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気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

友に捧ぐ:渥美半島、衣笠山レポ3/18

2012年03月23日 | 山歩き
【上の写真:蔵王山より衣笠山(風力発電の右奥)】



友人の葬儀に参列後近くの梅林へ。
思い出話をしながら散策しました。

季節の花や野鳥、風景などの写真をメールと共に添付してくださった一つ一つが、
目の前に広がった情景と重なって、いろいろなことが次々に思い出されます。

鴨を見れば、稲田に放たれた合鴨のショットを思い出し、
梅の開花も一面の菜の花も重ね合わせて鮮やかによみがえります。

ブログやHPにド~ンと載せる私とは違い、
いつもこれぞと思われたのであろう一枚、二枚程度を見せて戴きました。
とてもきれいなので、ブログを開設したらと勧めたこともありますが、
「難しくて出来ません」と笑っていましたっけ。

でも実際はなんでもお出来になっていました。
好奇心もおありでした。
ご自分の出来ることはひけらかすことなく自然体で
私のHPレポやブログ記事をいつも楽しみにしてくれてました。

だから、今回もその友人のためにレポをアップしようと思います。



14日夜に亡くなられ、15日の朝奥様から連絡をいただきました。
療養中で承知していたとはいえ驚きました。
4日前にもその友人から電話を戴いたばかりでしたから。
やはり苦しそうでしたけど、いつもと同じように明るい声でした。
そんな風に時々話していたので、まさかと思いました。


最期は苦しむことなく眠るように・・と伺って、それがせめても良かったと。

16日の告別式に参列し、その日は近くの梅林を散策しながら
いつか写真で見せて戴いたような風景を眺め、かつてお会いした時のことを
昨日のことのように思い出して、私達もいつものように写真を撮りながら
千の風となった友人を偲びました。

翌17日は偶然にも彼岸の入り。
昨年は法事と慶事が重なっての帰省の折り、早めに失礼してこの友人を見舞ったことがありました。
その時は申し訳なさそうに何度も謝りながら嬉しそうに迎えてくれたのですが、
今回は義理堅くそのお返しをするかのようです。

その日は近くのホテルに泊まり(腰痛のため、いつもの車中泊ではありませんで^^;)、
翌日はトシちゃんのご先祖様の墓参をし、兄の家へ。



兄の手作りマーボー豆腐をいただき(スゴイ!トシちゃんはレトルトを温めるくらいしか出来ません^^;)
兄の家を辞した後ふと思い立って、いつも、通り過ぎていた八丁味噌の工場を見学していくことに。

昔その近くに住んでいたという場所を教えてもらいながら工場へと向かいました。
さすがにその家は新しく建て替えられてましたがトシちゃんは友達の家なども思い出し
のろのろとその周辺をドライブしながら(けっして怪しい者ではありません・・なんて^_^;)。

こんな機会もありそうで早々無いものですから、トシちゃんとても懐かしかったようです。

現在八丁味噌を作っているのはカクキュウとマルヤの二つの会社だけだとか。
今回はカクキュウの方に行ってみました。私は初めてです。








昔の製造工程(今は機械化されているそうです)







↑この石を載せるのは今も変わらぬ職人技。東海沖地震の時も崩れなかったとか。

↓大きな6尺樽で2年間寝かせられます。




↓この竹のタガを作る人はもういないとか。
 今は鉄だそうですが、竹の寿命は70年、鉄は5年だそうです(@_@;)
 竹ってすごいですね。
    偶然ですが・・・亡くなった友人もたしか70歳。。。



↓これが現在製造中の味噌樽



↓現役では最後の竹のタガの樽



最後に試食したりお土産を買ったり。
味噌ソフト(300円)を食べましたが甘くて美味しかったですよ(写真撮り忘れました^_^;)



今回は行けませんでしたが、友人はよく盛田の味噌田楽を食べに行かれたのを思い出します。
(八丁味噌ではありませんがここの味噌も美味しくて、昨年8kg一樽買い今食べています)



今夕からお天気は晴れそうでもう一泊していくことにしました。

渥美半島の菜の花畑、満開です。





菜の花をいれた食べ物も沢山ありますが、これは菜の花コロッケと菜の花シフォン。
半分ずつ食べるつもりが美味しくて結局両方一個ずつ^_^;










