エゴン・シーレ展は、シーレと同時代の作品が数多く展示されている
クリムト、ゲルストル、ココシュカを見てみよう
(写真は全てネット画像借用)
第6章 リヒャルト・ゲルストル 表現主義の先駆者
男は苦悩するが、やがて「その子は私たちの子として育てようではないか」と女を赦す。』
シェーンベルクの妻マティルデをモデルに何枚かの絵画を描く
24歳のゲルストルと30歳のマティルデは恋仲となり、1908年の夏、夫と娘を残して出奔する
エゴン・シーレ展は、シーレと同時代の作品が数多く展示されている
クリムト、ゲルストル、ココシュカを見てみよう
(写真は全てネット画像借用)
第6章 リヒャルト・ゲルストル 表現主義の先駆者
男は苦悩するが、やがて「その子は私たちの子として育てようではないか」と女を赦す。』
シェーンベルクの妻マティルデをモデルに何枚かの絵画を描く
24歳のゲルストルと30歳のマティルデは恋仲となり、1908年の夏、夫と娘を残して出奔する
エゴン・シーレ(1890〜1918)
社会的信用がある中産階級で自分と同じ鉄道関係の家に生まれ妻となったエディット
映画「エゴイスト」は鈴木亮平主演で2023年2月10日公開
映画を見る前に原作の小説を
読んでみた
高山真(1970〜2020)
エッセイスト。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業後、出版社で編集に携わる。
著書に『エゴイスト』『羽生結弦は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界』など。
ゲイであることを公言している。2020年10月1日、肝細胞癌で死亡。
物語はゲイの恋愛を描いていますが、本質的なテーマは「母を恋うる記」であり、「忍ぶ恋」です
ストーリーは(映画公式ページより)
自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の⺟も交えながら満ち⾜りた時間を重ねていく。亡き⺟への想いを抱えた浩輔にとって、⺟に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし彼らの前に突然、思いもよらない運命が押し寄せる――。』
自伝的作品のようですが小説として上手く出来ており、一気に読ませてくれます
この小説は江戸時代、鍋島藩の山本常朝が武士の生き方、心構えを記した(口述した)「葉隠(はがくれ)」の影響を感じる
「葉隠」には、武士道と衆道、忍ぶ恋について、「究極の恋は相手に恋心の負担を感じさせない恋闕(れんけつ)の情というものである」ということを、何度も強調している
ここでいう「恋闕の情」とはアガペー(キリスト教的「愛」)とエロス(性愛)を峻別しない感情
「エゴイスト」は「恋闕の情」を
描き、ジェンダー、家族を超えて、生きる力を与える作品
★★★★☆
さて、映画はどのように究極の恋を描いているのか… 楽しみです
大竹伸朗展のあと常設展をのぞく
今日のお気に入りを製作年順に
並べてみた
縄、漆喰、布、釘、墨を素材とする