四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

雇用の安定を

2009年07月08日 23時46分41秒 | Weblog
 ハローワークの女性職員さんが火をつけられると言うとんでもない事件が起こりました。先日のパチンコ店の放火殺人といいあまりにも恐ろしくて目を背けたくなります。被害者の皆さんの恐怖や苦痛、理不尽さに対する怒りなど察するにあまりあります。

 犯人を憎いと想うし、厳罰に処されるべきだとも思います。と、同時にこんな犯罪を二度と起こさせないためには、「安心して働ける場所」「生活できる賃金」「生き甲斐や希望のもてる職場」が絶対必要だと思うのですが・・。

 犯人を憎んでも、確かな対策を立てないと、こんな事件が次々と起こりそうな気がします。絶望して『自分は死んでもいい』からむちゃくちゃな事件を起こし、他の人を巻き添えにする。絶望の対局は、希望。希望の見える社会を作る事でしか犯罪を防げないのではないかと思うのです。

 JR福知山線事故で、社長一人だけが起訴されました。当時安全対策の責任者だったと言うから、当たり前のことだと思う。でも、それだけ?たくさんの命を奪い、人生を壊し夢や希望を打ち砕いた背景に、日勤教育や利益最優先の過密ダイヤなど経営責任が問われる実態があったことが明らかです。儲け最優先に走った態勢におとがめなしでは、許せない。

 昔、国鉄マン達は、輸送という仕事に誇りと生き甲斐を持ち、乗客の安全を守るために命をかけてきた。でも、民営化され、労働者がばらばらにされ、団結して職場環境を変える力がなくなってしまった。日勤教育がおかしいと思っても声さえ上げられない。これって異常。

 安心して働くことで社会発展に貢献できる世の中を作りたい。利潤追求が全ての世の中になってしまったから、非日常の事件が日常化してしまう。世の中を変えたい、人間が人間らしく大切にされる世の中を作りたいと思います。

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