
5/14(日)で終了する“土門拳の古寺巡礼”、雨にも関わらず、高齢者の皆さまが多かった
カメラファンの夫と付添の妻
写真展というものに滅多に行かない私でも、「土門拳(どもんけん)」という名前を知っている
その俳優のような名前の字面と響きのためだろうか…

『【土門 拳】山形県酒田市生まれ
明治42年(1909 ) 〜平成2年(1990 )
リアリズムに立脚する報道写真、日本の著名人や庶民などのポートレートやスナップ写真、寺院、仏像などの伝統文化財を撮影し、第二次世界大戦後の日本を代表する写真家の一人とされる。また、日本の写真界で屈指の名文家としても知られた。
戦前から仏像行脚を続けた土門は、みずからの眼で選んだ古寺や仏像を徹底して凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫いた。『古寺巡礼』の刊行途上、脳出血で倒れ、以後は車椅子生活になってからも不屈の精神で撮影を続行し、1975年、第五集で完結。
』引用元展覧会HPより
会場は全て撮影禁止のため写真はネット画像を借用しました

俵屋宗達の「風神雷神図屏風」のモデルではないかといわれています
高山寺開山堂の明恵上人坐像頭部とともに学僧・芸術家でもある二人の柔和な表情が印象的
岡倉天心は飛鳥仏、天平仏を日本の仏像の最高峰としてきたが、平安前期「弘仁仏」の評価を水沢澄夫とともに高めたのが土門拳と言われる
現代美術家の杉本博司氏も日本独自の美意識が形成された平安前期の仏像を高く評価している
彼が所有する焼け焦げた平安仏は確かに優美であった
会場で買い求めた、写真集

自分では気づかない、仏像の魅力的部分や、アングルも参考にできる、
実用的仏像鑑賞のガイドブックとしても手元に置きたい
「自分の好きなものしか撮らない」という土門拳の意思は、
土門拳の目とレンズを通して、
仏像の美とエロスを我々に
見せてくれる
★★★★☆
最後の週末、お勧めします
仏像が好きなので、また色々お寺をまわってみたくなりました。
どんなお寺さん、仏像がお好きですか。
そうだったんですね。こちらこそありがとうございました。奈良のお寺が好きですね、お寺も仏像も雄大なので。東大寺戒壇院は何度も通いました。