遠足の「角田山&樋曽山」の次の日は、そのまま谷川岳に移動して本科のサバイバル訓練に参加してきました。
今年は、ビックリするくらい雪がない。まだ4月に入ったばかりなのに、例年の5月連休より少ない。何とか雪を見つけて、ビーコン操作などのトレーニングを行なった。改めて、ビーコンの特性などをじっくり確認出来た。3本アンテナのデジタルビーコンになって、アナログ時代に比べると画期的なスピードで操作が出来るようになった。とは云え、ビーコンが雪崩を防いでくれるわけではないのですが。
遠足の「角田山&樋曽山」の次の日は、そのまま谷川岳に移動して本科のサバイバル訓練に参加してきました。
今年は、ビックリするくらい雪がない。まだ4月に入ったばかりなのに、例年の5月連休より少ない。何とか雪を見つけて、ビーコン操作などのトレーニングを行なった。改めて、ビーコンの特性などをじっくり確認出来た。3本アンテナのデジタルビーコンになって、アナログ時代に比べると画期的なスピードで操作が出来るようになった。とは云え、ビーコンが雪崩を防いでくれるわけではないのですが。
今年のGWの前半は、乗鞍岳から県境尾根を辿って野麦峠へ繋ぐ「日本列島横断分水嶺プロジェクト」に使ったので後半までたいしたプランが出てこない。そんな中で突如浮上したのが奥多摩でマッタリしようと云うプランでした。メンバーは、いつもの5名です。
しかし時はゴールデンウィークです。どこのキャンプ場だって満杯です。中々宿も取れませんと思っていたらラッキーなことに御岳の宿坊に予約が取れた。と云うことで、当初からの予定通り白丸駅で集合、のんびりと海沢沿いを歩ながら昔の沢登りの話で盛り上がるのでした。
海沢園地から海沢探勝路を登って久し振りの大岳山です。連休だけあって若い人多く賑わっていました。
大岳山からは忠実に稜線を辿り、鍋割山から奥の院を通って御岳神社に出ました。今日の皆さん、普段は1もカットするコースです。
<ズミ> <今回泊まった宿坊です>
御岳の宿坊には初めて泊まったのですが、食事も美味しく、気の置けない友人との楽しい一夜はあっというまに過ぎてしまいました。
こんな歴史を感じさせる建物もある御岳の集落を抜け、そのままケーブルカーで下山したのでした。
日影沢からの高尾山です。
<ミヤマハコベ> <チゴユリ>
<マルバスミレ> <ヒトリシズカ>
帰宅途中の上野公園で、こんな桜が咲いていました。里黄桜という品種です。
今回は、「親不知海岸~御前崎」シリーズの一部です。北アルプスから南アルプスへどう繋げるか、アレコレ検討した結果分水嶺を辿る事にした。南ア深南部からの続きは、金谷の先まで繋がっている。問題は乗鞍岳~野麦峠~経ヶ岳~八ヶ岳と繋ぐルートである。一部、登山道もあるが大半は藪山である。どうなる事やら。とそんな訳で、偵察も兼ねて権兵衛峠から歩くことにした。「親不知~御前崎」にとっては、権兵衛峠~茶臼山がそれに該当するという訳である。
8/4 朝、本科同人Krさんと菅ノ台で落ち合う。1台を菅ノ台のパーキングに置いて、権兵衛峠へ向かう。トンネルを抜けてすぐを左折して旧国道に入
る。道は尾根を越えるところで、ゲートがあって行き止まりとなっている。その手前に広い駐車スペースがあり、トイレもある。
歩き出す前に、経ヶ岳方面への入口辺りを偵察してから出
発する。途中ちょっとヤブっぽいところがあるが、結構しっかり踏跡があり何の事はなく西駒山荘に向かう。途中、大樽避難小屋付近で親子連れの登山者と出合う。山荘の管理人親子であった。茶臼山は明日向かうことにして小屋に落ち着く。
8/5
朝、茶臼山に向かう。山頂から大棚入山方向を偵察。踏跡は見当たらなかった。ヤブ
はきつそうだが半日も頑張れば突破出来そう。
茶臼山からは、将棊頭山を越えて、馬ノ背~駒ヶ岳はパス。濃ヶ池~駒飼ノ池経由で直に乗越浄土に向かう。以外とアップダウンがあって、馬ノ背経由のほうが楽だったかな。その日は、ロープウェイで下山し、明日の宝剣岳~三ノ沢岳に備える。
春スキーを楽しもうといつもの山塾メンバーとかぐらスキー場の三俣駐車場で集合です。天気予報は
