たいだい。のいつまで続くの?

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時代おくれ

2004年06月24日 | 妄想コラム
 最近なぜか河島英五の『時代おくれ』が頭ん中をリフレインしております。そして、聴けば聴くほど「ええ歌やなあ~」と一人でしみじみとしております。
 特に好きなフレーズがありまして

♪ 似合わぬことは無理をせず・・・

 ほんと、そうやなあぁ~と。たとえば通りを歩いていたとします。ある家の前。鉢植えには色とりどりの花が咲き誇っていて、まるでそこだけ花屋の店先を思わすようなあでやかさ。きっとガーデニングが好きなんだろう。で、次に思うのが「僕にはまね出来へんわあ」。別に誰に頼まれたわけでもなく、その家の住人は趣味として庭に花を植え、水をやり、愛でているのだ。そしてそんな手間ひまを、住人は何とも思わずに、むしろ生きがいとしているのだ。
 だから、そこで僕が「自分には出来ない」なんて思う必要は全くないんだけど、どうもこれは性分だな。自分にはとても出来ないような事柄を見ると、僕は「自分には・・・」と思うスイッチが入るみたいだ。
 100人いれば100通りの好みがある。
その全てをまねする必要はないし、羨むこともない。自分は自分が好きなことをすればいいのだ。そこで、河島英五の登場だ。
 
 ♪ 似合わぬことは無理をせず
 
 今の僕に出来るのは、こうして日々感じたことを綴っていくこと。世の中には文章を書くなんて苦痛で仕方がないという人がいるだろう。一生本を読まない人もいるだろう。そんな人を自分とは違うといって、距離を置いてはいけない。ほんと、色んな人がいるもんだ。僕はこれからも、似合わぬことは無理せずに(それを判断するのも自分だし)それでも、自分らしさだけは失わずに生きていきたい。

 一日二杯の 酒を飲み
 さかなは特に こだわらず
 マイクが来たなら 微笑んで
 十八番(おはこ)を一つ 歌うだけ
 妻には涙を 見せないで
 子供に愚痴を きかせずに
 男の嘆きは ほろ酔いで
 酒場の隅に置いて行く

   
 目立たぬように
 はしゃがぬように
 似合わぬことは無理をせず
 人の心を見つめつづける
 時代おくれの男になりたい


 不器用だけれど しらけずに
 純粋だけど 野暮じゃなく
 上手なお酒を 飲みながら
 一年一度 酔っぱらう
 昔の友には やさしくて
 変わらぬ友と 信じ込み
 あれこれ仕事も あるくせに
 自分のことは後にする

 ねたまぬように
 あせらぬように
 飾った世界に流されず
 好きな誰かを思いつづける
 時代おくれの男になりたい



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