音楽家として身につけていた方がよい能力の中には、生まれつきの才能と後天的に本人の努力や置かれた環境で身につくものとがあると思う。
生まれつきの才能はどうしようもない。また、置かれた環境もある程度しかコントロールできない。
しかし、後天的に、本人の努力で身につくものは、やはり身につけた方がいいと思う。
で、ぼくは、「音楽センス」というかちょっとだけかっこよさそうなことばで言うと「様式感」なるものは、かなり勉強で身につくんではないかと考えている。
もちろん、早道はあまりないが、とにかくせっせと音楽を聴き続けるという方法は有効だし、どうしてもしなくてはならないことだと思う。
バッハの音楽を聴いたことがない人にどれほど詳しく説明しても、バッハの音楽を感得してもらうことは、非常にむつかしい。
やはり、聴く時間を意識的にたくさん持つ必要があるだろう。
で、何を聴くかという点で言えば、経験上バロック時代、古典派時代の音楽をしっかり聴き込んだ人はいろいろな時代の音楽様式を感得する能力が研ぎ澄まされている確率が高い様に思う。
(さりとて、データがあるわけでもなくあくまでぼくの印象だが・・・)
んで、バロック音楽をとりあえず幅広く聴いてみようと思っている人にとってうってつけのCDがある。
バロック・マスターワークス(60CD+CD-ROM)
っていうセットだ。
下記のページで購入できる。
(といっても、このお店から広告料をもらってるわけでは全くないのだが・・・・。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2754082
限定版で売り切れてしまえばそれでおしまいなんだが、
マルチバイ特価(税込) ¥5,742!
という破格値だ。
でも、
このCD、ぼくは買わない。
というのは、すでに持っているCDがたくさんありすぎるからだ。
その大半はどれもけっこうなお値段で、清水から飛び降りるような思いで購入したものだ。
つまり、それだけすばらしい内容だってこと。
これはとんでもなくお買い得だと思う。
このセットのよいところは(人によっては欠点と判断するかもしれないが)モダン楽器による伝統的な(古い)スタイルによる演奏のものと、古楽器による最新の研究成果を取り入れたスタイルでの演奏によるものとが混在しているという点だ。
つまり、バロック音楽演奏の様々なアプローチがバランスよく配合されていて、非常に幅広く演奏スタイルを学ぶことができるというわけなんだ。
モダン楽器の演奏にはオーマンディー指揮のフィラデルフィア管弦楽団なんていう、普通ならまず選択肢には上らないであろう演奏もある。
しかし、名匠オーマンディ先生の指揮だから悪かろうはずはない。
今ではまず聴けないスタイルでの名演に違いない。
ぼくはこの演奏を聴くためだけにでもこのCDが欲しいと思うぐらいなんだけど、やっぱ、予算が・・・。
だから、だれかこのCDを買ったらぼくにも聴かせてほしいな・・・・。
生まれつきの才能はどうしようもない。また、置かれた環境もある程度しかコントロールできない。
しかし、後天的に、本人の努力で身につくものは、やはり身につけた方がいいと思う。
で、ぼくは、「音楽センス」というかちょっとだけかっこよさそうなことばで言うと「様式感」なるものは、かなり勉強で身につくんではないかと考えている。
もちろん、早道はあまりないが、とにかくせっせと音楽を聴き続けるという方法は有効だし、どうしてもしなくてはならないことだと思う。
バッハの音楽を聴いたことがない人にどれほど詳しく説明しても、バッハの音楽を感得してもらうことは、非常にむつかしい。
やはり、聴く時間を意識的にたくさん持つ必要があるだろう。
で、何を聴くかという点で言えば、経験上バロック時代、古典派時代の音楽をしっかり聴き込んだ人はいろいろな時代の音楽様式を感得する能力が研ぎ澄まされている確率が高い様に思う。
(さりとて、データがあるわけでもなくあくまでぼくの印象だが・・・)
んで、バロック音楽をとりあえず幅広く聴いてみようと思っている人にとってうってつけのCDがある。
バロック・マスターワークス(60CD+CD-ROM)
っていうセットだ。
下記のページで購入できる。
(といっても、このお店から広告料をもらってるわけでは全くないのだが・・・・。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2754082
限定版で売り切れてしまえばそれでおしまいなんだが、
マルチバイ特価(税込) ¥5,742!
