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古今東西のアートのお話をしよう

日本美術・西洋美術・映画・文学などについて書いています。

110年ぶり記録達成か?!

2024-03-22 23:31:42 | スポーツ

一平ショックは収まらないが…

大相撲は、


尊富士12勝1敗

豊昇龍10勝3敗

大の里10勝3敗


14日目(3/23 )尊富士が勝てば、

新入幕で初優勝の

110年ぶりの大記録


その記録をつくったのは


両國勇治郎(1892〜1960)
大正3年(1914)に新入幕初優勝
秋田県出身で色白の美男力士として人気があった


東京蔵前出身の小説家田村俊子(18841945)は、両國の大ファンで
「両國という角力(すもう)恋して春残し」「両國を 思えばうつら うつらかな」という俳句を残している


13日目関脇若元春を寄り切る


さて、14日目(3/23)の取組は通常13日目の放送中に発表されるが、新入幕尊富士が星2つリードで、取組が場所後という異例の展開

尊富士は既に大関の琴の若◯、対豊昇龍☓と対戦済みで、番付順なら残る大関貴景勝、霧島と対戦するべきだが… 貴景勝は13日目でようやく勝ち越しの8勝5敗で『首』を痛めている(けっして尊富士回避ではない?)、霧島は3勝10敗で問題外(大相撲の取組は興行の面白さに徹する)
三役力士に対象はおらず、前頭筆頭の元大関朝乃山(8勝5敗)におさまった
大相撲の醍醐味は、取組の妙にある。コロナ不祥事で大関から※三段目まで落とされ、三役復帰目前の人気力士朝乃山ならば文句はなかろう


14日目優勝決定の条件は、尊富士が朝乃山に勝つか、
大の里、豊昇龍の二人が敗れる


新入幕の番付を持つ尊富士

尊富士、110年ぶりの
快挙が見たい!!

※下から序の口、序二段、三段目、幕下、幕内(十両、前頭、〈小結、関脇、大関(三役)〉、横綱)


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目白台周辺散策 肥後細川庭園 永青文庫

2024-03-22 10:56:07 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等カテゴリー

両岸に桜が咲きほこるとは思えない、ひっそりとした江戸川公園


左が椿山荘

江戸川橋から早稲田方面に神田川を遡ると、肥後細川庭園がある



庭園の背後は関口台地の崖になっており、上った先に永青文庫がある




永青文庫は、江戸時代から戦後にかけて所在した細川家の広大な屋敷跡の一隅にあり、旧細川公爵家の家政所(事務所)として昭和初期に建設され、現在は細川家に伝来する文化財を管理保存し、博物館として一般公開されている。
隣地の男子大学生寮『和敬塾』は、7000坪あった旧細川公爵邸を前川喜作氏(前川製作所創業者)が購入し、昭和30年(1955)に設立された。
旧細川公爵邸洋館は和敬塾本館(一般非公開)となっている。

(ネット画像借用)
旧細川公爵邸洋館
結婚式場として利用されている他、年に数回公開されているらしい


さて、永青文庫では第16代当主細川護立氏の中国陶器コレクションを公開している


展覧会は撮影禁止のため写真はネット画像を借用しました

唐三彩は、唐時代の鉛釉の陶器で、
クリーム色・緑・白や緑・赤褐色・藍の三色の組合せに代表される
主に副葬品として制作された

灰陶加彩馬 北朝時代6世紀


三彩宝相華文三足盤 唐時代7〜8世紀

唐文化は北朝文化(質実剛健の遊牧民文化)と南朝文化(漢文化を継承する華麗な文化)を融合し、シルクロードを通じて、ビザンツ文化、イスラーム文化の影響もある国際色豊かな文化
「三彩宝相華文三足盤」は、緑、赤褐色、白の華やかな盤で、モザイク文様を思わせる


三彩女子 唐時代8世紀


三彩花文四葉形四足盤 唐時代8世紀


三彩花弁文盤 唐時代7〜8世紀

大胆なデザイン性がある三彩盤
まるで、岡本太郎の作品のようだ


【参考】
唐三彩から学んだ奈良三彩

奈良三彩壺 国宝 奈良時代8世紀 
 
奈良三彩は、副葬品ではなく実用品として制作されたようだ


白釉黒花牡丹文瓶 磁州窯 北宋時代11〜12世紀


木葉天目 吉州窯 南宋時代12〜13世紀

宋時代に入ると華麗な色彩から禅文化の影響か渋い好みに

詳しくは


ギリシャ・ローマ文化、オリエント文化の影響もある唐三彩は、陽光きらめく地中海世界を感じさせ、マティスにも通じる

満開の江戸川公園

【参考】
同じエリアの鳩山会館
(ネット画像借用)
鳩山会館(4/2より開園)


江戸川公園、肥後細川庭園、永青文庫、椿山荘、鳩山会館を巡るルートは、お花見、名建築、庭園、美術館、グルメといろいろなバリエーションがありますね😊


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