優勝は高陽東

三次の甲子園への夢は散った。

試合終了の挨拶をして暫くは帽子で顔を覆い涙していた選手たちも
閉会式後の行進の時には上を向いて清々しい顔をしていた。
バス１０台？で応援に駆けつけるなど、地元も大いに沸いた。
部員は３０名、地元近郊の子供たちばかりで
地元の方たちもここまで夢を見せてくれたことを嬉しく思ってることでしょう。

校長先生もお疲れ様でした。
彼らの頑張りで学校も地域も一つになった、よかったじゃないですか。
実際、甲子園に行くのっていろいろと大変ですからねぇ・・

準決勝

なんと、三次がやってくれました！
息詰まるシーソーゲームで３-３の９回表にマウンドに立ったのは永○君。
彼はカープの永○の弟らしい。
ひじを痛めて半年投げられなかった、その永○君の登場に歓声が沸く。
変な投げ方だったが、結構速い。
気迫の投球で見事、３人で抑えたが、延長戦になると不安は残る。
そして迎えた９回裏の三次の攻撃、
２アウト、ランナーなしで、打席に立ったキャッチャーの木○君。
大きなファールを打った時、もしやと期待したが
まさか本当に・・打球はセンター方向へ・・入った～！サヨナラホームラン！

４人のピッチャーで継投してきた三次と、たった一人で投げきった広島工業。
やはり、ピッチャー一人では厳しい・・。

スタンドの応援席、最前列で剣道着姿でハッスルしている金正日似のおじさんは
同校の校長だ。
転任したばかりの校長は去年まで息子の母校の校長だった。
叶いそうもない大風呂敷を広げては選手たちに発破をかけていたが、応援にもよく見えていた。
その時は駅伝だったが、今度は野球で燃えているようだ。

４回戦、シード校の安芸府中と１－０の試合を見てから
なんとなく応援していたが、ここまで来ると
ミラクル三次の俄かファンになってしまった。

今日、甲子園を懸けて高陽東に挑む。がんばれよ～