のほほんブログ

今日も今日とて、変わり映えしない日々。
ボケ防止と備忘録にブログをやってます。

読んだ本「高瀬庄左衛門御留書」

2023年09月22日 | 

私もこの空気感に浸りたくて図書館に予約して借りてきました。

文中に静かな空気が流れる。

内面に秘めた激情も、私欲を捨てて覚悟を決める、
貧しくも凛とした、
そんな庄左衛門の生き方。
相手の心情を推し量り、おのれの行動を律するという
かつての日本人の美しさがそこにある。

私利私欲にまみれた世の中に、
こういうお話は、心が洗われる。


胸に響いた言葉はいろいろあったが、

「選んだ以外の生き方があった、とは思わぬことだ」
「・・・だれかのせいなどというものは、ござりませぬ」
「人などと申すは、しょせん生きているだけで誰かのさまたげとなるもの。されど、ときには助けとなることもできましょう‥‥均して平らなら、それで上等」

それでいいんだ。

武家言葉と回りくどい掛け合いがちょっと疲れた。

 

 

 

コメント (2)
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