管理人やくもの怒涛とも言える多忙ぶりになかなかブログの更新すらままならず。。。
明日はその多忙振りに終止符を打つべく決戦の夜勤対応、そんな決戦の前に心落ち着けるために久々にブログを更新してみます(涙)もう少し更新ペースを上げたいなと思ってはいるのですが。。。
さてさて運命の7/5、北朝鮮からのミサイル発射については「テレビをつけたらミサイルが飛んでいた。何を言っているのかわからねーと思うが(以下AA略」が思い浮かんだのは公然の秘密です。「テポドン発射の警報に接し、聯合艦隊は・・・」と言ったところで、なかなかに日本を揺るがす事態になっております。そうなりますと常日頃の外交というのがモノをいう訳なのですね。
日本は北朝鮮のミサイル発射を契機として制裁決議案を安保理に提出、これに関してなんと15カ国中、アメリカを含めて七カ国が共同提案国として名を連ねた上に、議長声明などから13カ国が制裁決議案に賛成という状況になりました。賛成していない残りの2カ国は中国とロシアだけです。
小泉外交は失敗だの、アジアを軽視しているなどと特定の一部団体からは批判されていたりするのですが、「貴方の言うアジアとはどこのことかしら?」といわんばかりに何処吹く風という雰囲気で日米同盟を中心とした外交戦略を行ってきた小泉政権はついに常日頃取り組んできた外交成果をここで披露することが出来たんですね。外交成果としてキチンと結果を出しているではありませんか。
さて、制裁決議案に賛成していない国について、ロシアは棄権、欠席といったところではないでしょうか。ロシアの名の下に拒否権を行使してまで北朝鮮を擁護してくるとは到底思えませんし、既に北朝鮮を見限っているのでは?という発言も見られます。
そうなると孤立するのは中国なんですね。
六カ国協議において議長国を努めながら何の成果も得ることが出来なかっただけでなく、ミサイル発射まで許してしまったため、メンツ丸つぶれもいいところでしょうね。「強力なメッセージを込めた議長声明で北朝鮮のミサイル発射に対応すればよい」などと王光亜国連大使は仰っているようですが、結局それではミサイルを止められなかったではないかと。そこまでいうなら北朝鮮からどうやってミサイルと核を取り上げることが出来るのか、やってみせて頂きたいものです。そうなっていくと追い込まれていくのは中国のほうなんですね。そして中国はだんだんと制裁決議案をどういう形にしろ飲むという選択肢しか残されなくなるのですね。
日本は(・∀・)ニヤニヤしながら中国に制裁決議案賛成を促していけば良いと思います。
明日はその多忙振りに終止符を打つべく決戦の夜勤対応、そんな決戦の前に心落ち着けるために久々にブログを更新してみます(涙)もう少し更新ペースを上げたいなと思ってはいるのですが。。。
■北朝鮮ミサイル:制裁決議案を安保理に提案 日米英仏など・・・毎日新聞
【ニューヨーク坂東賢治】日米英仏などは7日、北朝鮮のミサイル発射を非難し、北朝鮮との間でのミサイル関連物資、技術、資金などの移転を禁止する制裁決議案を国連安全保障理事会に正式に提案した。日米などは当初8日の採決を求めたが、一部理事国が週末の採決を避けるよう要請したため、採決は10日以降に先延ばしされた。
拒否権を持つ中露は決議案採択に反対する姿勢を変えておらず、中国の王光亜国連大使は、このまま決議案が採決された場合「すべての選択肢がそ上にある」と拒否権行使の可能性に言及した。
正式提案後も決議案の修正は可能。日米は平和の脅威への対応について定めた国連憲章第7章に基づく制裁決議の骨格は維持する構えだが、一定の修正には応じる姿勢も示しており、採決まで合意形成を目指すぎりぎりの調整が続きそうだ。
決議案は5日に非公式に提示した草案を一部修正したもので、北朝鮮のミサイル発射を「国際的な平和と安全への脅威」と位置づけて強く非難し第7章に基づく制裁条項を盛り込んでいる。6日にまとめた修正案に沿って北朝鮮からのミサイルや関連技術導入の防止も義務付けるなど草案より厳しい内容だ。
決議案には安保理15カ国のうち、日米英仏をはじめデンマーク、ギリシャ、スロバキアの計7カ国が共同提案国として名を連ねた。
訪米中の伊藤信太郎外務政務官は7日、ロシアのチュルキン、中国の王光亜、議長国フランスのドラサブリエール各国連大使と会談し、決議案採択への理解を求めた。伊藤政務官によると、王大使はあくまで強い内容の議長声明採択を求める考えを示し、10日からの武大偉中国外務次官の訪朝日程などを考慮するよう求めた。また、チュルキン大使は「この問題で重要な役割を果たす中国を孤立させることは好ましくない」と述べ、第7章に基づく決議案は北朝鮮を刺激しすぎると反対理由を説明した。