という破格値だ。
でも、
このCD、ぼくは買わない。
というのは、すでに持っているCDがたくさんありすぎるからだ。
その大半はどれもけっこうなお値段で、清水から飛び降りるような思いで購入したものだ。
つまり、それだけすばらしい内容だってこと。
これはとんでもなくお買い得だと思う。
このセットのよいところは(人によっては欠点と判断するかもしれないが)モダン楽器による伝統的な(古い)スタイルによる演奏のものと、古楽器による最新の研究成果を取り入れたスタイルでの演奏によるものとが混在しているという点だ。
つまり、バロック音楽演奏の様々なアプローチがバランスよく配合されていて、非常に幅広く演奏スタイルを学ぶことができるというわけなんだ。
モダン楽器の演奏にはオーマンディー指揮のフィラデルフィア管弦楽団なんていう、普通ならまず選択肢には上らないであろう演奏もある。
しかし、名匠オーマンディ先生の指揮だから悪かろうはずはない。
今ではまず聴けないスタイルでの名演に違いない。
ぼくはこの演奏を聴くためだけにでもこのCDが欲しいと思うぐらいなんだけど、やっぱ、予算が・・・。
だから、だれかこのCDを買ったらぼくにも聴かせてほしいな・・・・。
私!買いますぅ!
さて、先日更新されていた『BAROQUE MASTERPIECES』実は購入しました!と言いましても、今日届いたばかりでまだモンテヴェルディしか聴いていませんが。
今までこういったバロックや古典を勉強することがとても少なかったので、楽しみながら勉強していこうと思っています。やはり、こういった古典やバロックの勉強は小太鼓や大太鼓、トライアングル、タンブリン、シンバルといったオケ中で使われる楽器を練習する際にも役立つのでしょうか?
話は全く変わりまして、リクエストと言いますか、今後もし機会がありましたら書いて頂きたい事柄があるのですが、アンサンブルの中で音を出す際に自分のパートを皆にフィットさせる能力というのは、どういった気付きをきっかけとして発達するのでしょうか?普段、人とのコミュニケーションや大勢の前で喋ることが上手い人は、音もそういう音がしているように感じます。
難しく考えすぎでしょうか…もし機会がありましたら宜しくお願い致します。長々とすみませんでした。
もちろん役に立ちますよ。
バロックや古典の音楽の演奏で最も大切なことの一つはリズムです。
たいていの曲や楽章には固有のリズムがあります。その多くは古典的舞踏から来ています。
それを耳から吸収して自分の中で咀嚼し、手を通して表現することが演奏ですから、これら古い時代の音楽をたくさん聴くことは非常に有益です。
それは間接的にせよテクニックにも多いに刺激を与えてくれます。
> 話は全く変わりまして、リクエストと言いますか、今後もし機会がありましたら書いて頂きたい事柄があるのですが、アンサンブルの中で音を出す際に自分のパートを皆にフィットさせる能力というのは、どういった気付きをきっかけとして発達するのでしょうか?普段、人とのコミュニケーションや大勢の前で喋ることが上手い人は、音もそういう音がしているように感じます。
> 難しく考えすぎでしょうか…
いやいや、これは誰にとっても大問題です。
ぼくも若い頃、
「君は自分のパートはちゃんと演奏しているが、全体のアンサンブルとは別のところで一人で演奏しているねえ・・・」といったようなことをよく言われました。
どう解決していいのか見当もつかず困惑していました。
また後日このことをテーマに少し書ければいいなと思います。
何かしらの曲を聴く時に、その曲のどういった側面をどのように聴くのか…。
非常に大切な事ですよね。とても納得できました!
話は脱線しまくりますが、いわゆる『How to』だけで音楽の聴き方や楽器の演奏法―例えば、この曲のタンブリンのパッセージは、こういう方法で奏する―を構築していくのは教える側も教えられる側も楽ですし、とても簡単だけど危ない面もあるのかも…なんて考えてしまいました。
このように唄いたいからこそ、このやり方で!!というスタンスで考えていかないと、出る音が軽く聴こえてしまうということに最近気付いてしまったのです…。
目下、感じ方の質を高めることを目標にしたいと思います!
このブログを拝見させて頂いてから、先生の演奏、そして普段のレッスンにとっっても興味が湧いてきております!
お忙しいとは思いますが、これからもどんどん更新していって下さい!!
話は違いますが、当たり前では有りますが器楽は歌詞が無いのですね・・。
声楽をしている私は曲に取り組む時、時代背景・舞台と成っている国の歴史・地理・気候・人物設定などを考慮しますが、何よりも歌詞に教えられる事が多く有ります。というか歌詞に助けられます。
呼吸・声色全てです。
器楽曲の場合、歌詞が無いのですねぇ・・
2ヶ月も学校が休みですとストレスが溜まります。
早く勉強がしたいです。