、黄、紫・・・など色とりどり
ミヤマホツツジ
イワギキョウ
後ろから登ってくるトシちゃん、
辛うじて見えてます。
終盤のイワブクロ
山頂が見えないままに登ってやっと七高山山頂
ガスガスで視界10mくらいだったでしょうか?
新山も見えないので今回はここまでとし、大休憩。
ミヤマキンバイ
少しでもガスがとれないかと待ちましたが動かず。
そのうちに朝のツアー一陣がやってきて再び賑やかに。
それを潮に私たちは下ります。
初めて登った時は新山も行き、展望があったので
まぁ、いっか!(^^ゞ
嬉しいことにチョウカイフスマも見ることが出来ましたし♪
あとはゆっくりお花見しながら下るだけ。
ガスで展望が無いので新道もやめて同ルートを下ります。
晴れていたら展望も楽しめましたし、
お花ももっと見つけやすかったかもしれませんが
けっこう楽しめました。
ミヤマホツツジ
イワギキョウ
マルバシモツケ
ホソバベンケイソウ
ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)
シラネニンジン?
ヨツバシオガマ
イワオトギリ
イワイチョウ
アオノツガザクラ
新道と合流
小屋が見えてきました。
下りは雪渓の表面が柔らかくなって
歩きやすくなっていました(^^♪
チングルマ
しっかし、こうところは緊張します
こうして見るとゾゾッとしますが^^;
ウゴアザミ
ハクサンシャジン
祓川神社につきました。
トウウチソウ
タチギボウシ
竜ヶ原湿原。祓川ヒュッテはもう目の前
シロバナトウウチソウ
ミズギク
サワギキョウ
竜ヶ原から振り返って。
山頂はやはり隠れてました。
鳥海山、
機会があればいつでも登ってみたい素敵な山です。。
急遽登った山で、思ったより雪渓が残っていてびっくりしました。
おかげでいろいろなお花に出会うこともできました。
温泉は猿倉温泉鳥海荘へ。
お肌すべすべになる温泉でした。
350円。お奨めです。
夜は山形の道の駅庄内みかわにて
呑みながら赤川の花火大会見物♪
ちょっと遠いですけどね(^^ゞ
さて、明日は最後の旅となります(^^ゞ
雪スゴイ今年は多かったんですね
お花が一杯!チョウカイフスマがこれだ、と解ってありがたいです。
自分が見たときはこれなの?と自信がなかったので(^^;;
それから、久慈まで遠路はるばる来て頂いたのですね、
ありがとうございました、って私の実家じゃないですけど、やっぱり来て頂けると嬉しいものです。
いつも通ってる国道45号の写真を見てsanae隊がここを走ったんだ~とかなんだかとっても嬉しかったです。
「レストハウスうしお」の近く、白井海岸のあたり、覚えていますか?あそこから鵜鳥方面へ折れて行った所がダンナの実家です。
ってわからないですよね、何もないところですから(笑)
日にちが一緒ならまさかの”久慈バッタリ”があったかもしれませんね、残念~(*^_^*)
でもウニ弁当しっかりGET、さすがsanae隊♪
ここへ行くならやはり雪なんでしょうね~(^^ゞ
今回の風景、残雪期みたいですよね。
かと思うとお花が夏、秋だし!
春夏秋冬楽しんだ感じです(笑)
例年はどうなんでしょうね?
雪渓が殆ど無くなっている年もあるみたいでいろいろですね。
この冬楽しみでしょう~♪
私たちも二年前に象潟から登ろうと、鉾立まで行ったことがあります。朝起きたらガスガスで、それでも登っていく人はいましたが、私たちは断念でした。
車だから動きやすいですが、その車で下るときもガスで前が見えず結構怖かったですよ^^;
なので鉾立の様子は同じだ・・と思いつつ拝見してました。
鉾立小屋があんなに素晴らしいとは知りませんで、車中よりそちらの方が良かったかななんて思ったりして(笑)
cyu2さん達は大変でしたけど、貴重な体験をいっぱいされたと思います。
今回は急だったので、チョットは様子が分かっている(と思っていた)一度歩いた祓川にしたのですが、雪渓の多さにびっくりでした。
上部はガスでがっかりでしたけど、お花は楽しめて良かったですよ。
ここはやはり快晴の時に登りたいですね。
久慈ではcyu2さんに会えるかな~なんて思いながら、キョロキョロしてしまいました(^^ゞ
レポ楽しませていただきました♪