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【ニューヨーク坂東賢治】日米などが7日、国連安保理に正式に提案した北朝鮮制裁決議案の要旨は次のとおり。★は草案から変更された主な条文
一、7月5日に軍事計画の一環として行われた複数回の弾道ミサイル発射によってミサイル発射凍結という約束が破られたことに深い懸念を表明する。
一、北朝鮮が航空、海事関係者に事前通告せず、民間航空機や船舶を危険にさらしたことに懸念を表明する。
一、北朝鮮が核兵器保有を宣言していることを考慮すれば、今回も将来においてもミサイル発射が国際的な平和と安全への脅威であると確信する。
一、国連憲章第7章(平和の脅威への対応)に基づいて以下のように行動する。
一、7月5日の北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する。
一、北朝鮮はただちに弾道ミサイルの開発、試験、配備、拡散を停止し、ミサイル発射の凍結を再確認しなければならない。
★一、加盟国は北朝鮮のミサイル、大量破壊兵器計画への供給を目的としたり、関連を持つ関係者へのミサイル関連品目、材料、物資、技術などの移転を防止する措置を取らなければならない。
★一、加盟国は北朝鮮からミサイル関連物資、技術の導入を防止する措置を取ると共に、北朝鮮のミサイル、大量破壊兵器計画への供給を目的としたり、関連を持つ関係者への資金移転を防がなければならない。
一、北朝鮮に対し、無条件にただちに6カ国協議に復帰し、05年9月の共同声明を履行し、プルトニウムの再処理やウラン濃縮を含めたあらゆる核開発計画の完全かつ検証可能、不可逆的な核開発放棄に向け、あらゆる核関連活動を停止するよう強く求める。
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さてさて運命の7/5、北朝鮮からのミサイル発射については「テレビをつけたらミサイルが飛んでいた。何を言っているのかわからねーと思うが(以下AA略」が思い浮かんだのは公然の秘密です。「テポドン発射の警報に接し、聯合艦隊は・・・」と言ったところで、なかなかに日本を揺るがす事態になっております。そうなりますと常日頃の外交というのがモノをいう訳なのですね。
日本は北朝鮮のミサイル発射を契機として制裁決議案を安保理に提出、これに関してなんと15カ国中、アメリカを含めて七カ国が共同提案国として名を連ねた上に、議長声明などから13カ国が制裁決議案に賛成という状況になりました。賛成していない残りの2カ国は中国とロシアだけです。
小泉外交は失敗だの、アジアを軽視しているなどと特定の一部団体からは批判されていたりするのですが、「貴方の言うアジアとはどこのことかしら?」といわんばかりに何処吹く風という雰囲気で日米同盟を中心とした外交戦略を行ってきた小泉政権はついに常日頃取り組んできた外交成果をここで披露することが出来たんですね。外交成果としてキチンと結果を出しているではありませんか。
さて、制裁決議案に賛成していない国について、ロシアは棄権、欠席といったところではないでしょうか。ロシアの名の下に拒否権を行使してまで北朝鮮を擁護してくるとは到底思えませんし、既に北朝鮮を見限っているのでは?という発言も見られます。
そうなると孤立するのは中国なんですね。
六カ国協議において議長国を努めながら何の成果も得ることが出来なかっただけでなく、ミサイル発射まで許してしまったため、メンツ丸つぶれもいいところでしょうね。「強力なメッセージを込めた議長声明で北朝鮮のミサイル発射に対応すればよい」などと王光亜国連大使は仰っているようですが、結局それではミサイルを止められなかったではないかと。そこまでいうなら北朝鮮からどうやってミサイルと核を取り上げることが出来るのか、やってみせて頂きたいものです。そうなっていくと追い込まれていくのは中国のほうなんですね。そして中国はだんだんと制裁決議案をどういう形にしろ飲むという選択肢しか残されなくなるのですね。
日本は(・∀・)ニヤニヤしながら中国に制裁決議案賛成を促していけば良いと思います。