のほほんブログ

今日も今日とて、変わり映えしない日々。
ボケ防止と備忘録にブログをやってます。

読んだ本「なれのはて」

2024年09月28日 | 


今年の1月に図書館予約して、やっと順番が回ってきました。


話の筋はミステリーで、ある一枚の絵の展覧会を催すために、
その絵の著作権の所有者を探すことになり、過去の事件に行きあたる。
秋田県の猪俣石油化学会社の社長が焼死体で発見され、一緒にいたはずの弟の勇は行方不明となっている。
絵の作者はイサム・イノマタはその弟と思われる。
作者が死んでいるのなら、それはいつなのか、著作権の相続人はいるのか、
それを知ることはその事件の真相をも明らかにすることになる。
取り調べは中途半端で検死結果は不可解だし、勇を自殺と処理して終わらせている。
猪俣家は複雑な関係で、疑惑も多かったが、一筋縄ではいかない圧力もあったと思われる。
現在の社長、猪俣輝はイサム・イノマタの絵を収集し、二度と表には出さない。

贈賄の疑惑もある中、事件の真相は・・・・

話は一本通ってはいるのだけど、あれやこれやいろんな事を詰め込み過ぎ。 
それいる?と思う事柄まで挟んでくるし、それを一つ一つ登場人物に説明させているし。

いろいろと調べて、書きたかったこともあるのでしょうが、

前半は面白くなりそう、、、と読み進んでいったのだが、

しかし、ディテールが多い上に、過去と現在が行ったり来たりで、
誰にも感情移入が出来ないまま、途中から疲れてきた。
なにが「なれのはて」なのかを知りたかったが、
とうとうこの辺りで挫折した。


著者の渾身の一冊だと思うが、
私に読む力がなかった。

ごめん💦

 

コメント
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