友人の写真にこんな構図もあったなぁ・・・



この後伊良湖岬に行ってから再び夜のイルミネーションも





前後しましたが伊良湖岬へ










やはり気になりますね・・・




東北大震災から一年たちましたがいまだ深い傷跡が残っています。

友人は阪神大震災に遭遇されたそうで、心の痛みもよくわかっていらっしゃいました。

震災に関して書こうと思ったこともあったのですが、忙しさにかまけて時期を逸してしまいました(-_-;)



その夜は渥美半島のホテルで。



私が腰痛のため車中泊はチト無理でしたから奮発しました^_^;
といってもこの日も前日も格安ホテル、二食付きで二人で1万円くらいです(#^.^#)

でもお食事十分満足です。ホテルもきれいでしたし。
ただ、ビジネスホテルのような感じで男性客が多く、大浴場は男性だけというのが残念でした(^^ゞ


翌18日(日曜日)は田原市に自生するシデコブシを見に行きました。
事前情報ではまだ早いようにも思えたのですが、せっかくだから行ってみようということに。

結局まだ蕾で全然咲いていませんでした。



でもあの山・・・衣笠山に行ってみようかとソロリソロリ歩いてきました。
腰痛後初めてのハイクです。

 詳細レポはコチラです。

亡くなった友人と知り合った最初のキーワードは“歩く”でした。



小さな里山のこのレポをその友人に捧げます。






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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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いい旅でしたね! (矢車草)
2012-03-27 09:20:19
大事なお友達とのお別れ・・・寂しくなりますよね。
でも、美しい菜の花畑の眺めに癒されしたね♪
菜の花コロッケ&菜の花シフォン これは半分とは言わずにどちらもしっかり食べたくなりますね~美味しそう!


衣笠山・・・ショウジョウバカマもスミレももう咲いていたんですね!
やっぱり春が来るのが早いんですねェ。
殿様新道の最初の梯子にはビックリです。

腰痛は大丈夫でしたか?
可愛いお孫ちゃん達のお世話も無理なさいませんように!
でも、こんなに可愛いんですものね、抱っこしないなんて無理ですよね
春は何かと忙しくなりそうですね♪

我が家はGWどこに行こうかとsanae隊のレポを拝見中です
返信する
ある時は (nobu)
2012-03-27 13:23:00
ある時は千の風となって
ある時は輝く星となって
また、ある時は野山の生き物になって
きっとこれからもsanaeさんたちに
会いに来られることと思います。
心できっと感じることができると思いますよ。
返信する
矢車草さん (sanae)
2012-03-27 18:20:43
こんにちは。
歳をとるというのはこういう機会も増えるということなんだなと寂しい思いがします。
生きているうちの共有した時間は限りなく大事なものですね。
みな限りある人生ですが、良い思い出がたくさんあって嬉しいと思えたらその時間は生きてくると思います。
こういう方はなかなか出会えるものではないです。不思議なご縁でしたが感謝の気持ちでいっぱいです。

菜の花コロッケとシフォンおいしかったですよ~。菜の花畑の中でしたから、尚更だったのかも(^^ゞ
今年は里山の春もゆっくりですね。今の私にはのんびりと楽しめそうで有り難いです(笑)
ご心配いただいてありがとうございます。
一気に三倍になったマゴタンズで体がびっくりしたのかもしれません^_^;
痛みが弱まったら少しずつ力つけていかないと!とですね。
自分を甘やかしたら山に行けなくなっちゃいそうで(笑;
でも殿様新道の梯子に飛びつく辺り、気力だけはありました(爆)
山情報お役に立てたら嬉しいです。
私も拝見してますよ~♪

そうそう、東京マラソン完走おめでとうございます。
すごいな~♪
返信する
nobuさん (sanae)
2012-03-27 18:21:28
nobuさんありがとうございます。
nobuさんこそどんなにかお辛いでしょうに、
胸が詰まって涙がこぼれてしまいます。
おっしゃる通りですよね。
忘れることはけっしてないでしょう。
これからも折に触れ思い出し、お話しするのだと思います。
山にもどんどん行かないと!ですね、nobuさん*^_^*
返信する

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