でしたが、空は無風快晴です。この天気、午前中位は持つだろうという甘い規模的観測で出発です。
第5リフトは、9:30から動くという事で、かぐらジャイアントコースで足慣らしを兼ねて1本滑る事にする。誰も歩いて登るとは言わない、軟弱山スキーヤーと化している。
第5リフトを下りて出発準備している中に石井さんのグループがいて、ヤアヤアとたまには同窓会?でもやりたいねなどと久し振りの旧交を温めた。相変わらず無風快晴でのんびりと山スキー気分を楽しみながらシール登高で高見を目指す。Kさんは、なんと中尾根は滑った事がないというので、稜線までは登らず途中から1984mピークへ向かってトラバース気味に向かう事にする。この辺りで遠雷がなったと思ったらいつの間にか青空は消え雲がドンドン湧いて来ているではないか。1984mピークに付いた頃にはそれまで見えていた苗場山も雲の中で雨もポツポツと落ちて来た。ゲートから1時間も立っていないのにとぼやいても何の役にも立たない。大急ぎでシールを外し滑走に入る。すっかり降り始めた雨の中、眼鏡には水滴が付いて視界は遮られ、滑り難い事甚だしい。レストランに逃げ込んでも人で溢れていて休む事は無理。外は、真っ白にガスっていて滑るのも危険という事でかぐらゴンドラでトットと下山することで一致です。
下界で、高千代の蔵開き限定酒など買って、お開きとしたのです。
次の日からはいい天気で、私だけ残って2日間ゲレンデスキーで一人コソ練に励んだのでした。
スライドショウ
当初テント泊の計画を雨模様というので自炊小屋泊まりに変更いたが、結局はほとんど雨には当たらずに済んで展望も楽しめてラッキーな山行でした。
笹ヶ峰から火打山に向かう。無雪期に来たのは初めで、高谷池ヒュッテをのぞいてみる。以前来たときより随分変わっている。大分前になるが、山スキーで来たときはトイレは外にあって、長い雪の階段を下りた所にあった。小屋明けのボランティアで、トイレの掘り出しなんてのもあったように思う。今は、快適なトイレが小屋から続く屋内に設置されていてる。今度は山スキーで来てみよう。
火打山で北アルプスの展望を楽しんだ後は、今日の宿泊先の黒沢池ヒュッテへ向かいます。あの特徴的なドーム型の屋根、前から泊まってみたかったのですが・・・・
自炊と言ったとたん、小屋の親父さんのご機嫌が悪い。中での調理はもちろん、作った物を中で食べるのもダメとのこと。寒い中、夕食も朝食も外で食べること。水場もなんだかお粗末で残念!
次の日もいい天気で、小屋での嫌なことは忘れて、妙高本峰を往復し、秋山を十分堪能しました。
2年前の秋、本科の会員と摺古木山から越百山を歩いた。実はこれが僕の中央アルプスデビューだった。その続き、伊奈川ダムを入山口に越百山から空木岳を1泊2日の周回で歩こうと云うわけである。
8/6~
東京から木曽は遠い。前夜は今朝沢橋の駐
車場
で車
中泊した。6時出発は少し遅かったが、擂鉢窪まで頑張るつもりで出発した。上の水場でタップリ水をくんで、越百小屋は午前中に通過。何とかなりそうと思ったが、水の重さも増えたせいもあって越百山の手前からペースダウン、仙涯嶺でタイムアップとなってしまった。仙涯嶺の岩峰に登ってテントに戻って来た頃から雨が降り始め、雷も遠くで鳴っているようで行動打ち切りの判断は正解かな。
8/7 昨夜の雨も夜のうちに上がり、朝からいい天気です。御来光を眺め、雲海に浮かぶ八ヶ岳や南アルプスの山並みに目をやりながら、いい気分で出発準備です。南駒ヶ岳まで上がれば、擂鉢窪の避難小屋の赤い屋根がカール状の底に見えてくる。いい感じです。一度は泊まってみたいと思うが、また来ることはあるかなとも思う。
赤梛岳を過ぎて空木岳の登りに差し掛かると、ヒメウスユキソウの白い花が至る所に
咲いている。今年は、至仏山や早池峰山といろんなウスユキソウに出会うことが出来てとても嬉しい。木曽殿越からは、歩きやすい尾根道をドンドン下って行く。うさぎ平からは単調な林道歩きが少々長い。車に着いたのが18時。13時間行動、良く歩きました。
7/20 今日も快晴です。夕立もないし、こんな梅雨明け何年ぶりだろう?今日は赤石岳がメインです。山ノ家の脇を流れる小沢に沿って登って行きます。テント場を過ぎて灌木帯を抜けて広い百軒平に出ると、遥か中央アルプスから北アルプスまで一気に展望が広がって気持ちが好い。石
ころだらけの斜面を斜めに登って行くと馬の背に出る。岩石だらけの大斜面に出れば、山頂は近い。
山頂の避難小屋は昔の場所より一段と高いところに立っていた。避難小屋というよ
り、山頂小屋と名称変更しても良いくらいきれいな小屋である。山頂に行く前に小屋で美味しいコーヒーを注文し、ゆっくり休憩とする。この時点で、まだ8時半過ぎ、赤石小屋泊の予定を変更し、椹島まで下ってしまうことにする。
管理人のおじさんに教えてもらって、小屋の裏のもう一つの赤石岳
山頂の方も登っておく。前回来た時は全く気が付かなかった。正規の山頂にはいつの間にかツアー客らしき人たちで賑わっている。ツアーの一行は記念写真の後、山頂標識のまわりに腰を下ろして休憩をしている。山頂の方位盤もベンチ代わりにしてしまって動こうとしない。たまらず、少し場所を空けて休憩するよう注意してしまう。驚くのは、ツアー一行を率いて来た添乗員あるいはガイドが集合時間をアナウンスするだけで、そのような注意などを何もしないことである。やはりリーダーは、ただ客を山に登らせるだけ
でなく、山でのマナーや行動に適切な助言や教示をすべきと思う。それが山に人つれて来てお金をもらっているものの責務ではないでしょうか。そんなことを思いながら、山頂を後にしたのです。
途中少し疲れてペースはゆっくりとなってしまったが、なんとか5時前に椹島ロッジに到着です。さっそく、ゆっくりとお風呂で汗を流し、広々とした芝生のオープンテラスで生ビールのジョッキを傾けながら、久し振りの南アルプスで充実した気分をジワッと感じていました。と同時に今回は、山のマナーなどから、今の日本の現状に想いを巡らす山になったような気がしました。
<行程> 百軒洞山の家5:00→ 百軒平6:20→ 赤石避難小屋8:30→ 赤石岳 9:15→富士見平11:35→ 赤石小屋12:10→ 樺段14:45→ 椹島16:40
2日目は百軒洞までです。聖岳からは初めて歩くことになります。
ついでに奥聖岳も往復します。ところで、聖岳の手前の小聖岳で、びっくりするようなエピ
ソードが。小聖岳で休憩しながら山座同定を楽しんでいると、同世代くらいの単独行と思われる女性が、見えている山はなんでしょうかと訪ねて来た。こちらも
気楽にいくつかの山名を教えたところ、帰ってのが「地図を見れば判るけどね」というもの。あまりの反応に絶句です。でもそういう人には関わるだけ無駄なの
で、
サッサと出発しました。
そんなこともありましたが、天気も気分も最高です。聖岳の下りでは赤い岩盤が露出
した美しい岩場も通過。これが赤石岳の由来となったらラジオラリア岩です。この赤い石は日本最古の石(20億年前の片麻岩礫)で、石ができた年代は、ラジオラリア(放散虫)という非常に小さなプランクトンの仲間の化石が出てきたことから決められたそうです。
思いっきり下った後は、兎岳への登り返しです。右手には
赤石沢が深い切れ込みを見せています。一度溯行したいと思いつつ、とうとうこの年まで来てしまったななど思い、あるいは白根南嶺の笊ヶ岳辺りの稜線を眺めながら歩く。兎岳避難小屋の分岐
を過ぎると山頂まではすぐである。次の中盛丸山へは、同じように思い切り下って登
り返します。思いのほかアップダウンがある。天気はカンカン照りで若干バテ気味。そんな訳で大沢岳はパスして、百軒洞へのトラバース道に入る。百軒洞山の家はこれもきれいな小屋で、ゆったりと休むことができました。夕食は熱々のトンカツ、南アの山小屋も変われば変わるもんだ。
<行程> 聖平小屋 5:50→ 薊畑分岐 5:20→ 小聖岳 6:15→ 聖岳 7:40→ 奥聖岳 8:10→ 兎岳 11:10→ 大沢岳分岐 14:10→ 百軒洞山の家 17:00